「卓球台は、社内の良い文化を促進するためのもの」オフィスピンポンファイルvol,3 Progate 尾嵜さん・関川さん
こんにちは!オフィスピンポンの長田(@SsfRn)です!
卓球台を導入した企業さんにインタビュー取材する企画「オフィスピンポンファイル」。
3回目となる今回は、オンラインでプログラミング学習サービスを提供している「Progate」さんです!
最近、オフィスを移転し、そのタイミングでオフィスに卓球台を導入。なぜ、卓球台を導入したのか!?その背景を伺って来ました!
《今回取材を受けてくれた方はこちら!》
尾嵜 司
1990年生まれ。埼玉県八潮市出身。
新卒で学習塾運営のベンチャー企業へ入社。塾講師として小・中学〜高校生までを指導。2014年にオフィス移転のプロデュースを行うヒトカラメディアに転職。営業としてベンチャー・スタートアップ企業をメインに3年で100社以上の移転を担当する。その後、クライアントであったProgateの価値観に共感し、2017年11月に入社。法人営業、マーケティングを経て2018年7月より人事領域に踏み出す。現在は社内のコミュニケーションと採用を担当している。
関川 智
1994年生まれ。新潟県長岡市出身。
新卒で地元の銀行に入行。将来のキャリアに不安を抱き、手に職をつけられるエンジニアになるため退職、上京。プログラミングスクールに3ヶ月通い、PHPの受託会社に転職。その後、プログラミングで人生の可能性を広げられる世界を作るというビジョンに共感し、2019年5月にProgateに入社。UI/UXエンジニアとして、プロダクトの改修、開発を担当している。
人柄や思考を知っていることで、行動を理解できる
長田
本日はよろしくお願いします。はじめに、お2人のプロフィールを伺ってもよろしいでしょうか?
尾嵜さん
はい!ProgateではHRを担当していまして、社内コミュニケーションと採用に関する業務を行っています。
社内コミュニケーションで具体的にやっていることは、情報の共有ができる環境や体制をつくっていたり、Slack内でオープンなコミュニケーションを取れるようにしたり、社内イベントを企画運営したり、オフィスの場づくりも担っています。
僕はもともと、ベンチャー向けの不動産仲介をやっている会社にいまして、事業のフェーズに合わせた組織課題を”内装”で解決する事業をやっていたんです。その時から「場の持つ価値」を感じていて、社内コミュニケーションをハード面からアプローチできることを知りました。そこから「コミュニケーション」に興味を持ち、今に至っています。
関川さん
Progateには、エンジニアとして今年の5月にジョインしました。普段はプロダクトのUI / UXに関して、事業に関わっています。よろしくお願いします。
長田
ありがとうございます。尾嵜さんは、社内コミュニティマネージャーのような存在なんですね!なぜ、Progateでは卓球台を導入することになったのでしょうか?
尾嵜さん
コミュニケーションしやすい「遊び」を入れたかったんです。仕事と直接関係のないコミュニケーションがあったらいいなぁと、考えていたことが始まりです。
前のオフィスは”空間”があったのですが、そこに会話のきっかけはありませんでした。すると、コミュニケーションを取るための努力が必要になってしまう。そうではなく、自然と一緒に遊べるものが必要だと感じました。
その中で、卓球台以外にもビリヤードやダーツといった候補も考えていたのですが、「パッと体を動かせる」「知識いらずで誰でもできる」という点から卓球を採用。
また、この「T4 OFFICE」のことも知っていて、シンプルでオフィスに合うデザインにも惹かれましたね。正直、これがなかったら卓球台は導入していなかったと思います。オフィス空間はかっこよく在りたかったので。
長田
それはわかります!一般的な卓球台だと、なかなかオフィスの雰囲気に合わないですもんね、、
尾嵜さん
空間のイメージに違和感があるものは置きたくないんですよね。例えば、オープンな空間をイメージしてつくっているのに固い雰囲気のインテリアを置いてしまうと、なかなかコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。その点で、この卓球台がよかったんです。
長田
先ほど「仕事とは直接関係のないコミュニケーションが必要」という話がありましたが、なぜ必要だと感じたのですか?
尾嵜さん
そのようなコミュニケーションがあると、強い発言をされてもその人の背景を知っているのでイライラしにくい。その人の人柄や思考を知っていることで、目の前の行動を理解できると思うんです。
そのためには、知っている部分を増やしていく必要がある。他愛もない会話から見える性格をお互いに知ることで、その人を受け入れやすくなると思っています。
長田
そう考えるのは、これまでその点において課題を感じていたのでしょうか?
尾嵜さん
そうですね。MTGで話したら解決するのに、話さないために解決するまでモヤモヤしてしまう状況が多々ありました。当事者からしたら深刻なんだけど、客観的に見たら「話したら解決するじゃん」みたいな状況です。
社内の会話自体は少なくないのですが、自分から会話のきっかけを作るタイプのメンバーは意外と少ないというところに課題を感じていました。「どうすれば、そのきっかけができるかな?」と考えた時にたどり着いたのが卓球台です。
関川さん
僕も入社当時は、自分からきっかけを作るのが苦手でした。でも、今は卓球きっかけで社内の皆さんと仲良くなれていると感じますね。
尾嵜さん
え!?そうなの!?
関川さん
僕の席はオフィスの中でも奥の方でして、そこから入り口付近にあるオープンスペースに行くのはハードルが高かったんです。何も用がないのにウロウロすることへ抵抗がありました。
それが、「卓球をする」という理由で足を運ぶことができて、それがきっかけにコミュニケーションを取る人が増えたんです。きっと、卓球がなかったらここまで話すこともなかったなぁという方々ばかり。それがとても嬉しかったですね。
尾嵜さん
そんな具体的な効果があったなんて、、!
やっぱり、きっかけがなかっただけなんですよね。きっかけさえあれば、みんな話せるし、話したいんだと思います。
お互いを尊重し、信頼している土台があるからこそ
長田
卓球をする際は、どのようにして始まるのですか?
尾嵜さん
ポケモンのように、目が合ったら始まります。笑
なんとなく卓球台付近にいて、目が合うと「え、卓球やっちゃう?」みたいな空気になりますね。
もし、隣の机でミーティングしていたとしても気にせず卓球していますし、10分だけ隙間時間ができた時にやることもあります。
長田
ということは、社内的にも卓球にはかなり寛容なんですね!
尾嵜さん
そうですね。卓球の音がうるさいと言われることはありません。弊社は来客が比較的少なく、電話営業などもやっていないからかもしれませんが、社内のメンバーもあまり卓球の音は気にならないようです。
卓球はいつでも誰でもやりたい時にやっていいですし、カフェスペースやソファー、カーペットのリラックスコーナーなど自由に移動しながら仕事ができます。本当に集中したい時は集中スペースもありますし。オフィス全体がシンと静まった環境よりも、自分でメリハリをつけながら仕事ができる環境なのかなと思います。
長田
なるほど、、!
よく「他部署とのコミュニケーションが希薄になる」という声があるのですが、このあたりはいかがでしょうか?
尾嵜さん
あ〜なるほど。それでいうと、弊社では「One team, one goal.」というバリューを掲げています。目指す目標に対し「支え合い、刺激し合い、共に事を成そう」という内容です。この考え方のもとで行動しているので他社に比べると壁は薄いと思います。とはいえ、業務となるとよく話す人は固定されてしまいがちでした。
卓球台が導入されたことにより、業務ではあまり話さない人と話す機会は増えたと思います。やはり、エンジニアはエンジニアで話すことが多いですし、デザイナーはデザイナーで話すことが多いので。そこの変化は感じますね。
長田
そもそもですけど、社内の皆さんは仲良いのでしょうか?
尾嵜さん
過剰ではないですけど、コミュニケーションはよく取りますし、仲はいい方だと思います。
関川さん
ただ、仲良しこよしって感じではありませんね。お互いを尊重し、信頼していると思います。
尾嵜さん
そうそう。それがありつつ、気を遣う感じもなく、フラットに接していると思います。
長田
おお。いいですね!
課題を解決するものではなく、良い文化を促進するためのもの
長田
卓球台を導入して、うまくいく企業と機能しない企業に分かれると思っています。それって何故だと思いますか?
尾嵜さん
卓球台って、課題を解決するものではなく、良い文化を促進するためのものだと思います。
自由な社風であれば、その社風が可視化されて表面化するんです。「仕事中に卓球やっていいんだ!」っていう共通認識ができる。”リラックス”というものを、はっきりと業務の中に入れたということなんです。
カフェスペースだけだと、リラックスを表面化するツールとして弱いんですよね。だって、カフェで仕事する人は増えているし、カフェ=リラックスと認識するのは難しい。でも、卓球している間は卓球しかできないので、強制的にリラックスな空間になります。それがとてもいいですね。
長田
リラックスの可視化、、!!
尾嵜さん
あと、卓球している間は100%遊んでいるので、終わった後「よし!ちゃんと仕事しよう!」と切り替えることができますね。「遊び」があるからこそ、集中できる。
関川さん
メリハリつきますよね。やっぱり運動すると気持ちがスッキリするんですよ。
長田
めちゃくちゃ効果感じていますね、、!
今後、こうやって卓球台を使いたいって考えていることはありますか?
尾嵜さん
そうですね。せっかく卓球台があるので、社外の人と交流したいですね。遊びに来てもらって一緒に卓球をしたい。
他の会社とのコミュニケーションする場って、だいたい交流会とかじゃないですか?「ざっくばらんに話してください!」って言われても、いきなりそんなことできません。目的がビジネスになっているので。
また、社会人になると友達ができにくい環境になってしまいます。ビジネスから入る繋がりだと、ちゃんとした友達になるのって難しい。それが卓球から入ると肩書きもないし、ビジネスという目的もないので、ちゃんと友達になれると思っています。
なので、そういったことを卓球で実現したいですね。フラットな社外のつながりって本当に大切なことだと思うので。
長田
うんうん。
尾嵜さん
僕が思うに、卓球ってオフィスで完結する一番アクティブなスポーツだと思うんですよ。
ついこの前、社内Slackでその話になり、サッカーや野球って場所取るの大変だし、人も必要だし、やるだけで大変。でも、卓球だと場所はオフィスでいいし、人も2人でいいのでかなり実施しやすいんです。
長田
最後に、卓球台導入を考えている方や企業へ向けて、メッセージをお願いします。
尾嵜さん
会社として、どう在る状態がいいんだっけ?ということをしっかり話すことが大事だと思います。人のモチベーションやリラックスに関することは、ロジックでは理解できません。人の内側の話なので。
結局、卓球台は手段でしかないので、どういう会社にしたいか?どういう文化を大事にしたいか?そのイメージに合えば導入していけばいいと思います。
関川さん
僕は卓球のおかげで、会社に来るのがさらに楽しくなりました。実際に、卓球を通じてコミュニケーションが増えたので、卓球台おすすめです!
長田
お二人とも、ありがとうございました!
終始、笑顔の絶えないインタビューになりました。それほど、卓球が身近なものになっていて、卓球を楽しんでいるということ。
全体の話も、コミュニケーションに向き合っている人間として共感でき、僕が考えている以上に卓球台の効果を実感されている印象でした。
今後、Progate内で卓球を通じた社外の交流の機会をつくっていくそうなので、機会が合えば参加してみてはいかがでしょうか?
それでは!
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