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これから先へ(仮)#2

1はこちらです。

私が特別支援学校へ採用試験を受け直してまで行った理由があります。
小学校から特別支援学校へは、異動希望を出せば可能ですが、もう少し歳を重ねてからいけば良いとか、今はできないとか言われていました。しかし、私にとっては今必要だと感じたのです。
ボーナスステージとして行きたいのではなく、今後子どもと関わるのであれば必要な知識・技能であると思ったからです。

小学校の通常学級にも様々な困り感を抱える子どもはいます。
途中から通級や支援学級の力を借りて卒業、進学して行く子もいます。
中には支援学校へ行く子もいます。

そういった困り感を抱えた子どもたちが社会に出るために、どんな力をつけてあげられると良いのだろうか。
そして、どのように社会参加していくのか。
果たして勉強ができた 受験できるような力をつけただけがゴールなのだろうか。

そんな思いがありました。

小学校の教師として、それを知らずして困り感を抱えた子どもたちを教え導くことは難しいと思いました。

さらには、集団の中で困り感を抱えた子どもたちのアプローチをしていくためには、本だけでなく、実践を重ねなければ見えないと思いました。

私が支援学級担任を希望して6年が経ちました。
でも、やはり、高学年担任のままでした。
理由が私の勉強不足ならば納得がいきます。
オンライン研修に自主的に参加したり、夏休み返上で2種免許だってとりました。
しかし、それでも、育休明けの先生や講師の先生など、別の理由であてられることが多かったのです。

このままでは支援学級を担任させてもらえることはないだろうなと思っての判断でした。
いずれにせよ、担任になっていても社会参加の部分がクリアできないので、支援学校を希望していたと思います。

だから、私は今特別支援学校に行きたかったのです。

もっとシンプルに、算数ができるようになって嬉しいとか、そういう「今」だけを見て、自己有用感を育てるところにフォーカスして過ごしていれば、こんな苦労はしなかったのでしょう。でも、後悔はしていません。納得できるまでやり切らねば終わらない人間ですので、何度もチャレンジしていたことでしょう。

とは言え、今の現場では、自分には難しい部分がありました。それが直接、特別支援に関わるところならば勉強すれば良いのですが、人間関係の部分ですので、仕方がありません。
だから、ここで学んだ後に小学校に戻り、集団の中で障がいのある子をどう育てるのかや、ここで学んだノウハウを特別支援教育コーディネーターや通級指導員などの立場で小学校の場に広げていこうと思います。

それが、自分の立場でできるより良い選択だと思いました。

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