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退職することに、決めた(休職日記65)

退職することに、決めた。
退職して、ゆっくり休むことに、決めた。

決めたら、こころのもやもやがすっと晴れた。
するべきことが、見えてきた。


まずは会社の方に連絡しなくてはいけない、と思い、昨日電話するも、障害者雇用担当の方はお忙しく、つながらず。
折り返しの電話を、昨日に引き続き、待っているところ。


ゆっくり休むって、実はちゃんとやったことないから、無職になって、どれくらいのびのびと休めるかが、大事だなと思う。


今までの休職期間は、期限が決まっていて、その間に体調を整えることが目的だったけれども、今回の退職は、ちがう。


前みたいに、急いで次の求人を探さない。
焦って求人に応募したりしない。
そういうところから、少し離れて、自分を見てみる。
そういう時間にする。


そう決めたら、尚更いまの職場の方々に感謝しかなくて、きちんと挨拶して辞めたいなと、思った。


以前勤めていて途中で行けなくなってしまった会社の中には、退職の挨拶すらできず、私物も取りに行けない、というような辞め方をしてきたことがあったから。


今回は、そういう辞め方をしたくないな、と思う。
今回は、ちゃんとお詫びして、こころからのお礼を伝えて、辞めたいな、と思う。


それはひとえに、今の会社で嫌な思いをしたことがないからだ。
みんな良い人で、親切だった。
それでも行けなくなってしまうのが、わたしの「患い」ならば、これはもう、潔く、いまの自分を受け入れるしかないのだろうな、と思った。


この「患い」と仲良くするには、「これでいい」を積み重ねてゆくしかないのだろうな。
だからまずその一歩として、わたしは、今の職場を辞めることにした。


仕事も、働いている人も大好きだけれど、辞めるっていうのは、はじめての経験だ。
だけれど、大好きだからこそ、これ以上迷惑をかけるわけにもいかないし、大好きなのに仕事のことを考えると怖いと思ってしまうのがいまの自分なのだから、もう、仕方ないんだと思う。
これがわたしの「患い」なんだと、思う。


これまで、なんとか頑張れる、きっとそのうち平気になる、と思って、ふつうの人みたいにならなくちゃって思って、ジタバタしていたけれど、それを、辞める。


わたしには、「患い」がある。
それに対して、どうやって付き合っていくのかを、考えることにする。

「患い」をないことにするのではなくて、「患い」があるうえで、どうやって社会と繋がってゆくかを、考えることにする。


そのためにも、一度立ち止まって、自分とまわりをしっかり見つめて、まずは日々を淡々と、過ごせるようになりたい。


今日の電話で、うまく話せる自信がない。
けれど、正直に全部話をしようと、思う。


わたしは、退職することに決めた。
これはわたしの第一歩。
あたらしい自分への、第一歩だ。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい