Seeing is believing. 〜“見える”ことの重要さ〜
おはようございます!
OGSシニアコンサルタントの深石です。
過去にも何度かお伝えしているかもですが、
日頃の不摂生や不健康な生活を少しでも解消する目的で、
毎週末、8〜10kmのランニングをしています。
だいたい、日曜日の朝か昼に走ることが多いのですが、
「明日は朝から一日ずっと雨みたいだよ」
との情報を土曜の夜に次女から教えてもらった私は、
そこから急いで準備をして夜ランをしてきました。
そこで改めて感じたこととしては、
朝や昼の明るい時間帯に走るのとは違って、
すごくペース良く走れている感覚が持てるということ。
これは、周りの景色が暗いと、
自分に近い距離の情報しか視界に入らず、
目に入る視覚情報が制限されることによって
集中力もスピード感も高まるから、らしいです。
シドニー五輪金メダリストの高橋尚子選手も、
現役時代にサングラスをして走っていたのは、
「速く走れている感覚を持つとペースがつくれる」
「余計な情報が入らず走ることに集中できる」
という理由だったと当時の小出監督が言っていました。
やはり、それくらい【視覚情報】というのは、
人間にとってとても大きな影響を及ぼします。
実際に、メラビアンの法則(※)においても
55%が視覚情報によって決まると言われますし、
五感による知覚の割合では、視覚情報が83%とも言われます。
また、ハーバード大学で1979年から10年かけて行われた、
【目標を紙に書くことの有効性】についての実験も有名です。
84%の学生:目標をもっていない(A)
13%の学生:目標をもっているが、紙には書いていない(B)
3%の学生:目標をもち、それを紙に書いている(C)
そして10年後、A・B・Cそれぞれの学生の年収を調べたところ、
BはAの2倍、CはA・Bの10倍だった、という実験です。
これもやはり、
【視覚情報】が人間にいかに大きな影響を及ぼすのか、
ということを明らかにした有益な示唆となります。
そして今日のテーマ、“Seeing is believing”ー。
実際に皆さんの組織では、事業成長に向けて、
どのくらい【視覚化】【可視化】されているでしょうか?
事業成長に向けて強化すべきKSFはたくさんあります。
などなど、会社・組織として、部署・チームとして、
各要素をどれだけ可視化できているでしょうか?
「常日頃からしっかり伝えているから大丈夫」
「ルールやマニュアルは整備しているから問題ない」
と、経営陣やマネジメント層が思っていても、
それが現場メンバーの知覚として認識されていなければ、
それは単なる“空振り”に過ぎません。
私たちOGSがコンサルティングしている人事評価制度も、
組織が求める結果(=目標)を可視化する仕組みです。
その目標をスタート地点で設定することも重要ですが、
それ以上に重要なことは、
「ゴールまでの過程で、途中経過を可視化すること」
ここが非常に重要となります。
私たちが支援しているクライアント企業様においても、
週次でこの途中経過(進捗状況)を可視化し、
しっかりと上司⇔部下でそこに焦点を当てている企業様は、
着実に事業成長を実現されています。
逆に、目標や評価基準は設定しても、
その後の進捗管理をマネジメント側が徹底できていない場合は、
事業が伸び悩んでしまうケースがほとんどです。
なので、ぜひ皆さんの組織においても、
この人間の【視覚】という特性をうまくマネジメントに応用し、
言語化や数値化、可視化や見える化に挑戦してみてください。
梅雨明けしたはずなのに今週はずっと雨が続くようですが、
今週も一週間、共に限界突破でやり抜きましょう!!
<おまけ>
皆さまに少しでもお役に立てるようなノウハウを公開中!
一度、覗いてみてはいかがでしょうか?