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10年前韓国語初心者だった自分に本気で教えたい、初級を越えるために今日からできるオススメの韓国語勉強法とマインドの話。

初級を抜け出したい。でも一人で勉強するのは大変。今日はその悩みついて、僕の経験があったからこそ伝えられるマインドと勉強法をお伝えできればと思います。


はい、皆さん。お元気でしょうか。
8月になって、どんどん暑くなってきました。
体調管理だけは注意してくださいね!!

さて、今日は、韓国語を学んでちょうど10年になったこともあり、韓国語をこれから勉強し始める方、もしくは始めたばかりの方へ向けたマインドセット、そして役に立った勉強法について語っていこうかなと思います。

まずは私が何者なのか簡単な自己紹介をしますと、、

名前は扇仁志(おおぎひとし)。1992年に長崎県で生まれ、慶應義塾大学環境情報学部に進学。2012年(大学2年生)に授業で韓国語を始め、その後1年の私費留学を経て、2016年から韓国で芸能活動を開始。韓国で有名だったテレビ番組「アブノーマル会談」にて日本代表として活動。韓国で6年活動した後、現在は日本で韓国語をマスターしたドット絵作家として活動。

です。ちょうど20代の10年を韓国語に集中してきました。大学の授業、語学留学と通して第二言語としてしっかり勉強した経験を今日はしっかり伝えていけたらなと思います。

詳しくは自己紹介のnoteがありますので、下のリンクから読んでいただけると嬉しいです。

▶︎ https://note.com/ogiogih55/n/n05e30d339a0a


ーこのnoteを書こうと思ったきっかけ

では、ここから本題に移っていきたいと思います。

まずはなぜこのnoteを書こうと思ったかというところなのですが、
最近、韓国での生活や韓国語の勉強法についてのトークショーに2周連続で出演させていただいたことがきっかけです。

一つはチェッコリさんのトークイベント。
もう一つはカフェトークさんのトークライブイベントです。

どちらもオンラインでしたので、zoomでお話したのですが、その時実感したことがあります。

日本で韓国語を勉強している人がこんなにも多くいらっしゃるのか!!!

僕はずっと韓国にいたので、ニュースとしては耳にしていたものの、それを実感できる経験がありませんでした。

しかし、二つのトークイベントを通して僕を知らない方も聞いてくださったり、僕が日本人として経験してきたこと、どうやって勉強してきたかが役に立つものだという実感がありました。

なので、自分の中でしっかり整理して、これを発信しようと思ったわけです。

そして、今回のテーマが第一歩で躓かないための秘訣ということなので、この記事はこんな方にぜひ読んでほしいです。

韓国語を始めたいけど、どんな言語がちょっと知りたいという方。
韓国語を始めたけど、何かよくわからないまま勉強している方。
目標をなかなか立てられなくて、モチベーションがあまり上がらない方。
ずっと初級で中級になかなか上がれない方。

では早速、簡単な流れを説明します。

まずは、自分が知りたかった韓国語の壁についてです。
壁というのは、勉強していく中でここで躓くというポイントのことで、いろんなポイントがある中で、まずこれを知っておきたかったという三つの壁について語っています。当たり前のことを言っているかもしれませんが、重要なことなので、まずはこのポイントについて説明します。ここまでは無料です。

そして次に、初級の段階でとくに重要になってくる環境の話について話しています。ここからが有料です。僕の実際の経験談からの話をしています。

そして、最後に特典を三つ用意しています。一つは単語と発音の練習法です。初級の方だけでなく中級の方でも活かせる勉強法を紹介しています!

そして二つ目の特典がモチベーション維持の秘訣についてです。その前にもモチベーションの話はしていますが、僕なりのモチベーション維持で意識してきたことを話しています。

語学は本当にマインドが重要だと思うので、今ちょっと諦めモードな方にも、ぜひ最後まで読んで僕の経験からいいところだけ盗んでほしいと思います。

この記事を読んで、韓国語マスターへの第一歩を歩んでいただけたら嬉しいです。

では、始めていきましょう!!

ー韓国語を勉強するあなたを待ち受ける三つの壁

さっそくそんな話をして大丈夫か?と思われるかもしれません。

でも、大丈夫です。なぜなら

先が見えたら準備できる。

からです。

一寸先は闇という諺がありますが、語学の勉強に置き換えると、どういった言語かわからない、は恐怖でしかありません。やっぱり、韓国語についてあまり知らないまま、なんとなく始めたはいいものの、思っていたものと違って、諦めてしまうというケースがこれに当たります。

僕の場合、大学の授業でしたから、言語の難易度だったり、思った以上に課題が多いとかの事前情報はやっぱり重要でした。単位がかかっていたので(笑)

でも、これから進む道がちょっとでもわかっていて、やってくる問題がわかれば対処は思ったより簡単だったりします。

なので、まずは僕が知りたかった三つの壁の話をしたいと思います。

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と、その前に、僕の体験談から話そうと思います。

僕が大学生の時に韓国語を始めたのが2012年だったのですが、当時は韓国語学習というとまだまだマイナーで、韓国語という言語がもつ特徴だったり、日本人にとってどこが難しいのかというポイントを聞く機会が今よりも圧倒的になかったように思います。(授業だったので、気づいたら教科書が勝手に進んでいっていました。)

なので、途中から自分が予想もしていなかったポイントが難しかったり、自分には合わないと思ってしまい、授業についていけなくなる学生もいっぱいみてきました。

僕は当時韓国人の彼女がいて、難しいと思っても、燃えたぎるモチベーションでカバーしていましたが、知っていたらもっと上手く対処できていたのではないかと思っています。

実は受験勉強の時も同じで、先にこういうところが難しくなるから覚悟しておいてと言われた方が僕はむしろ心が楽になった記憶があります。やっぱり先が見えないまま走れと言われたら、怖いものです。

なので、今日この記事を読むことで、少しでも先のことを知り、韓国語の勉強に活かしていただけたら嬉しいです。

はい、というわけで、お待たせしました!
三つの壁が何か、これから見ていきましょう!

第一の壁:文字はすぐ読めるようになるが、その次に〇〇の壁があることを知ってほしい。

いや、ちょっと待てよ!と。

文字が一番の壁じゃないのか!!!!

確かにそうです。韓国語の文字って最初は絵とか記号に見えますよね。

しかし!!!

文字はなんとかなります。

というかなんとかしないと始まらないので、ここではその次に訪れる壁について語りたいと思います。

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よく書店に行くと1日でハングルが読めるようになるという文字を見たことがあるのではないでしょうか。

それは正しいのですが、僕はその先が重要だと思っています。

それは、、、

韓国語は読める(発音できる)が、意味がわからない!!!

ということです。

いや〜これはもう大変です。

何が大変かというと、わかるようでわからないんです(笑)

僕は勉強し始めて一ヶ月ぐらいしてから気づきました。

ちょうど文字を覚えたぐらいでした。その時ふと、こう思ったんです。

あれ、発音できるんだけど、意味が全然わからない、、、

新鮮な感覚でした。

これは韓国語の特徴が理由なのですが、

韓国語は、みんなが発音できるように文字が’作られた’言語なんです。

発音できるようにというところがポイントで、だれでも見れば発音できるようになっています。

すごくシステマチックな言語です。

なので、文字の勉強をすると必然的にすぐ文字通りの発音はできるようになります。

なのでこういうことが頻発しました。

読解の試験で、すらすら文字は読めるんだけど、トータルとして意味が1ミリもわからない。

単語を勉強しなさい!と言われてしまったらそうなのですが、発音ができたら意味もわかりそうじゃありませんか?

だって英語だとそうだったじゃん!!と思ったわけです。

【today】
という単語が発音できたら、【今日】という意味もセットで思い出せたじゃないですか!!

でも、韓国語はそうじゃありません。

英語はそもそも読めないと諦めがつくんですけど、韓国語の場合、発音は完璧にわかるんですよ!!?でも意味は知らないと全くわからない。。。。

なんで読めるけど読めないんだ!!!!!

試験中、心の中で何度も叫んだものです(笑)

このもどかしさとの戦いに絶対に備えたほうがいいです。

そして、これはおそらくあなただけではないはずです。

なので、これは先にそういうものだと認識して始めていたらよかったなと思ったので、第一の壁に設定しました。

でも安心してください。その壁を越えて、韓国語がなんとなくわかってくると、だんだん予想もできるようになって、むしろこのもどかしさが楽しく癖になると思います!(ならなかったらすみません。)

では、次の壁について見ていきましょう。

第二の壁:おいおい、なんだこの〇〇は!?日本人だから余計に難しい〇〇の壁

はい、第二の壁はズバリ!発音です!

第一の壁で、発音は完璧にできると言いましたが、正確には嘘です。

やはり、発音が壁になるのですが、日本人だから特に知っておきたい発音についての話がありますので、それについて語っていきたいと思います。

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これは、韓国で日本語講師をしていた経験からもわかったことなのですが、日本人にとって韓国語の発音はかなり難しいものがあります。

それは発音できる数が日本語がかなり少ないからです。

普段はあまり気づかないですが、日本語は発音という意味ではかなり不利な言語だと思います。

そして韓国語を勉強するあなたに知っておいてほしいことは、日本語にない発音が出てくるということです。

いやいや、新しい言語なんだから、そりゃ日本語にはない発音がでてくるでしょうよ!!

と、僕は思っていませんでした(恥ずかしい、、、)

急に、当たり前のように、日本語にはない発音があることを知らされたのです。。。

ただ、その時の先生がものすごくわかりやすく解説してくださったおかげで、すごく楽しく発音について学ぶことができたのですが、そうじゃないケースの方が多い気がしたので、第二の壁として語りたいと思います。

例えば英語だったり他の外国語だと、似たような発音があったりして発音できるらしいのですが、日本人の場合はどうしてもできない発音があるとよく言われます。

特に難しいと言われるものがパッチムと呼ばれるもの。

パッチムとは、文字を構成するときに下につく文字のことを言います。
受け取るや支えるなどが語源になっていると思うとわかりやすいかなと思います。

で、これが特に日本人には難しいと思うんです。

なぜ難しいかというと、、、

日本語は基本的に母音で終わる言語

だからです。

なんのこと?となると思うのですが、

ローマ字に直すとよくわかります。母音というのは、日本語の【あいうえお】のことです。

下の文章を日本語で話したときに、ローマ字表記ではこのようになると思います。

今日は韓国語の勉強をします。
kyo wa kannkokugo no bennkyou wo shimasu.

途中に出てくる「ん」以外はすべて母音(あいうえお)で終わっていることがわかります。


文字表記でいうと、子音と母音が一つになって日本語ができているならば、韓国語は子音+母音+子音からなっている文字が出てきます。


そう、この子音のサンドイッチがパッチムの特徴で、下の部分の子音をパッチムと読んでいます。そう、ということは子音で終わるんです。

例えば、「今日」という単語一つをとっても、韓国語では「오늘(oneul)」という発音になり、Lの発音で終わっています。

これってかなり新鮮で個人的に僕は楽しかったのですが、これがなかなかできるようにならなくて苦戦します。

英語でも発音で躓くってありますが、いや、でもそんな比じゃありません。

これは絶対に知っておいたほうがいいと思います。

そして、今、このパッチムで躓いている方!大丈夫です!あなただけ躓いているのではありません。日本人ならみんな躓いているはずです。(2回目)

ちなみにこれは永遠のテーマというか、当然日本語にはないので韓国語を勉強する限り、永遠についてくるテーマです。

日本語にはない発音が存在していて、それが第二の壁になる。

では、最後の第三の壁をみていきたいと思います。

第3の壁:シンプルに〇〇という壁

では、最後。三つ目の壁についてです。

これはシンプルに’初級’という壁です。

な〜んだ!そんなことか!

とちょっと安心した方もいらっしゃるかもしれませんが、これ、本当に大事なことだと思っているので、しっかり語っていきたいと思います。

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初級とは、その名のとおり、よく言われる初級、中級、上級レベルの初級です。この初級レベルから中級レベルの間にものすごく大きな壁が存在します。

そして、多くの方がこの初級の壁を突破できずにいると私は思っているので、第三の壁に設定しました。

実はこれは語学だけではなく、すべての分野でもそうですよね。

何事もピラミッド式になっていて、上級になるほど、人の数は少なくなるものです。

そして、韓国語の場合、書店に行っても、やっぱり初級の本が一番多いと思います。

初級の壁を越えられない人が多いからこそ、初級の本が一番需要があるんです。

かくゆう私も、初級の方へ向けた記事を書いているわけですし、、、

もう少し言葉を追加すると、初級の壁とは、

始めたはいいが、文字や発音が難しいと感じたり、なかなか分かるようにならなくて楽しくなくなる壁。

とも言えるかもしれません。

周りを見渡すとどうでしょう。ちょっと諦めモードで勉強している、もしくは無意識にそう思ってしまっている方をみかけたり、もしくは、あなたがそうなってはいないでしょうか。

すごく現実的なことを突きつけるようですが、でも僕は、あなたに、どうしても、この壁を乗り越えてほしいと思っています。

せっかく韓国語に興味を持って、勉強しよう、もしくは勉強しているんですから、この壁を乗り越えた先の楽しさ、やっていて良かったという感覚をぜひ味わってほしいです!!

初級の壁はこう言い換えることもできるかもしれません。

最初の歯車を動かす力が一番大変。

中級以上になると歯車はある程度勝手に動いてくれます。感覚がつかめてくるからですね。でも、初級は違います。この歯車が動いたかと思ったらすぐ止まってしまう。

なので、あらためて初級の壁が存在していることをしっかり意識してほしいです。このことを意識して勉強できると、最初の歯車が動き出すまで諦めずに勉強できると思います。

というわけで、ここからは、ではどうやっていけばこの初級の壁を越えていけるのかについて語っていきたいと思います!


ー環境の力は大切だけど、その中でも特に大切な二つの〇〇!

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