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『九十歳。何がめでたい』ウィル・スミスの「バッドボーイズ」を抑えて興収トップ

おめでとう、
ではなく、
何がめでたい。

満席、ほぼ満席ではなく、
空席無し!
そして、
ドッカンドッカンうけていた。

愛子さんの苦言のシーン、
モノクロのシークエンスは、
水を打ったように静まり、
笑うシーンでは、
笑い声がいっぱいだった。

目の前の現実の生活の中には、
ドラえもんもいないし、
魔法のステッキも無い、
それならば、
おはよう、こんにちは、
おやすみなさい、
そんな言葉を作り続けて、
何かが変わる、
いや、
変わった気になって、
毎日を過ごすための、
魔法の道具にしていこう、
暦を作って、
生まれた日なんて、
二度と来るわけないのに、
誕生した日なんか設定して、
おめでとうという言葉にだまされよう、
誕生日おめでとう、
何がめでたい。

ウィル・スミスを抑えての1位、
おめでとうございます、
いや、
何がめでたい。

【蛇足】
宮川一夫のような、
山本さんの撮影、
少し伏せ気味の位置から、
俯瞰より低い位置からが多い。

いわゆる、【芝居を撮る】事に長けたカメラマン。

一点に集中させる視点、
観客のほとんどが同じ位置を観る、
照明、録音、美術、もちろん芝居も演出も編集も、
メイク、衣装も一体化。

劇中で、
猛進の猪、暴れ馬というセリフがあった。

終映後の退出はほとんどの人が牛歩だった。

嬉しくて最後尾で出た。

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