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私が好きなこと。

2年前より、年に一度、某大学で音楽ビジネス的の講師っぽいことをさせていただいております。

今年もまたその日がやってきます。

今回で3度目。

学生たちにとっては当店のようなちっぽけなライブハウスの店主が語る話でも興味津々。

そもそも多くの若者たちにとって、ライブハウスのイメージはこんな具合です。

「友達のライブを聴きに行ったことがある」

「プロを目指す若者たちが出るところ」

「バンドやってるけど、どっかライブやれる場所ないかなあ」

だいたいこんな具合で、そのまま社会に出て大人になってもライブハウスのイメージはそのまま。

実は私も若い頃はデモテープ作ってライブハウスに持っていって出てましたので似たような感じだったと思います。

そもそもこんな私に講師の話が来るくらいですから、ライブハウスはそういう場所だけではない。

いろんなスタイルがあって、演奏しているミュージシャンたちも若者だけではなくて、いろんな方々がいる。

そんな話をわかりやすく解説、あとは当店ルースター独自のやり方や考え方などをめちゃ感動的に(笑)伝えています。

特にコロナ渦においてはものすごい苦境に立たされたことや、貸切をするアマチュアの方々のほとんどがキャンセルとなり、残ったのはプロミュージシャンだけだったことなども今回、お話しすることになるでしょう。

概ねこういう内容なのですが、学生たちは初めて耳にするライブハウス業界のあれこれに目から鱗が落ちまくり。

提出されるレポートには「感動しそうになりました」、「鳥肌が立ちそうになりました」などといった言葉を含む長文。

うーん、学生っていいなあ。

こちらとして気をつけるのは「これくらいは知っているでしょう」と思っていても「???」になってしまう学生もいること。

特に普通に使ってる専門用語なんかは注意です。

でもこれ、私、いっぱい体験済み。

何しろ、ルースターでは「コーヒーを淹れたことありません」、「料理したことありません」なんていう学生たちを雇っていましたので(笑)。

とほほ。

でも彼らは真剣ですよ。

だんだん育っていくのを毎回見てきましたから。

そんな真面目な彼らや学生さんたちを見ているとつくづく思います。

「あー、私の学生時代はテキトーにやりすぎてたなあ」って。

でもですね。

そんなテキトーだった私ですが、今はこう感じています。

「大勢の人前で喋るの好きだなあー」。

さて、そろそろ時間だ。

今日は大勢の人前で喋る達人の方のライブなのです。

私はベースを担当します。

今日はライブ中に私が喋る出番は一切ないでしょう(笑)。


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