「「熱意」は仕事に必要か?」を読んで考えたこと
こんにちは
イデアレコードの左川です。
昔から「プロであればいかなる状況においても成果にコミットしろ」ということはよく言われてきた。体調不良とかやる気というのは理由にはならないという風潮もあったのは事実だ。だが今の世の中、仕事の熱意が少なくても一定以上のパフォーマンスを出す人材が増えている、もっと言うと昔からも存在していたけれど、それが明確化されてきたという方が正しいかもしれない。そんな中でリクルートワークス研究所の「「「熱意」は仕事に必要か?」を読んで、備忘録をとして考えたことをまとめておく。
プロフェッショナルという言葉でイメージされるのがスポーツ選手だ。彼らは結果がすべてあり、「やる気がない」とか口にすれば、スタメンから外されるようなシビアな世界で生きている。イチローがインタビューの中で50%しか出せない状態であってもその中で100%を出すことを常に意識していると語っていた。ここでいうプロフェッショナルとはこういった人材であろう。
今の社会においてはエンゲージメントが重要されているが、だんだんとそれだけでは成立しなくなってくるはずだ。まず何をもってエンゲージメントが高いと定義するかが重要である。労働時間長いからエンゲージメントが高いとはならないし、パフォーマンスが良いとも限らない。会社や仕事に対する情熱があるかどうか、としても何をもって情熱があるかと決めるのかも難しい。今の若い子はコミュニケーションが高く、情熱がある体をすることもできる。仕事やライフスタイル自体が多様化している中で、そもそもエンゲージメントを持たないような人も増えてくるであろう。一方、パフォーマンスについては様々な指標から算出することはできるはずだ。
企業が「エンゲージメントを高めよう」と活動することは重要であるが、同時に「熱意に関係なくパフォーマンスを出せるようにしていく」ことの必要性も高まっていくであろう。
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