Photo by shiho_gkk No.552 小黒恵子氏の詩-19 (鳥になった 犬のはなし) 2 小黒恵子童謡記念館 2022年10月30日 16:00 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。 今回は、こどものうた(日本童謡協会編)に紹介された小黒恵子氏作の詩 をご紹介します。今回は、「こどものうた」第2集となる1978(昭和53)年のご紹介です。全部で84編あります。鳥になった 犬のはなし 小黒恵子子犬のブランは 白いムク犬なにより玉子が だいすきで毎日玉子をたべて 大きくなったブランはかわいがられて いたけれど空とぶ鳥が うらやましかった自由の翼に あこがれていたある朝ブランに 羽が生えてた思いもかけない 変身へんしんにたのしい冒険旅行 しようと思ったブランは小屋の屋根から はばたいて青空たかく ぐんぐんとんだ魔法の翼は すばらしかった毎日ブランは 空をとんでたあるとき玉子が 欲しくなり知らない大きな町に まいおりてみたブランは羽をじまんに ひろげてたおおぜい人が あつまってきてギョロ目の男が ちかずいてきたブランはサーカス一座の おりのなか旅から旅へ 月日はすぎてはるかなふるさと 夢にみてた1978年(昭和53年)4月1日発行 こどものうた‘78 日本童謡協会年刊童謡集 小黒恵子氏は、編集委員になっています。下記は「あとがき」です。 「こどものうた'78」がまとまりました。日本童謡協会編集の年刊童謡集第2集です。本協会の詩人会員の自由参加によるもので、今年度は、84名が参加、84編が収められています。 こどもたちに楽しい歌を、愛の心を育て、健康な精神を、のこころで編まれております。 本協会の作曲家会員はもとより、こどものうたに興味を持たれる作曲家の皆さまのご協力を得て、よい歌がたくさん生まれますようにと、祈っております。 昭和53年3月 日本童謡協会 「年刊童話集」編集委員 小黒恵子、薩摩忠、高田敏子、名取吾朗1978年(昭和53年)4月1日発行 こどものうた‘78 日本童謡協会年刊童謡集 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 次回も、「こどものうた」(日本童謡協会年刊童謡集)から、「詩」をご紹介します。(S) ダウンロード copy #詩 #犬 #紹介 #詩人 #鳥 #小黒恵子童謡記念館 #小黒恵子 #日本童謡協会 #年刊童話集 #編集委員 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート