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冒険クロストークvol.8 角幡唯介・栗秋正寿・荻田泰永

10月24日は、冒険クロストークvol.8「極地への引力」

ノンフィクション作家で探検家の角幡唯介、登山家の栗秋正寿さん、そして私が進行役として三者での鼎談となります。

オンライン視聴は後日の後追い視聴が可能です。当日の都合が悪くてもご覧いただけます。

角幡唯介は、言わずもがなの現代ノンフィクション作家のトップランナー。自らの探検行を作品にまとめる手法で、日本のノンフィクション賞をあらかた受賞しまくっています。

現在彼が取り組んでいるのが、グリーンランドでの犬ぞりによる狩猟主体の漂泊行。

これまでの探検冒険が時間と空間の制約を受けていたものを、時空の制約からの脱却を図った行為が狩猟による犬ぞり漂泊行であると、私は解釈しています。

ヨハン・ホイジンガは「ホモ・ルーデンス」の中で、遊びとは時間的場所的限定性を持つものだと説いています。彼はその限定性の解放を図っているのだと私は思いますが、探検行為が「遊び」の領域を去っていくことに対するほのかな危惧もあるので、その辺りも話を聞いてみたいと思っています。

栗秋正寿さんは、まさにレジェンド。高校時代から始めた登山を通し、やがてアラスカをリヤカーを引いて旅した後にマッキンリー(デナリ)を登ったことを皮切りに、アラスカの三大峰「デナリ」「フォレイカー」「ハンター」の冬季単独登頂というとんでもない挑戦を始めます。

アラスカの山は、北極圏に接していることもあり、真冬の気候は「極寒」「豪雪」「超強風」という人間が本来は立ち入ることなどできない環境。

未だかつて、誰もこの三山を冬季に上ることなど成し遂げていなかった中、デナリとフォレイカーの冬季単独登頂を達成。2ヶ月間ずっと雪洞にこもり、天候の一瞬のチャンスを狙っていながら全く登れず下山する年もある様な、そんな超人的な登攀を続けてきました。

しかし、2016年に人生初の遭難の危機に瀕し、救助要請したことから自身の登攀能力の衰えを感じ、厳しい山岳登攀からの引退を発表。

極地でそれぞれの活動を行う三者による、他では聞けない組み合わせの冒険クロストークです。

正直、すごい話になります。オンライン視聴は後日の視聴も可能です。ぜひご参加を。

日 時:2021年10月24日(日)17:00〜20:00
場 所:冒険研究所書店 神奈川県大和市福田5521−7 2階
    最寄駅「小田急江ノ島線 桜ヶ丘駅 東口徒歩30秒」
参加費:3000円(学生は2000円)
定 員:会場10名(売切れ) オンライン視聴無制限
★オンライン配信は、後日の録画視聴ができますので、当日の都合が悪い方でもご心配なく。

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