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🏍【GPレポート】🏁\ポルティマオのジェットコースタートラックで繰り広げられた熱戦/-2024Rd.2🇵🇹ポルトガルGP

 カタールのナイトレースで幕を開けた世界選手権は、第2戦の舞台はポルトガルへ。大西洋に面したリゾート地、美しい景観で知られるアルガルヴェ地方で開催された。

舞台となったポルティマオのアルガルヴェ・サーキットは、地形の起伏に沿ってアップダウンを繰り返す高低差のあるレイアウトが特徴で『ハイスピード・ローラーコースター』とも呼ばれる。全長4.59km、右9/左6のコーナーがあるコースでパッシングポイントも多く、いつも激しくエキサイティングなレースが展開される。

https://autodromodoalgarve.com/

そして今回も例外ではなく、選手たちはポルティマオの風光明媚な景色を背景にハイスピードでサーキットを駆け抜け、週末には174,000人以上の観客を魅了した。


🏁《MotoGP™クラス》

\思うような展開ではないものの、着実にポイントをゲット/

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

アレイシ・エスパルガロ選手(スペイン🇪🇸/Aprilia Racing 🏍41)
🕐予選13位🏆スプリント 8位🏆決勝 8位

 MotoGPカテゴリのアレイシ・エスパルガロ選手は予選でのタイムが伸びず、13番グリッドからのスタートとなった。

 5列目からのスタートとなったが、スプリントではオープニングラップでポジションを上げて、以降も着実に周回を重ね8位でフィニッシュ。

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

 迎えた翌日の決勝レース。スタート直後、他車との接触というアクシデントにより後方へ下がってしまうものの、少しずつ順位を挽回。ライバルたちのアンラッキーもあって8位でチェッカーを受け、ポイントを重ねた。

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

🎤アレイシ選手🏍41のコメント

「レースウィークを通じて競争力がなかったし、速くはなかった。特に今日(日曜のロングレース)はスタートがあまり良くなくて、その上、スタートラップで接触してしまって20番手付近からの追い上げとなってしまった。でもペースは悪くなかったし、ポジションも挽回できた。」

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

「ベッツェッキ(マルコ・ベッツェッキ選手/Pertamina Enduro VR46 Racing Team🏍72)とファビオ(ファビオ・クアルタラロ選手/Monster Energy Yamaha MotoGP Team🏍20)のグループに追いつき、最終的には8位になった。ポイントをいくつか獲得した。ファクトリーKTM勢と5〜6位で戦えるだけのペースはあったと思う。」

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

この週末は思うように仕上がらず、自分らしいライディングができなかったと語ったアレイシ選手だが、長いシーズンを戦う上で大切なチャンピオンシップポイントを重ねる、ということは着実に実現させている。



🏁《Moto2™クラス》

\安定したレース運びでポテンシャルの高さを見せる/

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52

ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン
🇪🇸 /Correos Prepago Yamaha VR46 Team🏍52)
🕐予選10位 🏆決勝 11位

 Moto2ライダーのジェレミー・アルコバ選手は、このレースウィークを通して安定したパフォーマンスを見せてくれた。
予選ではQ2へダイレクトに進出すると、トップから約0.6秒遅れの10番手タイムを記録。決勝レースではスタートで1つ順位を落とすも、徐々にペースを上げてレース中盤には7位争いを展開。

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52

しかしライバルたちとポジション争いをするうち次第に順位を落としてしまい、結果的にチェッカーは11位で受けることとなった。このリザルトがジェレミー選手がレースで見せたポテンシャルを反映するものではなかったためか、納得のいかない表情でコメントを残した。

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52

🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント

「レースペースが良くて一時は7位までポジションを上げることができた。けれど他の選手とバトルをしてしまって、結果的に11位フィニッシュとなってしまった。でも僕らの発揮したパフォーマンスには満足しているし、悔しいぶん次のオースティンへ向けて士気を高めることができたよ。」

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52



🏁《Moto3™クラス》

\ラストラップまでトップグループでレースを展開/

🇳🇱Collin Veijer🏍95

コリン・ファイヤー選手
(オランダ
🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)
🕐予選6位 🏆決勝 5位

 開幕戦のカタールでトップグループ争いを演じたコリン・ファイヤー選手が難コースであるポルトガルでも実力を示した。
 プラクティスではセッティングが詰め切れず「思うようなタイムを記録できなかった」と振り返った。しかし予選ではしっかりとタイムを縮め6番グリッドを獲得。

🇳🇱Collin Veijer🏍95

決勝レースでは、スタートでやや埋もれたもののアグレッシブな走りでトップグループに加わった。レース中盤には4位争いを繰り広げたが、惜しくもこのポジションをキープすることはできず5位でチェッカーを受けた。

🇳🇱Collin Veijer🏍95
🇳🇱Collin Veijer🏍95

🎤コリン・ファイヤー選手🏍95のコメント

「いいレースができたと思う。特に第1セクションは速く走れていた。ただセクター3、4ではちょっと苦戦した。僕にとってはまだ不慣れで難しいコースだったけど、今回はいい仕事ができたし、チームとともにいい判断ができた。今回のレースで得た情報を次のアメリカGPに持ち込んで、もっといいレースができるかを見られると思う。」

🇳🇱Collin Veijer🏍95

3週間の休暇をはさみ、選手権はアメリカ・テキサス州へと向かう。熱狂的な観客たちがサーキット・オブ・ジ・アメリカにやってくるのを待っている。

(MotoGP™ 第3戦 アメリカズGP 4/12-4/14)



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