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アイデアの収束=構造化


【序文】


全然アイデアが思いつかないなぁ…
正直もう色々やっていきづまっちゃったよ…
よし、ブレストしよう!


こんな感じでアイデアの発散は、多くのビジネスマンが既に取り組んでいることかと思います。


6W2H
ブレインストーミング
マンダラチャート

…などなど


有名なものからマイナーなものまでたくさんありますね。

でもよくあるのが、「で、どうしますか?」で詰まり、無駄に終わるということ。アイデアの種が並んだだけだとなんにも起こりません。ブレストとか意味ないじゃん!そうしてまた言葉を交わすだけの悶々とした会議に戻っていく…


この原因と対処法について今回は話していきたいと思います!



【本文】

まず、原因について話します。
原因は、発散するだけして終わっていることです。料理でいうと、野菜やお肉を下処理して終わった感じ。下処理が終わったら、ちゃんと調理しましょう。
ちなみに、これをアイデアの発散に対し収束といいます。


収束するために重要なこと(必要十分といってもいいんじゃないだろうか)が構造化です。


そして、構造化とは、物事を整理することです。
色々難しく説明されますが、つまるところ体系的にまとめているだけです。
構造化するためには色々なフレームワークがあります。ただ、どのフレームワークもある目的・状況に合わせて物事を整理するための具体的手法でしかありません。汎用性は低いです。例えば、ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリのレシピのようなものです。
これに対し構造化は、基礎的なことです。例えるなら、パスタの乳化です。


ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ


乳化といえばペペロンチーノ




説明は以上なのですが、ハイどうぞで出来ないと思うのでいくつかシンプルなフレームワークを紹介します。


四象限

2つの要素を選び、グラフにしましょう。「〇〇×△△」を可視化する作業です。
要素はそのときに見たい観点を選びましょう。例えば、「業界×顧客単価」なら、「a=業界・b=顧客単価」で、上下はtoB or toC、左右は高単価・低単価とすると、高単価のtoB業界をまとめてみることができます。そこから傾向を読み、戦略的にアプローチするなんてことが出来るでしょう。



グルーピング

前回の記事でも紹介しましたが、似たようなアイデアをまとめてラベルをつけるという方法です。(実は、上の四象限でも活用しました。よければ考えてみてください。)



こういう風に色々なまとめ方がありますが、まとめる・整理するということです。


せっかくなので、構造化のコミュニティでの応用を考えたいと思います。
コミュニティでは、色々な課題が発生します。そして、その課題は様々な要素が複雑に絡み合って起こります。例えば、ある社員が配置換えで、やりたい業務に関われなくなったということがあったとします。こういうときも、一度状況を整理すれば解決することがあります。

感情:なんでこの業務から外されるんだ!
事実:今まで担当していた業務から外れる
今までの業務内容:A(=B+C)
やりたいこと:C
移動後の業務:D(=C+E)

結論:やりたいことは出来る


こういうふうに、起こっていることを様々な観点から整理していけば、実は問題は発生していなかったなんてこともあります。
コミュニティは色々な人が関わり問題が複雑化して誰もどうしようもなくなっているなんてことがよくあるので、丁寧に構造化して解決を図っていきましょう。


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