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花丸をあげる(復職日記1)

復職1日目を無事にやっつけられた。


昨日、シュミレーションした通りに、早めに家を出て、ドトールで一息。
朝飲んだ薬の効果か、落ち着いて時間を過ごす。
アイスカフェラテを飲み干して、タバコを吸って、いざ出勤。


通用口のエレベーターで、入社時からよくしてくださっている方にばったり出くわす。
あいさつして、長い間お休みしてすみませんでした、とちゃんと謝った。


それから会う人会う人みなさんに、お久しぶりです、長い間お休みしてすみませんでした、持ってきたお菓子があるのでみなさんでどうぞ、と言ってまわった。

加えて、休んでいる間に忘れてしまったことも色々あるかと思うので、何度も同じことを聞いてしまうかもしれませんが、また今日からよろしくお願いします、と伝えた。


持参したお菓子を渡したら、上司は、

「お菓子なのに重量がすごい!でかい!」


と笑っていた。


また別の上司からは、


「今まで1人分の人員として仕事を振ってしまってごめんね。〇〇さんが入社してきたとき、1人分としてカウントしないように、と言われていたのに、実際に仕事をやってもらったら、平気そうに見えたから、色々お願いしすぎちゃったんだ。」


と言われたから、わたしは、


こちらこそ、色々任せて頂けたことが嬉しくて、調子に乗りすぎてしまいました。これからは、0.5人分くらいの感じで、働かせて頂けたら、安心します。


と言った。


そうして2人で、お互い調子に乗りすぎちゃったんだね、これからは調整してやっていきましょうね、と約束した。


帰宅して、疲れがどっときたのに頭だけ興奮していた。
同居人氏たちに、2人のおかげだよ、ありがとうと言って、3人でおいしくスーパーのお弁当を食べた。


お風呂に入っても、頭がずっと興奮していて、眠りについたのに、夜中に目が覚めて、そこから眠れなくなった。


明け方ようやく少しうとうとしたけれど、結局目が覚めて、今日も朝から過活動気味だった。


この2ヶ月なかった刺激に、頭ががんがん反応していて、いてもたってもいられない感じだったけれど、お昼ごはんを食べて、昼寝をして、本を読んで、いまようやく、頭も体もちゃんと、疲れたなあって、一息ついている。


休んでいる2ヶ月のあいだ、あんなに怖かった場所なのに、昨日みんなの顔を見て、仕事をしていたら、わたしはこの場所の何がそんなに怖かったんだっけ、と思えた。

誰もいじめてこない。誰も馬鹿にしたりしない。
ここには話を聞いてくれる人がいて、質問したら答えてくれる人がいる。

それなのにわたしはなんで、あんなに怖くなっちゃったんだろうなあ、と、ぼんやりと思った。


こうしてわたしは、図書館の人に戻りました。
改めまして、わたしの名前は、はじめです。
わたしは、図書館で働いています。
明日も図書館で、みなさんが本を手に取ってくださることの、お手伝いをします。
みなさんが、本の楽しみに触れられるように、ひっそりと、淡々と、丁寧に、誠実に、仕事をしていこうと思います。


まずは1日できたので、花丸を自分にあげます。
よかったね、自分。よくできました。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい