見出し画像

2020年。新卒採用はすでに「本音」だけが通用する世界になった

もう、そろそろ本音で採用活動・就職活動しませんか?

ずっと、そう問い続けてきたのですが、そんな簡単には実現できなかった本音採用・本音就活。でも2020年のいま、そろそろ時はきたのかもなあと最近は前向きに思い始めました。

昨今、学生が就活するときに企業の口コミサイトがあって企業は嘘をつきづらい世界になってきました。適性テストは精度をますばかり、AIでのES読み込み診断なども登場し、学生も自分を偽りづらくなってきましたし、SNSで自分がバレてしまうみたいなことも対策しようがなくなってきたのではないでしょうか。

私が就職活動した20年前より圧倒的にいろんなことが可視化されてきています。人生最高に丁寧な字で、一生に一度しか思わないような立派な志を掲げた履歴書1枚持って面接にのぞむ時代は終わってますよね。

「挑戦できます」「人を大切にします」と大きく活字で書かれた、ピカピカ光沢ある高級紙のパンフレットだけを学生が食い入るようにみて会社を知る時代ももちろんとっくの昔に終ってますよね。

(昔すぎる話するな、とのお叱りはその通りだと思います。)

2020年。もう大体のことはバレてしまうのです。学生が作った創作エピソードは周辺情報を華麗に収集した人事からは壮大な違和感を醸し出しますし、自社のブラックエピソードはいかに頑張って隠そうにも大体の学生はみんな最初から知っているのです。

現実はこんな感じですが、学生も採用人事も「いや、まだそんなバレてないはず!」と過去のマインドで争っている方がいらっしゃる気がしてそこに一石と投じられないかと考えています。

すでに本音採用・本音就活はきれいごとや建前ではなくなってるのではないでしょうか。もう何年も前からじつは本音や現実しか相手には伝わってないのではありませんか。

「自分(自社)を綺麗に見せるなんてもう無理」

だったら、みんなで開き直っちゃえばいいだけです。赤信号みんなで胸はって渡りましょうよ。

「本音」で話しても損しない3つの理由

①本音で会話できるは未来に求められる能力
嘘は通用しないと言われても、少しでもいい会社に行きたい学生や、いい学生を取りたい企業人事は自分をきれいに見せることをやめる必要ないと思うかもしれません。ちょっとぐらい隠しても盛ってもバレないし。

確かにあなたのスペシャルな頭脳を駆使すれば、バレないケースもあるかもしれませんが、別の切り口で考えてみることも大事だと思います。

世の中の総可視化に向けてのスピードって半端ないと思いませんか?SNSや口コミサイトがなかった10年前には果てしなく隠し仰せた会社の不都合、個々人の性格や繋がりが、いまはわりとあられもなく開示されています。10年でどれだけ変わったのか。

この変化の弾道はどこへ着地するの?そう考えるとなにも盛れない&隠せない時代、近未来にきたるであろうそんな時代にむかって、私たちが“本音で話せる力“を備えることは未来に必要な能力を身に付けられると考えれば決して損じゃないと思いませんか。

②短所は長所であり、個性であり、求められている要素。
かつてブラックだった企業がいまはホワイトに。こんな話聞いたことありませんか?この手のストーリーは好感が沸きますし、ストーリーとして学生に認識されるとインパクトあります。かつてのブラックを隠す必要はありません。

今も残業時間たっぷりの会社だったらどうでしょう。その残業時間を社員がどう言う面持ちで過ごしているかが大事であり、個性に繋がります。

辛くて苦しくてもやりがいのある仕事をやっていると社員が思っているなら、それを積極的に開示してもらえれば、そこで働きたい、自分を鍛えたいと思う学生は必ずいます。隠すことによるミスフィッティングも防げます。

辛くて苦しくてやりがいのない仕事ばかり社員に提供している会社であれば、そもそも人事は自社を変える為に経営者に進言する仕事をする必要があります。「本音」はそこからです。それをやれるなら、自社の風通しも良くなるし、そのストーリーを学生に開示したら良いのです。

(それで首になる会社で人事をやるなんておぞましいですしね。)

学生の事例も上記のように書けますが、文字が多くなるのでやめます。想像してみてください。逆もまたしかりと言うことです。

③本音で話さないと、苦しいし、最後には破綻する
これは昔から誰もが知る真理です。嘘や盛り付けは必ずいつかばれてしまいます。誰だって、いずれバレて破綻する見せかけだけの人間関係より、学生と企業が真に相互理解(Mutual understanding)し、人間同士でしか感じられない、助け合いと感謝のチームワークを実現したいですよね。

以上です。

すでに「本音」しか通じなくなっている世界に2020年は到達しようとしていることにみんなで気づき、企業・学生が垣根なく「本音党」を結成して、お互いが人として相互理解できる生き方を目指したいです。このエントリーちょっとでも気になった人はコメントかTwitterのDMでも良いのでお声かけていただけると喜びます。

私たち一人一人で来るべき「本音採用・就活」のありがたみを享受して、隣で苦しみもがく人に伝えていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?