見出し画像

デパートの1Fが化粧品売り場である理由

おがさんタイムです。

今日も覗いて頂きありがとうございます。


先日、知り合いの方から「何故、デパートの1Fかが化粧品売り場か、知ってますか?」と唐突に言われ、全く知らなかった私は「ゴメンなさい。全くわかりません!」と正直に回答し、その答えをその場で教えてもらいましたので、今日はそれわを共有出来ればと思います。

大手のデパートに行くと必ずと言ってよいほど、1Fに化粧品売り場がありますよね?

実はその理由は、デパートならではの戦略的な理由から、1Fに化粧品売り場を構えているのです。

それ理由大きく3つあります。

〜デパートの1Fが化粧品売り場である理由〜

先ず1点目。

化粧品は基本的に女性が購入しますよね?

勘の良い方はすぐに気がつくと思いますが、化粧品売り場を1Fにすることで、《女性客を誘導》 することに繋がるのです。

1Fに化粧品売り場を設け、女性客を誘導し来店率を向上させているわけです。

しかも少し高級感のある演出をすることで、華やかな雰囲気を醸し出し、より女性客が来店しやすい環境を作っています。

なるほど良く考えましたね!

そして2点目。


化粧品売り場に行くと分かると思いますが、色んなブランドの化粧品が置いてあることで、空間の香りがかなり複雑に成りますよね。

仮に化粧品売り場が1Fではなく、2F3Fにあったらどうですか?

これも勘の良い方は気がつくかと思いますが、そう、化粧品独特の香りが空間から逃げず充満してしまう可能性が高いのです。

故に、出入口の多い1Fに化粧品売り場を設け、香りの充満を防いでいるという訳なのです。

これも良く考えられてますね!


最後3点目

お気に入りの化粧品を購入し、自分のイメージアップを想像出来たら、次は何が欲しくなりますか?

そう。今度はメイクアップに適したコーデを見つけたくなりますよね。

故にデパートの2Fには婦人服売り場が充実しているのです。

《噴水効果》と言われる消費者の購買行動における動線を上手く利用した売り場設計になっている訳です。

僕自身、この事実を全く知らず、初めて知ったときには納得の2文字でした。

ちなみにデパートの最上階(屋上の1つ下)では、良くグルメ物産展を開催してますよね。

あれも同じ考え方で、最上階で何か購入したお客様がエスカレーターで1Fに戻るまでに購買行動に移ってもらいやすくするための工夫からなのです。

以上、このようにデパートにはただ闇雲に化粧品売り場がある訳ではなく、ちゃんと消費者の購買行動原理を指し測っての戦略的意図があったのです。

もし今度大手デパートにお出掛けの際は、この話しを思い出して体感してみて下さい!

今日も最後までご覧いただきありがとうございました!







よろしければサポートをお願いいたします。 いただきましたサポートは、クリエイターとしての活動費とさせて頂き、もっとお役に立てる記事の配信を これからも継続させて頂きます。