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パンと味噌汁・・・①

 先日、味噌汁にパンを突っ込んだ土井善晴先生が、フォロワーを説教したら周囲がほっこりしたという、ちょっとなに言ってるか分からない事件がありまして、さっそくJ-CASTニュースが記事にしていました。

土井先生が「味噌汁にパンを浸した写真」を投稿したところ、あるフォロワーが「ちょっと苦手かも」と軽くリプライ。すると土井先生が突如としてキレる、キレまくるという、実にTwitterらしいほっこりエピソードです

 実は私たち、この話題から「多様性」と「表現の自由」の2つを同時に学べます、お得ですね。

多様性は過ごしやすい世界か

 最近「多様性のある社会をめざそう」という言葉をよく耳にします。それは互いの違いを認め合う、素敵な日々……を想像しがちですが、実際はそんな生ぬるい世界ではありません。

 どんなに頑張っても理解できない、生理的に受け付けない、無理無理、というモノに遭遇しても、耐える、認める、存在を我慢する、これが多様性。世の中が多様なモノに溢れるほど、我慢しなきゃいけないものが増えていく、それこそが「多様性のある社会」。
 味噌汁パンが苦手でも否定しちゃダメ。多様性のある社会を作るには、綺麗事ではない、それなりの覚悟と我慢が必要なのです。

そうは言っても…

 ですが、苦手なものはやっぱり苦手。多様性のある世界では、味噌汁パンに「苦手かも」という感想を述べるのもNGなのでしょうか?

 まず、味噌汁にパンを突っ込んだ写真を投稿する。これは自由ですよね、表現の自由。そしてその写真に「苦手かも」と感想を述べるのも…やっぱり自由、表現の自由。だからどっちも許容されるべきです。

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 土井先生は、先に「味噌汁」で表現の自由を行使しているので、相手に対しても同じように認めなきゃ、フェアとは言えません。

もし、フォロワーさんのコメントが「そんな不快な写真は削除してください」なら、それは全然ダメ。だって土井先生の「表現の自由」を奪うことになりますから。でも「苦手かも」はOKでしょう。「削除しろ」と「苦手かも」は、まったく別モノです。

ここで文字数が!

 実はこのページの記事、ヤフーニュースのコメンテーター欄に投稿した内容だったんですが、コメンテーター欄には「400文字まで」という制限があり……これ以上書けませんでした。ここからが大事なのに!

なので……続きを書きました。

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