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No.473 小黒恵子投稿の紹介記事-39 (作詞者のことば)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
様々な新聞記事等をご紹介しています。今回は、月刊絵本ニュースに掲載された詩についての 小黒恵子氏の投稿記事 をご紹介します。
こどもとしぜん12か月のうた ~作曲者・作詞者のことば~
作詞者のことば 小黒恵子
自然は私たちの家の小さな庭にも、町の公園にも至るところにあるのです。
自然は決して遠くへ逃げて行ってしまったのではありません。
車に乗ってはるばると自然を追いかけて探しに出かけなくても、庭の木に草花に芝生の上に土の中にまで、自然は季節のいろんなお土産を持ってたずねて来てくれます。
このこどもとしぜんに一年間連載します歌は、どこの庭にもある身近な自然と子供の交流をテーマにしたものです。
小さな昆虫、鳥、植物、これ等は私たちの生活に密着している自然です。
子供はみんな虫が好きです。自分よりはるかに小さな生きものに対する親しみと愛情を感じて友達と思っています。
昆虫も鳥も動物も植物も、この地球に私たちといっしょに生きている仲間たちです。
私たちは、この仲間たちの気持ちになってみることも自然への楽しい交わりと思います。子供は自然の移りゆく小さな変化に、驚きと親しみを感じます。その驚きとなぜという疑問は自然への愛の心の始まりです。
虫や鳥の鳴き声に、風の音に、草や花に目を向け感じる豊かな情操の種子(たね)は、身近な庭にたくさんあるのです。
この身近にある自然の仲間たちと握手をしましょう。
この12か月の歌は、その季節の身近な自然を子供の心象(しんしょう)と言葉で短く、分かりやすく表現してみました。※ビクターからレコードが発売されています。(ビクター ER-139 ¥600)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、十分間インタビューの記事をご紹介します。(S)
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