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No.504 小黒恵子氏の紹介記事-70 (平和への祈り 歌に込め)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 様々な新聞記事等をご紹介しています。今回は、新聞に掲載された小黒恵子氏の紹介記事 をご紹介します。内容は、今までと同じ様な内容になります。

平和への祈り 歌に込め 「こどものうたコンサート’86」  
                                                              来月1日四合唱団が共演
 
 平和がどんなに大切なものか、音楽会を開けるのも平和だからこそーこんなことを、少しでも子供らに感じとってもらおう、というねらいをこめた「こどものうたコンサート‘86」が八月一日午後六時半から、東京・青山劇場の大ホールで開かれる。かつしかAKキンダーコール、少年少女合唱団みずうみなど四つの児童合唱団、約二百人が出演し、国際平和年への祈りをこめて、合同演奏では「鳩よ」を歌う。
 この「鳩よ」は、かつて東京の上野動物園にあった鳩魂塔によせ、小黒恵子が古賀園長の依頼で作詞したもので、光を乗せて空にはばたくハトの愛の輪を描いている。演奏会では小黒自身も舞台に登場、クラウン少女合唱団のコーラスにのせ「アンデルセンの旅」の詩を朗読する。
 「私たちの身の回りの動物たちには、人間の心が必ず通じるものですが、その姿を通し愛の心を知ることもできます。今回のプログラムに動物と人のかかわりあいを描いた歌がかなり含まれているのも、そのためです」と小黒。
 独唱者は小鳩くるみ、田中星児、大庭照子。田中は、小黒の作詞による「大きなリンゴの木の下で」などに節づけした自作を、ギターの弾き語りで披露する。
入場料は三〇〇〇円。電話は〇三-七九三-五九六三(大庭音楽事務所)

朝日新聞夕刊 昭和61年(1986年)7月23日 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、1986(昭和61)年の紹介記事をご紹介します。(S)

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