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お店のオーナーさん達へ、今やって欲しいこと

騒動は収束の兆しも見せぬまま4月になってしまいました。そして当初は楽観的に見ていた人もさすがにまずいと思ったのか、対策を求める声が届くようになってきました。

実は1ヶ月以上前の2月17日の段階で書いているんです、対策方法。

その2日後にも、もうちょっと突っ込んだことを書きました。

あれから1ヶ月半...もっと事態は悪くなっています。

そして、残念ながらこの状況は少なくとも5月〜6月頃までは続くでしょう。

奇跡的に対応策が機能したりすればあるいは...という可能性もゼロじゃないですが、かなりの高確率で夏以降の収束まで自粛要請を出したり緩めたりを断続的に繰り返すはずです。

客足は...遠のくでしょうね。

遠からず重症者や死者が増え始めれば、ドラマティックに遺された家族の悲しみがテレビなどで喧伝され、恐怖が蔓延する可能性が高いです。

そうでなくともこの感染症は飛沫感染といって密室・密接・密集の3密がハイリスクとされています。

いくら換気をがんばったりしても、箱での営業が前提の飲食店では限界があります。


テイクアウトやECも限界がある

以前のnoteではテイクアウト、ECなどで収入を分散化したほうがいい!という話を書きました。すぐに取り組んだところはメディアにも取り上げられて、一定の効果はあったでしょう。

ですが、根本的に飲食店のビジネスモデルって来店してもらって飲食+飲酒してもらって成り立つ設計なんですよ。

テイクアウトのお弁当、1品を1500円とかにしても利益は薄いんです。あれは大量にさばいて薄利多売で成り立つモデルなのです。

さらにUVER EATSなら実に3割強が手数料で引かれます。自社配送ならスタッフの人件費もかかります。

テイクアウトで取りに来ていただけるならまだマシですけど、容器代など考えるとどうしてもお店で食べてもらう以上には儲かりません。

この手段はいわば延命措置であり、死期をちょっとだけ先延ばしする技です。つまり、このままなら遠からず潰れます。


すぐ逃げるか、覚悟決めて生き延びるか

融資返済が終わっていて、物件契約の満期が直近であるなら...諸々計算して逃げの一手もありです。法人格なら融資を受けてギリギリまで延命した上で清算するという手もあります。

とはいえ実際はそんなドライに決断はできないでしょう。従業員の雇用もあれば、いきなり倒産という選択肢はより選びづらい。

そうなると、生き延びる覚悟を決めるしかないです。

覚悟を決めたら、やることは1つ。キャッシュの確保です。

キャッシュが尽きなければ事業は倒れません。たとえ赤字が続こうが、借金がかさもうが、キャッシュさえあれば回せます。


まずは公的機関の情報を確認してください。

【 経済産業省 】
新型コロナウイルス感染症で
影響を受ける事業者の皆様へ

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf

とれる手段はいくつかあります。

財務(守り)
1.無利子枠の融資受ける
2.家賃の減額交渉
3.雇用の助成金相談と申請

営業(攻め・短期)
4.テイクアウト
5.通販(EC)
6.出前(地域へポストインDM)

情報発信(攻め・中長期)
7.SNSでの情報発信
8.ノウハウのコンテンツ化
9.職能の転用


財務(守り)
1.無利子枠の融資受ける
2.家賃の減額交渉
3.雇用の助成金相談と申請

キャッシュさえ尽きなきゃ死なないので、まずはキャッシュの確保です。融資は借金ですけど、今回は特例で無利子で受けられるので、無利子で借りられるなら枠ギリギリまで借りたほうがいいです。

次に、固定費の削減。家賃の減額交渉をしましょう。国土交通省からも通達が出ています。(新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、飲食店等のテナントの賃料の支払いについて柔軟な措置の実施を検討するよう要請

そして従業員の雇用に関してはハローワークの雇用助成金へ相談しましょう。全額ではないですが、ないよりはマシです。

あと、キャッシュはめちゃくちゃ大事ですけど、間違ってもサラ金的な高金利のところに手を出さないこと!

東京都は補償金が出る...かもです。今後の続報に注視してください。


営業(攻め・短期)
4.テイクアウト
5.通販(EC)
6.出前(地域へポストインDM)

手元のキャッシュは確保しつつ、出血していく固定費や変動費をなるべく抑えつつ、燃料となるキャッシュを稼がなければいけません。

手段はいくつかあります。テイクアウト、通販、出前。

このnoteがとても参考になります。保健所さんとのやりとりなど、地域別のケースが掲載されています。真似してみましょう。

ただし、闇雲にやっても勝算は薄いです。今一度、自分のお店の売りが何なのか?どういう方法でアプローチをするべきなのか?ここを掘り下げないといけません。

一足早く都市封鎖に入ったNYでの現状です。下手をすれば東京もこれに近い事態になります。

お店の前に看板を出すのは効果がほぼないです。やるなら地域向けのポストインDMと、SNSでの告知です。

SNSでの告知はしてこなかった人には難しく感じるかもしれません。でも、慣れるしかないです。

また、告知は常連さんなどにもビラを配るなどしてお願いするのもいいでしょう。お店のアカウント、連絡先、頼み方や値段や配達方法or受け渡し方法などをA4くらいでコピーして配れば多少の効果はあるはずです。

GoogleMapもデリバリーやテイクアウトのアイコンがつきました!さっそく登録しておきましょう。

他にも、売るのは自分のお店のものだけじゃなくてもいいんです。

たとえば生産者さんの食材をまとめて料理と一緒に配達するサービスを企画したり、地元の酒屋さんとタッグを組んでお酒+ご飯で配達をするなどもできるかもしれません。

地域の仲のいい店で連携して、日替わりで複数店舗が届くコースを提供してもいいでしょう。団体戦なら告知コストが下がります。



情報発信(攻め・中長期)
7.SNSでの情報発信
8.ノウハウのコンテンツ化
9.職能の転用

2月の時点でも言っていました。もう一度言います。

外出制限が必須&長期化になる以上、僕らの残された武器はインターネットです。インターネットを使うのです!


まずは各種SNSアカウントを開設しましょう。twitter、instagram、note、facebookの4つとGoogleマイビジネス(GoogleMap対応のページ)です。

twitterでは情報収拾と交流を。同業者から助成金やノウハウなども流れて来ます。

instagramでは地域名のハッシュタグ+業態名やメニュー名などを入れてテイクアウトや通販の宣伝をしましょう。

noteでは悩みや現状も含めての本音トークと、培ってきたノウハウをレシピ化して在宅の人たちに役立つ情報を発信しましょう。新規のファン獲得です。

facebookはfacebookページなどお店のページを作って情報発信をしつつ、実名のつながりを活かして適宜営業の呼びかけを。やりすぎるとウザがられますけど、有事なので毎日言うくらいでもいいと思います。

Googleマイビジネスではデリバリーやテイクアウトアイコンがつけられるのと、URLつけてECなどに誘導できます。クチコミもつきますしデメリットもありますけど、今は地図上に店が載ってないほうがマズいです。


そして、9.職能の転用。これは料理スキルを写真+文章や動画などに変換したり、料理スキルを言語化することで他の仕事をするパターン。

接客業であればコミュニケーションスキルを活かしましょう。対人で相手の機微を感じ取り、予測して先回りして喜ばせるのは立派な技術です。それはネット上でも役立つはずです。


長期化が免れない以上、この手の習得まで早くて数ヶ月かかるであろうやったことのない分野にはさっさと挑戦しておいたほうがいいです。

夏まで長引いてからギリギリの状態で始めると、首の皮が繋がる前に倒れる可能性があります。

生き延びる、まずはそれが最優先です。

最悪、お店がなくなって借金が残っても死なないでください。破産してもいいし、生活保護でもいい。しぶとく生きれば先があります。

僕も打てる手を色々と打ちながら、夏に向けて戦略と戦術を練っていきます。柔軟に変化して生き延びましょう!

なんとしてでも生き延びましょう!
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次回の話は考え中〜
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Creative Director / Designer _ http://awai.tokyo Founder デザイン論からマーケ・フード・育児ネタまで。観察スケッチ発案者。地黒で腹黒な毒舌家ですが好物は糖分です。問い合わせ先→ info@offreco.net