書籍【プログラミングとロジカルシンキングが一気にわかる本~アルゴリズムで論理の流れが見えてくる】読了
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◎タイトル:プログラミングとロジカルシンキングが一気にわかる本 アルゴリズムで論理の流れが見えてくる
◎著者:木田知廣
◎出版社:翔泳社
最近改めて感じるのだが、仕事については自己流では絶対駄目で、基礎から学び直さないといけないということ。
そういう意味では研修は大事で、社内でも数々の研修を行っているのだが、身に付いているのだろうか。
結局、研修の場だけで終わってしまうと、とても習得したとは言えない。
特に中高年のリスキリングも課題と思って取り組んでいるが、40〜50代こそ考え方が固まっていて、改めて基礎を学び直そうとは中々思えない。
それもそのはずで「今さらそこ?」という内容では、登るべき山の一番麓から頂上を目指すようなもの。
その道のりの長さを知ると、それだけで挫折してしまうのだ。
この辺は本当に悩んでいるのだが、どうすればよいものか。
もっと若い時に勉強しておけばよかったと思うのも常であるが、ここは嘆いてもしょうがないところだ。
今でこそビジネス書は溢れているし、書籍を読まずとも、知りたいことがあれば検索で出てくるし、何なら無料の動画で解説までしてくれている。
情報にアクセスすることは各段に容易になったが、それを身に付けるまで習得するのは、相当に高い壁なのだ。
「検索すれば答えが出てくるのだから、覚える必要がない」
ということも、ある意味では正解と言える。
しかしながら「身に付けなければ役に立たない」という点では、やはり覚えることも重要なのである。
今さら体系的なフレームワークを学ぶのは気が引けるかもしれない。
ロジックツリーを使えば、考え方を整理できるというのも、頭では理解しても、仕事の実践の場で使うのは、相当ハードルが高い。
ロジックツリーについても何度も試してみて、ようやく使えるようになるものだ。
中高年のオジサンがいきなり部下の前で披露するのは、まぁまぁな自信家でなければできないだろう。
そういうことで、こっそり学んでも、なかなか習得までは至らないのであるが、何とかできないかと感じてしまう。
確かに、全員が全員、プログラミングもロジカルシンキングも習得する必要はないのだが「出来るようになりたい」と思っている人がいるならば、何とかならないものだろうかと感じてしまう。
プログラミングもロジカルシンキングも、一番の難しさは「本質がどこかを見極める」という点だろう。
そもそもの本質がズレていたら、あるべき答えに辿り着けない。
数学の証明問題で、解き方の手順を間違えているようなものか。
「この補助線を引くことが解法の本質」という点を見極められるかどうかが大切であるが、その補助線に気が付くかどうかは、似たような問題文を何度も何度も解いていくしかない。
結局は数をこなすことも大事ということか。
益々習得のハードルは上がる訳であるが、ここは諦めて基礎から学び直し、簡単な課題から量をこなすしかない。
今まではこんなスキルを知らずとも、コミュニケーション力だけで仕事が成立することがあった。
しかし時代は大きく変わったのだ。
それこそ、天動説が地動説になるぐらいの変化が今現在起きているのだ。
そして未来は、その変化が益々激しくなっていく。
やはり厳しいとは言え、地道にやり切るしかない。
私自身も、これらフレームワークを使いこなせているとは到底言えない状態だ。
当然プログラミングも全く出来ていない。
だからこそ何から学んでいけばよいのか。
ロジカルシンキングは、基本のキだろうと思う。
少しずつでも学んで実践していきたい。
(2024/7/7日)