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旬の美味しいお野菜を地元の人びとにー松丸 融弘(まつまる ゆうこう)さん

小川町で就農8年目を迎える松丸融弘さん(28)。3ヘクタールほどの畑で、ご両親と弟さんと力をあわせて有機農業を営んでいます。現在、小松菜、ほうれん草、カブ、人参、青山在来(枝豆)を中心に年間10品目ほどを栽培中です。

旬の野菜を地元の人びとに

小川町の有機農家さんは、町内での販売に加えて、レストランや町外のお客さんなどそれぞれが多様な販路を持っています。その中でも松丸さんは、地元のスーパー「ヤオコー」とJA農産物直売所で販売をしています。

出荷量が多く、かつ全て町内で販売をしている松丸さんのお野菜は、町民目線から日常生活で手に取る機会が多いように感じます。

小川町発祥のスーパー「ヤオコー」
入り口すぐのところに松丸さんのお野菜も置いてある
「小川有機会」コーナーがあります

「旬の新鮮で美味しい野菜を、年間を通して安定的に、地域の方々に食べてほしいです!」
作った野菜を地元の人へ届けたい、地産地消を大切にしたいという思いを、就農した当時から持ち続けているという松丸さん。

なぜ地産地消を大切にしているのか。さらに踏み込んで聞いていくと、地域から世界に視野を広げた話をしてくださいました。
「大きい話をすると、現在ロシアとウクライナの戦争がまだ続いています。輸入に頼りすぎると、何かこのような問題が発生した時に、原材料が高騰したり、ものが手に入りにくい状況になりかねない。なるべく国内のものは国内で自給できる体制が取れれば、外的な要因に左右されるリスクを下げられるだろうと考えています」

生産技術の向上を目指し続ける

そんな松丸さんが取り組むべき課題として一番にあげていたのが、生産技術の向上です。
「地元のヤオコーや直売所、将来的には学校給食にも年間を通して、安定的に野菜を出荷できるような生産技術を確立したいです」

やりがいはお客さんの「美味しい!」の声

「カブが甘くて柔らかいだとか、うちのお野菜を買いたいという声をいただくと、やっぱり嬉しいですね!」
農業を営む上でやりがいになるのは、やはりお客さんに自分の作った野菜を評価してもらえることだと言います。その声を家族に共有して、その声を元にその野菜に力を入れたりするそう。

松丸さんのお野菜は「松」印が目印です◎

終始謙虚な姿勢で取材に快く答えてくださった松丸さん。最後に消費者の方へのメッセージを頂きました。
「僕に限らず小川町でやられている農家さんは、その時期旬の野菜を提供できるように日々取り組んでいます!是非手にとって食べてみてください」

松丸さんのお野菜が買えるところ

・スーパー「ヤオコー」(小川ショッピングセンター、みどりが丘店、嵐山バイパス店、つきのわ駅前店)
・小川町農産物直売所
http://ja-sc-market.org/ogawa/

取材日:2023年1月19日(地域おこし協力隊 泉地)

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