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🏍【GPレポート】🏁\良い兆しを見せたヨーロッパラウンドの締めくくり/-2023 Rd.12🇸🇲サンマリノGP

🏁【Kabuto GPレースレポート】
<2023 MotoGP™ 第12戦🇸🇲サンマリノGP>

世界選手権が、この後約2ヶ月つづくアジア・ツアーへと舞台を移す前の、最後のヨーロッパラウンド。

舞台となったのは、熱狂的イタリアで最もモーターサイクルに親しまれている北東地域、アドリア海沿いあるカリスマ的なサーキット、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ。全長約4km、ストレートは短く、中低速コーナーが連続するアベレージスピードの低いテクニカルなコースだ。

https://www.misanocircuit.com/strutture/circuito/?lang=en
https://www.motogp.com/ja/calendar/2023/event/san-marino/917d914f-b287-44b9-8af9-c81b5d1571b5

1国1グランプリのルールから、世界最古の共和国名を冠した「サンマリノGP」は絶好の天候に恵まれ、グランドスタンドは約8万人の観客で埋め尽くされた。
またMotoE™クラスは、今回のサンマリノGPをもって2023年シーズンが終了。1年間戦い抜いた大久保光選手、ティト・ラバト選手に敬意を表するとともに、今後の活躍を願っている。


🏁《MotoGP™クラス》
\“僕らにとって非常に相性の悪いコース…”/

🏍41 アレイシ・エスパルガロ選手(ES🇪🇸)
予選 6位 🏆スプリント 8位🏆決勝 12位

Aleix Espargaro🇪🇸(Aprilia Racing🏍41)

バルセロナでの勝利から1週間後、我らがkabutoライダー、アレイシ・エスパルガロ選手はサンマリノGPで再びレザースーツに身を包んだ。

しかし、金曜のプラクティスで転倒を喫し、予選はQ1からのスタート。2番手タイムでQ2に進出し、レースでは6番グリッドからのスタートとなった。

スプリント、決勝レース、ともにペースを上げることができず、8位と12位でフィニッシュ。

モンメロ(バルセロナGP)の時とは比べものにならない週末で、MotoGPのレースがいかにシビアで激しいものであるかを物語っている。アレイシはいつものようにベストを尽くしたが、ミサノは彼とマシンにとってリズムに乗り切れるサーキットではなかったようだ。

🎤アレイシ選手🏍41のコメント

「先週のバルセロナと、今週末のここミサノでは雲泥の差だった。このコースとオーストリア(Rd.10レッドブルリンク)は、僕らにとって非常に相性の悪いコースだと思う。アルゼンチン、カタール、シルバーストーンのようなサーキットではもっと良くなっていくだろう。(次戦の)インドもそうかもしれない。
アプリリアはここのサーキットではあまり良くないが、自分もこのコースが得意ではないと認識している。実際、これまででアプリリアのマシンで完走したのは今回が初めてだと思う…。」

得意ではない、と言いつつもポイント圏内で完走し、着実に加算している。アレイシ選手の年間ランキングは現在5位。4位のブラッド・ビンダー選手を13ポイント差で追いかける。後半戦の追い上げに期待したい。


🏁《Moto3™クラス》
\アジアラウンドに向けて調子は上向き/

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🏍95 コリン・ファイヤー選手(NL🇳🇱)
予選 10位🏆決勝 5位

Collin Veijer🇳🇱(Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)

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🏍27 鳥羽海渡選手
(JP🇯🇵)
予選 3位🏆決勝 6位

Kaito Toba🇯🇵(SIC58 Squadra Corse🏍27)

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🏍66ジョエル・ケルソ選手(AU🇦🇺)
予選 11位🏆決勝 19位

Joel Kelso🇦🇺(CFMOTO Racing PruestelGP🏍66)

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Moto3™クラスのKabutoライダーにとって、サンマリノGPは良い週末となった。

金曜は3選手が好タイムを記録すると、土曜の予選では、鳥羽海渡選手が3番手タイムでフロントロー、コリン・ファイヤー選手が10位、ジョエル・ケルソ選手が11位と、調子の良さを伺わせた。

Kaito Toba🇯🇵(SIC58 Squadra Corse🏍27)

迎えた日曜の決勝レース、鳥羽選手はグリッド最前列のポジションを活かして好スタートを切り、1周目に2番手につけた。一方、バルセロナでの負傷欠場から復帰したコリン選手は、10番手から徐々にポジションを上げていく。9ラップ目、彼はすでに鳥羽選手の後ろにつけていた。

Collin Veijer🇳🇱(Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)

Kabutoライダー、コリン・ファイヤー選手が5位、鳥羽選手が6位を獲得したことで、Moto3ライダーたちのウイークエンドは良いものになった。

一方でジョエル選手は19位でフィニッシュ。今シーズンは決勝レースでのパフォーマンスが上がらず、苦しいレースが続いている。

Joel Kelso🇦🇺(CFMOTO Racing PruestelGP🏍66)

🎤コリン選手🏍95のコメント

「もっと早くペースをつかめていれば、もう少し速く走れたと思う。でもとにかく、このレースには満足しなければならない。(前回の)バルセロナは逃したが、今週末は単独でペースを取り戻して5位を獲得できた。次戦のインドは全く新しいサーキット。そこで何が起こるかわからないが、準備はできている。」

🎤鳥羽選手🏍27のコメント

「チームのホームレースとしてはエキサイティングな週末だった。フロントローからのスタートだっただけに、この週末を表彰台で終えたかったというのが正直なところだ。スタートはまずまずだったが、中盤に他の何人かがペースについていけず、彼らをオーバーテイクするのに時間をロスしてしまった。ポイントを獲得できたことは良かったし、6位という順位も悪くないね。」

🎤ジョエル選手🏍66のコメント

「ブレーキング、コーナリング、アクセルのフィーリングは良かったが、他のライダーについていくことができなかった。何が起こったのかはわからない。チームと力を合わせて分析していかなければならない。」


⚡︎《MotoE™クラス》

\シーズン終了、来季へ向けてバッテリーをチャージ/

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🏍78大久保光選手(JP🇯🇵)
⏱予選 15位
🏆レース1-9位/🏆レース2-12位
🏁2023年間ランキング🎖️13位

Hikari Okubo🇯🇵(Tech3 E-racing🏍78)

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🏍ティト・ラバト選手(ES🇪🇸)
⏱予選 13位
🏆 レース1-DNF/🏆レース2-8位
🏁2023年間ランキング🎖️14位

Tito Rabat🇪🇸(Prettl Pramac MotoE🏍53)

ヨーロッパラウンドの終了とともに、最終戦を迎えたMotoE™。大久保光選手は予選で15番手と苦しみながらも、レース1では9位。

Hikari Okubo🇯🇵(Tech3 E-racing🏍78)

ティト・ラバト選手はレース1で見事なスタートを決め、7番手につけながらスタートラップにスリップダウンでリタイア。しかし、レース2では8位とまずまずの結果で締めくくった。

Tito Rabat🇪🇸(Prettl Pramac MotoE🏍53)

このサンマリノGPをもって年間ランキングが決定。全20名中、大久保選手は13位、ルーキーイヤーのティト選手はランキング14位という結果だった。

MotoE™クラスは来シーズンに向けた“バッテリーのチャージ期間”へと入った。

大久保選手🏍78

「2023MotoEの年間ランキングは13位でした。チーム、スポンサー、そしてファンのみなさん、ありがとうございました。(エックスより)」

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(MotoGP™第13戦 インドGP 9/22-9/24)

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