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幸運の鍵 第257話

《令和3年12月7日(火)》

人は、たくさんの誘惑に負けてしまう弱い存在です。赤ちゃんは、お腹が空くと泣き、痛いところがあると泣き、あやして欲しいと泣きます。我慢することができないところから人生は始まっていますね。でも、赤ちゃんの安全は親が守ってあげるので、我慢できなくても生きていけるのです。ところが、大人になって親もこの世にいなくなると、自分で生きていかなくてはいけません。自らの人生は自らが守っていくしかないのです。世の中は誘惑だらけです。赤ちゃんのまま、我慢することもできないようでは到底生きていけない棘の道です。お釈迦様は次のように言っています。

「思慮のある人は、奮い立ち、努めはげみ、自制・克己によって、激流も押し流す事が出来ない島を作りなさい」

人格の形成には克己の精神が必要です。様々な欲に負けない自制心無くして、荒波に飲まれずに人生を希望通りに全うすることはできないのです。欲は様々な形で誘ってきます。楽をしたいと思えば、いつまでも楽を求めてしまいます。浪費癖がつくと湯水の如く散財するまで浪費は続きます。何が必要で何が必要でないかを的確に判断して、我慢するところは我慢する力を付けなくてはいけません。

勇気を持ってチャレンジできる強さ、努力を惜しまない強さ、自制できる強さ、忍耐できる強さを身につけましょう!それがお釈迦様の言う、激流にも押し流されない確固とした人間としての島なのです!そういう自分を確立できた時、人生はどんどん好転していきます。悪魔の囁きに惑わされることも無くなります。そういう「大人」の姿になった時、生きている親も、天国で見守っている親も、心から安心されることでしょう。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!