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制服に、青春をもう一度

こんにちは。日曜日に地元で友人の結婚式があったので、月曜日に有給休暇を使ってゆっくり帰京しています。

さて、年末に帰省した際、4月のUターンに控えて実家のタンスを整理していたところ、中学生、高校生時代の制服が出てきました。しかも妹や従兄弟のものも含めて8着ほど…
卒業直後は親戚で使う子がいるかも、と思って保管していたのですが、すっかり忘れてタンスの肥やしになっていました。

そんな肥やしを発見したと同時に、以前ニュースか何かで、貧困世帯向けに、中古の制服を低価格でお譲りしている団体があることを思い出しました。制服は数万円するということで、ひとり親世帯や収入が少ない家庭にとっては大きな出費になります。
そこで、着なくなった制服を回収してメンテナンスをし、必要としている家庭に低価格で譲る。そんな取組でした。たしかNPOか何かが主体となっていたと思います。もしそういう家庭の人に制服が届いて、笑顔になる人が増えるなら、捨ててしまうなんてもったいないですよね。

また、私自身にも気づきがありました。
私は中学の頃から背が高い方で、それをコンプレックスに思っていた時期もあったのですが、私が寄付することで同じような背丈でぴったりの子がいるかもしれない。少しでも利用者さんの選択肢が広がるのでは。とも思い、なんだか嬉しくなりました。まるで「献血」みたいだなって。大袈裟かもしれませんが、自分の個性が知らない誰かの役に立つ。それだけで前向きな気持ちになれます。

ということで早速、山梨県でもこういう取組ないのかな、とネットで検索したところ、見事にヒット。Uniform Recycling Link(ユニフォーム リサイクリングリンク)さんを見つけました。年末ではありましたが、ちょうど入学準備の時期だと思ったので、すぐにお電話をして寄付の申し出をしました。

なんでも、数人のボランティアで運営されているようで、都度都度、日程調整をして受け渡しをしているそうです。
年末年始は予定が合わず、今回帰省した際にお渡しすることができました。

お渡ししたときにこの事業について聞いたところ、今の課題は本当に必要としている世帯に、このリサイクルの事業の存在が知られていないことだそう。
夕方のニュースなどで取り上げられても、例えばシングルマザーの方はその時間働いていてテレビは見られませんからね。とおっしゃっていました。

広報の手法としては、もちろんSNSでの発信がありますが、色々なところで目に留まるといいですね。あと、入学前だけじゃなくて、入学後も利用できるのであれば、学校でも周知するとか..?あと成人式で周知してみると、ちょうど2年くらい経てば制服を手放す気持ちになるかもしれないし、帰省ついでに良いかもしれません。

そんな子供たちに制服が届いて、少しでも学校生活を楽しむお手伝いができたなら嬉しいです。

そしてこれからは、制服だけはなくて、身の回りのものがまた誰かのもとで光ることができるよう、大切に使っていきたいなとも思えました。
そんな気持ちに気づかせてくれて、ありがとう。

私ももう一度、中学生、高校生に戻りたいなぁ。友人の幸せな結婚式に参加して、しみじみ思う今日この頃でした。

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