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タイ飲食紀・六日目・後編 パタヤの洗礼、パッタイの救済

タイで飲み食べしたものをひたすら綴る記録。初日はこちら。

パタヤ到着初日の後編。パート分けミスったので短め。あと、パタヤではわかりやすい出来事が少なかったので、ちょっと記憶が曖昧です。

本日のお品書き
◯屋台のパッタイ
◯コンビニのカイパロー(角煮)
◯コンビニのチキン
◯ランブータン

フードコートでの腹ごしらえを済ませ、いよいよ買い物フロアへ。
広く、あらゆる物が売っています。食品はもちろん、日用品を豊富に取り揃えたドラッグストアでもあり、カバンや家具や家電もあり、コストコを小さくしたイメージ。観光地なだけあって、お土産らしいお土産も結構あります。でもあんまり写真撮らなかったので言えることが少ない……。

特に撮らなかったことを後悔しているのが、味の素をはじめとする、うま味調味料の覇権具合。大きいものでは10キロの米袋のような袋で、山積みに売っています。
今回タイに来て、東南アジアでは味の素がよく売れるという話がかなり腑に落ちました。何度も繰り返す通り、タイ料理の根底にあるのは油や塩分に頼らない味付けであり、スパイスも使うものの、南アジアや中東のそれとは雰囲気が違います。やっぱり重要なのは旨味。本来はそれをあらゆる出汁から生み出していたのでしょうが、都市における屋台・市場文化興隆の中で、それをより手軽に補佐する化学調味料が求められたのではないかというのが私の推論です。味の素がそもそも東南アジアにニーズを嗅ぎ取った経緯が気になる。

私たちは二人とも、バックパックで来ていたので、まずお土産を入れる用の簡易バッグ探しから。なんだか懐かしいけど、名前は思い出せないキャラのやつがありました。大きすぎたので買っていません。

顔が隠れているの、故意なのか?

石鹸や歯磨き粉などのボディケア用品と、調味料を主に物色。Google翻訳が欠かせませんが、タイ独自のものも多いので、直訳がそのまま理解出来るものになっているのでもなく、あくまでヒントとして活用。購入したお土産については後述します! 
荷物を持って一旦ホテルの部屋へ戻り、今度は夜ご飯を探しに出直しました。

初めてのパタヤの夜。まあギラついています。以前に比べれば大麻屋が増えて、ゴーゴーバーは減ったとか。それでも、セクシーな女の子たちがすし詰めになっているお店が立ち並んでいて、その合間を多種多様な男性が冷やかし、ときに入店していく中を、アウェー感満載で歩きます。

街歩きをする、という意味において、私たちがパタヤを楽しむのは難しかったです。市場に足を伸ばしてみても、どこの店も同じようなつまらないお土産しかなく、興味の湧くようなレストランもなく、屋台もあまり見つからず困っていたところ、ようやくパッタイ屋台に出会いました。
二人旅の疲れも相まってテンションも下がっていたので、パッタイ屋のおばさんが女神様に見えた。作り方をよく見て覚えていよう……と思ったのですが、やはり米粉麺の違いであまり再現はできず。
あとはコンビニによって、もう少しおかずとビールを買って、宿で夕食にすることにしました。

奥に見えるタライにコメコメンが入ってます。
屋台パッタイお約束の生薬味セットも惜しみなく使いましたが、お腹は大丈夫でした!

私自身のパッタイ経験が少なく、あんまり比べたりできないんですが、カリカリのクランブルが美味しかったのと、若干不安になるくらいのシャキシャキモヤシが美味しい! そしてやっぱりツヤプルの麺!

コンビニで買ったのは、レンジでチンするチキンと角煮。どっちも、日本のコンビニのクオリティとあんまり変わらない気がします。

それからデザートに、スーパーで買ったランブータン!

マレー語で、ランブータン=毛、という意味らしい。そのまま。
もじゃもじゃ→つるつる

もじゃもじゃにかぶりついて歯を立て、皮を剥がして食べます。味はライチみたい。南国、ライチみたいな果実が多い。トロピカルフルーツの味ってある程度決まっていて、日本にも普及してるのがライチだから、なんでもライチみたいって例えになってしまうのかな。
この果物はちょっと食べにくさもあって、歯で実を剥ぐと、種の薄皮までついてきてしまいます。種の皮を口に入れないためのコツもあるらしいですが、私には上手く出来なかった……。爽やかな甘みで、ライチが好きな人はお試しの価値あり。

大移動と都会体験の一日で、かなり疲弊。しかし、旅も残すところあとわずか。都市ならではの食体験に突入していきます!!

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