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入社後6年間の振り返り

残りの東京生活もあと1ヶ月、職場の人、趣味で繋がった人、昔からの友人‥色々な人に御挨拶をすることが多くなってきて、ふと、これまでの職場の人間関係について考えることがあったので、まとめてみようと思います。

私は2年ごとに部署を異動していて、6年間で計3つの部署を経験しました(これはうちの会社では典型的なサイクル)。それぞれの部署で担当することは結構違っていて、色々な視点を身に付けることができたので、とてもいい経験だったと思います。

1~2年目は言わずもがな新人。私も周りも当然そう思って、分からないことだらけなので、自分で調べたり、周りから教えてもらったりして仕事をしていました。OJTだし、マニュアルなどがほとんど整備されていないので、自分で勉強しようとしても、何を参考にすればよいかも分からず、周りはすごく忙しそうで、すごくモヤモヤしていたことを覚えています。

上司は厳しいわけではなかったのですが、結構ドライで、新人の私からすると、忙しそうで邪魔できないから声かけづらいな‥と遠慮してしまっていました(今となっては、もちろん声をかけるタイミングは計らないとですが、一人で抱え込んでも良い方向に進むわけではないので、遠慮せず相談していいだよ、と言ってあげたいです)。
こういうモヤモヤをもっと周りの先輩とかに相談してみればよかったな。

一番つらかったのは、3~4年目。まず、私は2つ目の部署ということで、もう新人ではないぞという意気込みで入ったのですが、上司の歩調とかみ合わず撃沈…そういえば異動というのは初めてで、部署が変わると当然周りの人や仕事のやり方も変わるのだ、と自信喪失。しかも上司がかなりの気分屋で、一つ相談するにもタイミングを計らないといけなかった。態度も威圧的で、完全に委縮してしまい、仕事の効率はどんどん落ちていくという悪循環‥その上司の元で私以外のもう一人は出社できなくなってしまった‥
この上司は反面教師という意味ですごく勉強になりました(体も心もギリギリ壊さずに終えられたから言えるもことですが)。
ちなみに、本格的に転職を考えはじめ、行動し始めたのもこの時期でした。

そういえば、この時期にプライベートで仲の良い社外の先輩に、登山について「新人の期間は人それぞれ。1年間自分のことを新人だと思っている人もいれば、3日で新人という意識を捨てる人もいる。いつまでも自分は新人だと思っていると、いつまで経っても誰かの後ろをついていくだけで、自分で見たい景色が見られないよ」という言葉を頂きました。厳しい言葉にも思えましたが、こんなことを言ってくれる先輩がいること、確かに私はいつまでも新人だと言って一部では甘えていたと気づいたこと、そして、「とはいえ、人それぞれでいいんじゃない?」と批判的な考えにも気づけたこと、にとてもありがたい言葉だったなと今でもその時のことを時々考えています。

そして5~6年目は本当に周りに恵まれた時期。直属の上司はしっかりと指導してくれるし、雰囲気も相談しやすい。別に、上司からの指導を口をあけて待っていたいというわけではなくて、自分が学びたいというときに、頼れる存在か、というのが大切だなと実感(気分屋だったり、常に難しい顔で黙り込んで仕事をしてしまうと、部下が話しかけたくても話しかけられない。学ぶ機会を奪ってしまっている状態は良くないという意味)。

こんなに恵まれた環境ですが、やはり私は山梨で暮らしたいという思いが強いのと、今は恵まれているけど、この先ずっとこんな環境ということはまずないよなという思いもあり、今の部署から出ていくことを決めました。
周りが嫌な人ばかりだったら、辞めて清々しますが、良い人ばかりで打ち明けるのも思っていた以上に辛かった。

そんなこんなで私の最初の会社員生活は一区切りするわけですが、ここで学んだことを次の会社でも活かして、さらにさらに成長できるように頑張ろうと思います!なんだか送別会のスピーチのようになってしまいました(笑)

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