新卒採用を「メンバー全員で取り組む会社」の話

こんにちは！
OGSシニアコンサルタントの深石です。

私は先日、久しぶりに登山をしてきました。

登った山は、葛城（かつらぎ）山という山で、
奈良県と大阪府の境目にあり、標高は約960mです。

葛城山は、山頂付近に宿泊できるロッジもあるため、
1泊2日での登山旅行を楽しんできました。

今回は、私が新卒入社した会社で仲が良かった6人と、
約4年ぶりの登山でしたが、
当時の昔話や、最近の活動など色んな話ができ、
やはり何年経っても、気心の知れた仲間との時間は、
本当に楽しく、そして有意義でした。

やはり、チームや組織の士気や雰囲気、
そして、そこから生まれる成果やパフォーマンスは、
それを構成する「ヒト」で本当に大きく変わり得るなと、
改めて思うことが多い今日この頃です。

そんなのは至極当たり前のことなのですが、、
実際に弊社XLabにおいても、
本当にこれを痛感することが多いです。

■新卒採用で変わった「メンバーの価値観」とは？

弊社は2019年から新卒の採用活動をスタートしました。

ただ、既存メンバーからは、

・なぜキャリア採用ではなく新卒採用なの？
・今必要なのは即戦力のキャリア採用でしょ？
・新卒メンバーの教育体制はどうするの？

などのいわゆる「反対意見」が当初から多くありました。

確かに、新卒メンバーは即戦力としては
なかなか難しい側面はありますし、
教育や育成にリソースや時間を充てる必要があるため、
採用～育成のハードルや難易度は決して低くはありません。

ただ、キャリア採用においても、これは同じ。
代表の藤ともよく話をしますが、
キャリア採用は新卒採用と同等かそれ以上に光と影があります。

そして、今現在は2023年卒の新卒採用をしていますが、
マネージャー陣からは、

「なぜ新卒採用するのか、今はすごくわかります。」

という声がとても多く聞こえるようになりました。

それは、各部署に配属された20卒や21卒メンバーが
著しく成長し、実際に活躍する姿を目の当たりにした、
マネージャー陣の価値観が変わりつつある証だと思います。

そして、これは昨年から実施していることですが、
新卒採用の各種イベントに、既存メンバーも巻き込み、
メンバー全員で採用活動をするようにシフトしました。

今年は昨年以上に全員を巻き込んでいく予定ですが、
私個人的にも、この【全員採用】は組織力を高める、
非常に効果的かつ本質的な施策だと思っています。

■「リクルート流」採用の8ヶ条とは？

そして、全員採用と言えば「リクルート」ですが、
リクルートの採用における8つのポイントはご存知でしょうか？

◆リクルート採用8ヵ条◆
　1.自分より優秀なヤツを採用しろ
　2.リクルートに入りたいヤツではなく
　　リクルートとして採りたいヤツを採れ
　3.熱くリクルートについて語れ
　4.本音の仕事観を語れ
　5.入社動機はドラマチックに語れ
　6.自分一人でなく周囲を巻き込め
　7.大胆に口説け
　8.採用は営業だ

私はリクルートのこの価値観が大好きですし、
個人的な思想や哲学ともドンピシャで合致します。

また、リクルートは全員採用も徹底しており、
毎年、採用活動の時期においては、
一般社員も役職者も全員駆り出され、
チーム全体で採用活動にコミットしています。

この【全員採用】を徹底すると、
より優秀な人財を採用できることが大きな価値ですが、
私個人としては、本質的価値は別にあると思っています。

それは何かと言うと、
既存メンバーが採用に関わることで生まれる価値です。

具体的には、
・会社の魅力を、自分の言葉で伝える伝道師となる
・自分の経験を振返ることで、自己成長を実感できる
・自身の入社動機や初心を思い出し、原点回帰できる
・学生達の素直さや真面目さと触れ合うことができる
・一緒に会社を創る当事者意識や帰属意識が高まる

などなど、自分自身が採用活動に関わるからこそ、
これらを改めて感じることができるわけです。

私たちベンチャー企業や中小企業は、
潤沢なリソースがあるわけではありません。

つまり、

「既存の人財やリソースを最適化し、
　いかにパフォーマンスを最大化できるかー。」

これに尽きるわけです。

ぜひ皆さんも、採用活動に既存メンバーを巻き込み、
組織力や事業推進力を高め続けてください！

また、弊社では経営者が、
毎日毎日、朝から晩まで求め続けている
「事業を成長させたい！従業員の満足度を上げたい！」
という、真摯な気持ちを支援したいと考えています。

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