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【月の子どもと星の子守唄】第3回 あたたかい心になろう

助産師しほさんによる「月の子どもと星の子守唄」
第3回は妊婦さんだけでなく、女性が取り組むべき身体づくりのお話。

皆さんは身体、冷えていませんか?
暑くて汗をたくさんかくと冷たい飲み物が最高に美味しいですが、飲みすぎや体の冷やしすぎには要注意です!
身体が冷えてしまうとどんなことになるのでしょう?

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こんにちは助産師のなかつかしほです。
梅雨が明け、猛暑が始まりましたがいかがお過ごしですか?
私は暑いのが苦手で散歩に行く回数がめっきり減りましたが、得意な水泳になるべく通うようにしています。

第1回、2回と妊娠や出産、赤ちゃんに対するマインドのようなことを書かせていただきました。第3回からは体のことを中心にお伝えします

心と身体は繋がっている

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「心身一如」心と身体は繋がっていると言う意味ですが、病院や産院で色々な方と接しているとこの言葉がとても当てはまるなぁと感じます。

心がしんどいと体が思うように動かなかったり、反対に体に何か症状があれば心が疲れませんか?
両方のバランスがとても大切ですね。

皆さん、今の心の状態はどうでしょうか。

赤ちゃんが宿った喜びは大きいですが、ホルモンの影響も相まって心配事が増えたり、どうしようもない感情が溢れたりしやすくなります。
妊娠されていない方も今年は特に心に影響があったのではないでしょうか。

妊娠中でなくとも心がギューっとすると神経が興奮状態(交感神経優位)となり血管が収縮します。
単純に言うと血流が悪くなり頭痛、肩こり、血圧上昇、その他いろいろな症状が起こりやすくなります。
赤ちゃんがいる子宮への血流も勿論悪くなります。

助産師として望むことはお母さんと赤ちゃんの健康です。
身体とともに心もです。


だからと言って、『さぁ、もっと前向きに考えて!!』なんて言葉は必要な時にしか言えません。
20年30年、それ以上の年月を身体と心は共にしてきました。
妊娠したからと言って急に心は変えられませんし、無理に変える必要もないのです。

心がギューっとしているままだと身体への影響がありますよね。
じゃあそれを改善するにはどうすればいいでしょうか。

身体を元気に

まずは身体を元気にします、身体が元気であると心の元気も伴ってきます。
身体づくりが心身共に健康で安産となるための大切な鍵となるのです。

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また、お産は女性にとって最大のデトックスと言われています。
自分のためには頑張れなかった食事や運動なども赤ちゃんのためなら、となると本領発揮する方も多いです。
食事や生活習慣を見直し、改め改善され身体が生まれ変わります。

その過程を経過した方は心も安定します。
これは老若男女関係なくそうです。
赤ちゃんを希望される方、これからの人生を佳きものにしたい方もぜひ実践して欲しいです。

大切なことは
身体を温めること
良い睡眠をとること
美味しいご飯を食べること
です

贅沢を言うなら適度な運動も(エネルギーが足りない時は動けないです。頑張って動くと疲れてしまう事があるので、エネルギーがつくられてから運動してください)

ひえとりについて

定番なので知っている方も多いかもしれませんが、特に「ひえとり」に本気で取り組みます。
妊婦さんのほとんどが、というより女性のほとんど冷えています。

自覚はありません。

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妊婦さんに冷えについてきくと「冷えてません」と言われますが、触らせてもらうと冷えてます。
顔色も悪いですし、エネルギーが弱いです。

お恥ずかしい話ですが、私も助産学校に入るまで冷えについてほぼ無知で、よく聞く民間療法か〜というくらいの考えでした。

一方で私自身も冷え冷えでした。
ストレスで心も血管もギューっとなり、考え方は常にネガティブ、そのころの日記には「どうせ、、、」「私なんて、、、」のことばがびっしり。

原因不明の動悸や目眩も経験しましたが一番辛かったのは子宮筋腫を患ったこと。
患ったことを知ってからも私は東洋医学のようなものを調べるでもなく、同じような冷え冷えの日々を過ごしていました。

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しかし、「ひえとり」と出会い本を読むうちに、体を温める大切さや食事についてなど知らない事がたくさんで、人間本来の力を引き出す健康法である事を知りました。

実践している方々に会うと本当に心が穏やかな方が多く、お産の進みが良い方の足に触れるととてもあったかいのです。


「妊娠中や出産時のトラブルに冷えは関係しているのか」と助産師に聞くと、ほぼ全員が「はい」と答えます。

おばあちゃんの知恵袋だけではないです。
研究としても関連性が発表されました。
しかし、温めることの大切さがしっかり伝わっていない、一部の妊婦さんにしか届いていないと感じています。

新型コロナウィルスにより「免疫力」と言う言葉が一般の方にも広まったと思います。
温めることは免疫力を上げます。(詳細は割愛します。温め、免疫細胞、腸内環境、などで検索してください)

ギューっとなっていた血管が緩みます。
血流が良くなれば安眠にも繋がり、心も健康に傾きます。

ぜひ、温めやぐっすり睡眠、良い食事を今から始めてみてください。
また、ご自身で本などで調べ実践し、身体や心の改善を体験してください。

次回もからだづくりについて書きます。
少しずつの改善を一緒に進めていきましょう。

こちらの本も冷えとりについて詳しく書かれているのでおすすめです。

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○ 太陽の恵み 8月 ○

夏野菜も終盤となってきました、残暑は残るものの夜から朝にかけては涼しくなる季節に入ります。

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夜はなるべく温かい食べ物を食べて欲しいです。
なすはもう少し続きます。
かぶやほうれん草や青梗菜などもできてきます。

栄養分もしっかりとるスープや煮物がおすすめです。
私は最近、塩麹と胡椒だけのスープが好きで良く食べます。
粉砕した乾燥生姜なども入れるとあったまるのでおすすめです。

また夏の暑さによるダメージ回復に良いオイルがおすすめです。
くるみやチアシード、アマニオイルやエゴマオイルをお食事にプラスしてみてください。

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皆様が秋も心地よく暮らせるように。
第3回もお読みいただきありがとうございました。

しほ

ABOUT -お話を聞かせてもらった人ー

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なかつかしほ
助産師、看護師、農家
月の助産院プロジェクトメンバー
星の本屋

京都府出身
農家の家に生まれ育つ

田舎が嫌で高校卒業後、都会へ出て最高な人たちと出会い
楽しい日々を過ごす

看護師10年目に助産師というキーワードが降り注ぎ
今までとは畑違いの助産師となる

いろんなご縁から京都へ戻り、現在は助産師と畑仕事を行い
自然を堪能している

赤ちゃんが大好きな仲間たちによる月の助産院プロジェクトメンバーの1人
また、心が込められた本を届ける星の本屋でもある

「愛で生きる人」がモットー

月の助産院プロジェクトInstagram:https://www.instagram.com/tsukinojyosanin/

星の本屋Instagram:
https://www.instagram.com/hoshi_books/

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