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日本の皆さん、本読みましょう。7つの習慣振り返り

日本の社会人の読書量は本当に少ないです。社会人の50%近くが1ヶ月あたりに、全く・ほとんど読まないというデータもあります。また、年間読書冊数が6冊以下が40%というデータもあります。

日本の社会人はどれくらいの時間、本を読むかと言うと、1週間あたり平均4.1時間です。先進国の中で最下層に位置します。日本は学ばない国と言われるのも納得できます。忙しいとかまけてほとんどの人が本を読まないらしいです。私のバッグの中には2冊程度入っているので、この数字は意外すぎました。

とりあえず社会人になって、なる前から「読書を習慣にすること」をおすすめします。それだけで上位層になれます。富裕層は大概、読書の習慣を持っています。本を読む人は少数、富裕層も少数、なんらかの関係はありそうですよね。とは言っても、忙しい、時間がない、という人がいますが、時間は作るものです。この優先順位を正しくつけられないという判断が、低賃金労働、低所得のラットレースを抜けられない要因ではないかと。

そして、題名にあると通り、『7つの習慣』を読んでの振り返りをしていきます。

第一の習慣の中での学びはこれだ。

他の人の欠点や弱点を批判的な目で見るのをやめ、慈しみ深い目で見ることを心掛ける」

自分以外の要因で感情が動くような状態では自分の人生を歩んでいるとは言えない。外からの要因で起伏があるということは、自分ではなく、他人に主導権を握られているということだ。感動とかはプラスの感情は問題ないと思うが、怒りや苛立ちなどマイナスな感情に苛まれるような人は、この先の人生も大変だろう。

第一の習慣の中で書かれている「他の人の欠点や弱点を批判的な目で見るのをやめ、慈しみ深い目で見ることを心掛ける」これを意識してみると物事の捉え方、感じ方も大きく変化するのではないだろうか。怒りや批判的な感情は、問題を自分の外に置き換えているから芽生えるのだ。

個人的には「感情の起伏は激しい方」だと思おう。しかし、あまり怒りの感情を人に向ける場面は少ないと思う。常に自責、基本的には自分の責任だと思って生きている。自分の影響の及ぼす範囲で100%のことを出来たのかどうか。これが一番の関心事だから。

そういえば、自粛下では、自粛警察なるものが横行した。これの根本にあるのは、おそらくその人が抱えるストレスだろう。己の中にあるストレスをそっちのけで、目の前の行動をいいか悪いかで判断する。例えば、自分への影響は全くなくてもパチンコに並ぶ人をみて、怒りの感情を覚えたように。このような時、意識が外に向いてしまっている状態だと認識するべきだろう。

他人の行動は変えられない。どれだけ自粛を呼びかけても、外を出歩く人はいるし、飲食店だって営業しているところもある。そうした、自らのコントロールの及ばないどうしようもないところに意識を向けるのはもったいない。その飲食店だって目の前のお金を稼がないといけないだろうし、外で散歩することでストレスを発散させることもあるかもしれない。

変えられるのは、未来と自らの行動のみ。それ以外は基本的に変える事ができないものとして認識すべきだ。そんなことを意識していると、あまり怒りの感情が芽生えない。どうなるかわからないものに意識をむけるより、変えられる範囲にあるものを見つめ行動することが大事だとつくずく感じる。

自分に目を向け、内省を繰り返し、自分だけ成長していくのもいかがなものかと感じる。特に、後輩への指導などでは、この点に気をつけないと、言葉に熱を持たないものとなってしまう。そんなことを考えるとなかなか難しい。

お読みいただきありがとうございました。
2020年5月ごろの記事をリライトしております。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「将来は起業したい」 この想いで、新卒でベンチャーという環境を選びました。 想像していたよりも遥かに苦しい毎日ですが、この環境でしか得られない体験から、確実に成長していると感じます。死ぬ気で日々を送ります。