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[後編]大河小学校「おがわ学」ー自分たちの育てた大豆で味噌を仕込む。そして次の世代へ種を繋ぐ

味噌造り1日目

味噌をつくるために、大豆を水に浸して明日の作業に備えます。

測りの使い方をつい最近授業で習ったとのこと!
恐らく実践の場で使うはじめての機会。
「2kgの測りでもっと重いものをどうやって測れば良いんだろう?」
みんなで手を動かしながら、工夫して、考えて道具を使います
ちょうど掛け算割り算を習っている3年生のみんな
足し算引き算はもうおてのもの…?
あれ、ちょっと計算が合わないぞ…!なんてことも。

1日目は、大豆を分けること、そのために道具を使って、頭を使って計算をしました。そのあと、大豆を水に浸水して明日を迎えます。

味噌造り2日目

「大豆の形が変わってるーーー!」子どもたちの盛り上がる声で始まった2日目。試しに茹でる前の大豆を食べてみた子が、「まずーーいっ!!」でさらに大盛りあがり。

まんまるの形から長細くなりました
自然界の中できちんと根をはるために、この形になったそう
諸説あり。
浸水させた大豆を煮ていきます
出てきたアクも自分たちで処理
みんなが卒業式の練習をしている間も、じっくりコトコト
「親指と小指で持ってみて簡単に潰れたら丁度いい目安だよ」
それぞれの半がみんなで臼と杵としゃもじを使って大豆を一生懸命潰します
こねこねこね
みんなの常在菌で味噌が美味しくなるよ~~!
2つの龜に味噌が仕込まれました
この味噌が変わっていく様子を観察するのもワクワク

2日間かけて仕込まれた味噌が美味しく食べられるのはまだまだ先のこと。その日のうちに食べられるものかと思っていた子も多く、秋ごろまでお預けと聞いてみんなびっくり!
美味しいお味噌になった頃、家庭科の授業でお味噌汁にしていただきます。

そして、予め別に分けておいた綺麗な大豆は次の学年に引き継がれていきます。こうして記憶に刻まれ、学校の文化として残っていく。
自分が生まれ育った地元への愛着へとつながる素敵な機会だなと、2日間を通じて思いました。

【番外編】麹を顕微鏡で見てみよう!

子どもも大人も興奮!
(もやしもんの世界でした…)

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