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営業が独立起業するために必要な手続き準備は?

営業が独立起業するためには、案件選定などの仕事に関する準備とプラスして、独立起業するための様々な手続きがあります。
つまり、今までは会社がやっていた手続きを全て自分で行う必要があるということです。

実は、営業として、いざ独立起業しようとなった時に、意外と躓いてしまうのが独立起業するための手続きだったりします。

今回は、営業として独立起業を考えているあなたがやっておかなければならないことを、この3つに大きく分けてご紹介します。

・独立起業に必要な手続き
・独立起業に必要なお金の準備
・独立起業に必要なもの

営業が独立起業するにあたって、必要な手続きや準備しておくべきことをきちんと理解することで準備をスムーズに進めて行くと独立起業の良いスタートを切ることができます。

独立起業を考えている営業であれば理解していると思いますが、営業が独立起業をスムーズに進めるために今一度、基本的な手続きが確認できる取扱説明書として使ってみてください。

営業の独立起業に必要な手続き:開業届けを提出する

営業の独立起業に必要な手続きの1つめが開業届けの提出です。
独立起業をするにあたって必ず聞くこの開業届けは、事業主になったことを示すために税務署へ届け出る手続きであり、開業届けを提出することで、確定申告の青色申告で最大65万円の納税額の特別控除を受けることができます。

確かに、開業届けを提出することで、失業手当の対象外となってしまうことになります。ですが、個人事業主となる独立起業は、必ず所得税を納税する必要があるため、営業として独立起業した際は、開業届けを出す必要があるのです。

また、開業届けを提出することで、確定申告の際に、特別控除と基礎控除を合わせた額が非課税となり、青色申告であれば、少額減価償却資産の特例が利用できるので、節税が見込めます。

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営業の独立起業に必要な手続き:国民年金の手続きをする

営業の独立起業に必要な手続きの2つめが国民年金の手続きです。
会社員のほとんどは、会社で厚生年金に加入していますが、営業が独立起業し、個人事業主になった場合、国民年金の加入手続きを行う必要があります。

会社を退職後に、独立起業の準備期間を設けたとしても、第1号被保険者として保険料を納付することに代わりはありません。なので、会社を退職後、営業として独立起業して個人事業主になったタイミングで厚生年金から国民年金へと変更する手続きを行いましょう。

独立起業した営業は、年金の納付は自分自身で行う必要があるので、現金納付、口座振替、クレジットカード払いのいずれかの方法を選び、納付する必要があります。

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営業の独立起業に必要な手続き:国民健康保険に加入する

営業の独立起業に必要な手続きの3つめが国民健康保険加入の手続きです。営業が独立起業した場合、健康保険加入手続きから支払いまでを自分で行います。

健康保険は自分で選ぶことができますが、社会健康保険と同様、個人の医療費の自己負担額は3割で同じであるため、独立起業した営業の多くが国民健康保険に加入しています。国民健康保険の保険料は、前年の所得、世帯人数、加入者の年齢をもとに計算される仕組みになっています。

また、会社員時代の健康保険証は、退職日の翌日から使えなくなるので、独立起業する営業は、退職後すぐに国民健康保険の加入手続きを行いましょう。

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営業の独立起業に必要な手続き:青色申告承認申請書を提出する

営業の独立起業に必要な手続きの4つめが青色申告承認申請書の提出です。

独立起業した営業が確定申告を青色申告で行うためには、青色申告承認申請書を税務署に提出したのちに承認される必要があります。

また、最大65万円の納税額の特別控除を受けることができる青色申告で確定申告を考えている独立起業した営業は、そもそも開業届けの提出が必須です。

ですので、青色申告承認申請書を提出する前に、必ず開業届を提出しましょう。開業届けを提出していない場合、自動的に白色申告になるので注意が必要です。

営業が独立起業した場合、独立起業した時がその年の1月16日以降である場合、2ヶ月以内に青色申告承認申請書を提出する必要があります。また、その年の1月16日以前である1月1日から1月15日の間に開業した場合は、3月15日までが提出期限となります。

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営業の独立起業に必要なお金の準備:仕事用の口座を作る

次は、営業の独立起業に必要なお金の準備について見ていきましょう。
営業の独立起業に必要なお金の準備、1つめが仕事用の口座を作ることです。

プライベートなど仕事以外のことで使っている口座と分ける必要があるのは、営業が独立起業して仕事して得た報酬や使用した経費を見える化することが大きな理由です。

また、営業が独立起業すると、会計管理を行う必要があり、仕事用の口座を開設することで会計管理をしやすくなります。

プライベートなどで使っている貯蓄用などの銀行口座を仕事の報酬管理にも利用することは出来ますが、仕事とプライベートの取引の線引きが不明瞭になることで、お金の流れが明確に出来ず、確定申告の際にも二度手間になってしまいます。

営業が独立起業した際の事業財務状況を明確にして、計画的に事業展開するためにも口座を分けておくことは必須です。

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営業の独立起業に必要なお金の準備:売上計画を立てる

営業の独立起業に必要なお金の準備、2つめが売上計画を立てることです。

営業として独立起業する場合、売上計画を立てることでその都度の仕事状況を客観的に把握することが出来ます。また、売上計画には、数字を細かく記入して実際の売上を見える化することで、次の目標設定をしやすくする目的があります。

営業が独立起業してコンスタントに売上を作っていくためには、売上計画を立てて、今、何をすべきかを明確にすることが必須です。

売上計画を立てる時の注意点として、決してどんぶり勘定の売上目標は立てないようにしましょう。各商材単位に分けて売上計画を立て、経営指標を参考にしながら各商材の見込客数などを考え、あくまで実現可能な計画を予測して計画を立てます。

独立起業した営業が売上計画を立てることで、余計なところに気を配ることなく、本当にやらなければならないことが明確になり、結果として、仕事をスムーズに進めるための良い循環を生んでいきます。

売上計画を立てることは、独立起業した営業が会社としての利益を伸ばしていくために必ず必要な作業です。

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営業の独立起業に必要なお金の準備:複式帳簿をつける

営業の独立起業に必要なお金の準備:複式帳簿をつける

営業の独立起業に必要なお金の準備、3つめが複式帳簿をつけることです。
なぜ、独立起業した営業は年度末の確定申告のために複式帳簿をつける必要があります。

独立起業した営業は、所得税を納めるための確定申告のすべてを自分で行わなければなりません。かなり時間を要する作業でもあるため、少しでも、確定申告をスムーズに行うために作成しておくべきなのが複式帳簿です。

全体の収入から経費を差し引きを行い、最終的な納税金額を可視化出来るのが、複式帳簿の役割になります。そのため、複式帳簿には、事業の売上金額や経費、取引内容がわかるように事細かく記録しておき、お金の流れを自分で見て把握出来るようにしておきましょう

税務調査があった際に開示する義務があるので、作成した複式帳簿は7年間は保存しておきましょう。

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営業の独立起業に必要なお金の準備:支払う税金を理解する

営業の独立起業に必要なお金の準備、4つめが支払う税金を理解することです。

営業が独立起業する時、支払う税金を正しく理解することは大きな節税に繋がります。
ですが、ネット上に確定申告や納付の手続き、経費に関して、多くの情報が飛び交っているため、何を経費とするべきなのか、そもそもの税金の計算方法など、何が正しいのか分からず戸惑ってしまうという声を実際に独立起業した営業からよく聞きます。
正しい知識を身につけておくことで、急な支払い通知で資金がないなどと焦らなくなります。

独立起業した営業が支払わなければならない税金は、大きく4つです。

・独立起業した営業が1年間働き得た所得に対して、国に払う税金である所得税
・所得に対して支払う金額とその都市に住んでいることで支払う金額の都道府県、市区町村に支払う税金である住民税
・原則として課税売上高が1,000万円以上の時に納付義務が生じる税金である消費税
・独立起業した営業など、基本的に個人事業を行なっていることに対して、都道府県に課される税金である個人事業税

他にも、自宅が持ち場で仕事をしている場合に発生する固定資産税や国民健康保険税や国民年金税などがかかります。

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営業の独立起業に必要なもの:名刺

次は、営業の独立起業に必要なものについて見ていきましょう。
営業の独立起業に必要なものの1つめが名刺です。

一人の会社員として働いている時にも使用する名刺ですが、営業として独立起業した場合は、名刺を使い事業を広げていく必要があるため、名刺の重要性はかなり高くなります。

名刺を作成する際は、あくまで記載内容が分かりやすいデザインにして、記載されている情報などをきちんと記載し、抜かりない名刺を作成する必要があります。

ですが、独立起業前や独立起業直後は、コストを抑えたいものは抑えたいと思います。今は、プリンターと市販の自作用名刺用紙があれば、無料の名刺用テンプレートを使い、簡単に自作することも可能なので、ぜひ試してみてください。

そして、新規獲得や人脈を増やすために参加するセミナーや勉強会があれば、仕事に繋がる、繋がらないというのは問わずに、どんな場合でも、必ず名刺交換を行うようにしてください。

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営業の独立起業に必要なもの:通信環境

営業の独立起業に必要なものの2つめがしっかりとした通信環境です。

営業が独立起業して、仕事をしていく上で、Wi-Fiルーターなどの通信環境はなくてはならないものです。

自宅や仕事場に用意することはもちろんのこと、独立起業したばかりの営業は、打ち合わせなどで外出する機会がとても多いため、持ち運び型のWi-Fiルーターも必ず用意しておきましょう。

また、通信環境整備は、月々の金額として発生するものなので、どのくらいの容量が必要であるか、どれくらいの通信速度が必要であるかを見極めて、無駄な出費を減らすようにしておくことが大切です。

また、独立起業した営業は、働く場所が必ずしも固定するわけではないので、通信速度を確保することと併せて、どんな場所でもストレスなく使用出来るネット環境を作っておいてください。

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営業の独立起業に必要なもの:仕事用のメールアドレス

営業の独立起業に必要なものの3つめが仕事用のメールアドレスです。

営業が独立起業した時のやり取りは、電話よりもメールなどの方が利用頻度が高いということが分かっています。また、そのアドレスがフリーメールアドレスであると、無料で取得できるメールアドレスを仕事で使うのは信用できない、情報セキュリティの面で不安で、信用できないと感じるクライアントも多くいます。

仕事の単価が高くなればなるほど、連絡先のメールアドレスがフリーメールだった場合の独立起業した営業に対する不信感は高まる傾向にあります。

そのため、名刺にも記載するメールアドレスは、営業が独立起業して経営者という立場である以上、フリーアドレスではなく、会社ドメインのアドレスを持つことが一種の信用性に繋がっていきます。

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営業の独立起業に必要なもの:見積書や請求書の雛形

営業の独立起業に必要なものの4つめが見積書や請求書の雛形です。

独立起業した営業は、営業活動だけではなく、会社員時代でいうところの経費管理などの経理部分やその他の雑務も全て自分で行う必要があります。
そのため、いかに雑務を自分で楽に行えるかが営業を多く行う鍵であったりします。

独立起業した営業であっても会社員の頃のように、契約に関する見積書や請求書を作りますが、商材を抱えれば抱えるほど、クライアントが増えれば増えるほど、独立起業した営業にとっては時間がかかってしまう作業でもあります。

そのため、文書作成ソフトや表計算ソフトなどを利用して、見積書と請求書の雛形を作っておくことで、見える化できて契約ごとに管理もしやすくなり、仕事量もとても楽になります。

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営業の独立起業に必要なもの:実績をまとめた資料

営業の独立起業に必要なものの5つめが実績をまとめた資料です。

独立起業した営業は、基本的に自分でアポイントを取りながら契約を結んでいくことになります。また、独立起業したばかりの頃は、電話営業やメール営業、飛び込み営業などで実績を積み重ねていくことが多いでしょう。

その時に、自分の今までの営業実績が分かる資料を作り、すぐにクライアントに見せられる状態にしておくと、契約に至ることが多いのです。

なぜなら、独立起業した営業は、信用性という部分にかけてしまうからです。そのため、信用性を補強するためにも、実績をまとめた資料を用意しておくことでクライアントからの信用度はとても上がります。

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まとめ

ここまで、営業が独立起業するために必要な手続きを細かく紹介してきました。
思っていたよりも手続きすることや準備することが多いと感じた方もいたのではないでしょうか。

ですが、今回ご紹介したことは、実際に、営業が独立起業するために必要なことです。そのため、独立起業の準備を一人で進めるとなると、本当に正しく出来るのか不安だという声も多く聞きます。

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