Ogawa Edible Garden Club

都心からも通えるオーガニックタウン・埼玉県小川町に、エディブルガーデンをつくっているゆ…

Ogawa Edible Garden Club

都心からも通えるオーガニックタウン・埼玉県小川町に、エディブルガーデンをつくっているゆるやかなチームです。さまざまなカルチャーを背景とした創造性を発揮する場として、新たな農のあり方を模索していきます。

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TALK EVENT「エディブル・スクールヤード」のはじめ方 in 小川町 を開催しました

※今回のnoteは、4月の投稿で助っ人として紹介された高木が担当しています。 2020年4月、PEOPLEというお店の裏庭ではじまったエディブルガーデンづくり。夏を迎えてからは、ハーブ類やトマトにきゅうり、ピーマンにナスと、食卓にならぶ定番の野菜たちが収穫できるようになり、採れたての野菜をみんなで料理し、食べる機会も増えた。 瓦や土砂を片付けながら開墾していた当初からは、想像できなかったような賑わいを生んだエディブルガーデン。 裏庭での取り組みをはじめるきっかけになった

    • 畑を台所が地続きなランチ

      少し間が空いてしまったが、エディブルガーデンは順調に初夏を迎えている。ハーブ類はもちろん、トマト、きゅうり、もうすぐピーマンやナスが収穫できる。 そうそう、この一ヶ月は引き続き瓦のテラスやベンチをつくっていたが、気温もあつくなってくる中、みんなで食べるランチは最高。 小川町の産直で購入した有機野菜とガーデンで収穫したハーブや野菜を使ってみんなで料理、みんなで食べる。 料理人みっちゃんによるこのご馳走を見よ。こんな会社があったらいいよね。 Photo by LAI

      • 種を贈る小さなやりとり。命を贈る大きなやり取り

        よく言われることですが、人は意識しているものを見て生きる生き物。 僕は当然、種とか土とかがよく見える世界をここ数ヶ月生きているので、友人のこんな投稿にコメントせざるを得ないのだった。 ケンタオオエ(通称ケンケン)はかつて、千葉県の金谷で一緒にイベントをやっていた仲で、今は島根県の津和野で、大正時代の旧病院をつかって様々な暮らしの学びをつくる、カフェとワークショップの場「糧」や高津川デザイン工房という内装・場づくりチームを運営したりしている。 種について詳しく聞いてみると、

        • 瓦をリユース。

          庭のある玉成舎を修築した際に、屋根から降ろされたたくさんの瓦。 庭の隅に積まれていたが、捨てるにも捨てられず、そもそももったいないし、ゴミ処理場も受け取ってもらえない。 なので、瓦を縦に積んでテラスをつくることにした。 実は半年くらい前からワークショップで少しずつ進めていたが、畑の面積を拡げるためには瓦を早く撤去したいという事情もあり、作業を進める。 瓦にはシリコンがこびりついており、一つずつ剥がして汚れを取り、縦に並べていく。なかなか楽しい作業だが、シリコンを取るのが絶妙

        TALK EVENT「エディブル・スクールヤード」のはじめ方 in 小川町 を開催しました

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        • 美味しいこと
          1本
        • 進んだこと
          6本
        • 考えていること
          0本

        記事

          ご近所さんより山椒の苗木をいただく。

          ご近所のお世話になっているTさんから、山椒の木をいただく。入場料を払いたくなるようなお庭があるT邸。山椒の30cmくらいの木(苗)が数本あり、やるよとのこと。そんなこと僕も言ってみたい。 山椒の実は6月が収穫時期だそうで、この子から実が取れるのはだいぶ先かもしれませんが、今から山椒ジントニックをつくるのが楽しみ。葉っぱをこすると山椒のいい香りが漂う。 棘があるから、人が通るところには植えないほうがいいということで、ハーブ園の隅に植えました。元気に育ってくれるといいな。

          ご近所さんより山椒の苗木をいただく。

          ハーブを蒔く。自然の速度とか角度を考える

          蒔くという字は、草冠に時。 とてもいい文字だなあ。 自然に触れる時間は、自然の時間で生きる時間でもある。 野口のタネで買ってきた種と、ネットで購入したカレーリーフの苗を植える。 カレーリーフは、僕のカレーの師匠である幸せ一郎さんに前にいただいて、家のベランダで育ててもいる。 カレーはもちろん、ジントニックなどに浮かべてもいい香りをくれる。 で、荒れた土地を耕して、種を蒔いた。 小川町の霜里農場で一年間住み込み研修していたタイゲンくんという強力な助っ人の力もあり、かなり進ん

          ハーブを蒔く。自然の速度とか角度を考える

          固定種・在来種を求めて。飯能にある野口のタネへ

          エディブルガーデンづくりは、種を撒かなければはじまらない。 数年前だったらホームセンターで種を買って、撒いていたかもしれないが、今回はそういう考えにはならなかった。 僕は3年前に、小川町の霜里農場というところで研修を受けていた。 座学と実地を併せた半年間の研修だったが、当時ほとんど土も触ったことがなかった僕は、その授業の大半を忘れてしまった。 なんとももったいない話であるが、行動ありきの知識でないと吸収できないのは世の常だと思う。 そんな僕のすかすかな頭の中の引き出しを開け

          固定種・在来種を求めて。飯能にある野口のタネへ

          微生物と虫と人の役割分担の話。やはり人は目に見えているものだけで考え過ぎてしまうのかもしれない。 https://news.yahoo.co.jp/byline/satoutomoko/20200502-00176521/

          微生物と虫と人の役割分担の話。やはり人は目に見えているものだけで考え過ぎてしまうのかもしれない。 https://news.yahoo.co.jp/byline/satoutomoko/20200502-00176521/

          はじめての開墾。淀んだ空気を入れ替える

          エディブルガーデンをつくるのは、小川町にある玉成舎の庭。 元々、養蚕伝習所だった建物が、その後染工場、民家となり、2019年から今のような複合施設になった。 僕が営んでいるPEOPLEも、その大きな母屋の横についている石蔵にある。 リノベーションがはじまったのは2016年。 2019年にオープンしたが、今もまだ片付いていない箇所はある。 それくらい、とにかく物が多いお屋敷であった。 庭も木々が鬱蒼と茂り、足を踏み入れることなど最初はできなかったが、それでも片付けて、木を丁寧

          はじめての開墾。淀んだ空気を入れ替える

          埼玉県小川町にエディブルガーデンをつくろうと思って

          パンデミックは、世界のシステムやイデオロギーを変えるのか。 そんなことが話題になりはじめた2020年4月上旬。 巣ごもりが早くも限界に達したため、ソーシャルディスタンスを保ちながら埼玉県小川町に向かう。 小川町は、埼玉県のほぼ真ん中にある人口3万人弱のまちで、和紙の里として(知る人には)知られている。 そして、オーガニックのまちとしても。 70年代から全国に先んじて有機農業がはじまり、今では全国屈指と言っていいほど有機農家が多く集まるまちだ。 僕、柳瀨武彦は、そんな小川町

          埼玉県小川町にエディブルガーデンをつくろうと思って