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本を読むくま

日記と創作は違う立場にいる。そろそろ語彙が枯渇してきている。病気を言い訳に読書をしなくなってしまったから。子供のころから嫌々じゃなく、「それしか面白いものがないから」本を読んでいた。その成果はすぐにはわからなかったけど、国語がとにかく普通の人には苦であることをよく知った。国語(現代文分野)特有の順接・逆説、独特な改行、など本を読んでいて自然に身についたスキルはあった。
今はなぜ、本を読まなくなってしまったのか。本よりも興味が他人に向いたから、声による語り部がいることのおもしろさに気づいてしまってから、それから今の興味対象はポッドキャストやラジオに変わっていった。
それでも面白いことに、媒体が変わってもわたしはリラックマのような精神のゆるりだらり人間なのだ。自分の興味ある分野”以外のもの”を、「娯楽」ではなく「勉強」として捉えていて、それを自分に科すことを懲罰としてとらえている。のだろうか。はやく本読みに戻りたいなあ。と思うことがある
文字を、身体に取り込みたい、音声ではなく、テキストを。活字中毒。
日本語の遊び心が、すきだ、ひらがなは文字のかたちが綺麗。羅列、使い方の多様性、意味の伝わり方が捉え方によって違う漢字という追加コンテンツ、おそろしい記号のようなカタカナ。焚火のような燃え方もキャンドルの火のようなゆらめきもできる、にほんのことば。


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