復職日が決まった(休職日記18)
緊張している。
ものすごく緊張してきた。
復職後の初出勤日が決まったからです。
きりよく8月1日から復職になった。
あと1週間ないくらい。
あと1週間ないのか?
ないんだよ、うおーーーーーーーー
このように頭が非常に混乱している。
・どんな顔して出勤すればいいんだ
・全員に、ご迷惑をおかけしましたって謝らなくちゃ
・お詫びのしるしとしてお菓子を持っていこう
・業務の内容がところどころ思い出せない
・8月1日より前に、ロッカーに置きっぱなしのメモ帳を取りに行こうか
・そもそも出勤時にログインする勤怠システムのパスワードを思い出せないかもしれない
・スムーズに業務に戻れるだろうか
・ていうか、わたしにできる業務あるのかな
・また不安がひどくなって職場にたどり着く前に泣きながら帰ってくることになったらどうしよう
・昼休み誰とも喋りたくない、どこにいればいいんだ
・誰かと話すのが久しぶりだから、変なこと言ったらどうしよう
等々等々…
こんなに不安が頭をもたげている。
つまりパニックになっている。
でも、どきどきもしている。
緊張とはちがうどきどき。
もしかしたら、うっすら、わくわくしているのかもしれない。
この休職期間、2ヶ月のあいだ、わたしは変わった。
1ヶ月前の復職面談の時は、退職を考えている旨を伝えたほどだった。
だけれどいまは、退職のことはひとまず考えていない。
とにかくやってみよう。
やってだめだったら、そのときは諦めよう。
諦めてきっぱりと別の道を探そう。
いまの、今日のわたしは、ひとまずこう考えている。
週1回の診察だった今日、先生とも復職に向けての最後の打ち合わせをした。
復職後の勤務条件を説明して、不安が強いのでお薬を変えてもらって、準備はたぶん万端だ。
来週の予約を入れるときに、来週はすでに8月だということに気がついて、おろおろしたら、先生は笑っていた。
とりあえず、やってみましょうね。
ダメだったら、辞めたらいいんです。
先生はいつも、この言葉をくれる。こころのお守りの、魔法の呪文。
もし、出勤できなかったら、出勤できませんでしたって、次の診察で報告します。
と言うと、
そうですよ。それでいいんです。
と、笑いながら言ってくれた。
あと数日、この緊張はどこまで膨れ上がるだろう。
いっそ膨れ上がり続けてぱちんと弾けて、平常心に戻らないかな。
動悸のおさまらない胸に手を当てて、深呼吸を繰り返している。
投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい