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今日の体調は?

「今日の体調はどうですか?」

って別にこれは1on1の時に相手に聞くセリフではなく。

聴く側、つまりあなた自身の体調はいかがですか?
ということです。

話をする側、話を聴く側
どちらが体力いると思いますか?

ともすると
話す方が体力いるよねって考えがちになりますが
実は聴く側ってとても体力いるんです。
しかも
それほど興味の湧かない話を聴く時って、終わったあとにどっと疲れたりしませんか?

私は聴くことで何かを解決したりする仕事なので
聴かなくちゃ話は始まりません。
だから、そこに120%の体力を使うのを惜しみませんが
そうでなければ
なんでこんなに疲れてまで話を聴かなくちゃならんのか?
って思うのはとても自然な感情だと思います。
(だから、家族の話になると120%聴けなくなるのがこの理由かも)

受け身なのに疲れる。
ずっと喋っていたほうが口は疲れるし、
喉は枯れるし、へろへろになるけれど
一種の達成感を感じる場面もありません?

例えばプレゼンとか。
「伝えきった!」「やりきった!」「全部言ってやった!」
そう感じられたら達成感がある。

だけど

「聴き切ってやった!」
ってそうそう思うことは少ない。

なんだか疲れるけど
その疲れと同じくらいの達成感がない。

それが「聴く」ってことではないでしょうか。

しかも
クリエイティブに何かを創造するわけでも
生産的ですぐに結果がでることでもない。
なのにめっちゃ疲れる。
そんな感じ。

だから

「今日の体調は?」

です。

自分の体調がベストじゃなければ
相手の話を聴くことは大変です。
気分が落ち込んだり、イライラしていたら
平常心で聴けない。
しかも聴いてる先から嫌味の一つでも言っちゃいそうになるかもしれない。
「俺だって大変なんだよ」って言っちゃうかもしれない。

まぁ、リーダーだって人間なので
そんな日もあって良いし親しみを持てるかもですが
でも
自分の体調や感情をコントロールするのもリーダーだっていうこともある。

なので
日々、聴くことができる体調と感情でいることが
とっても大切になります。

これはもうスキルより大切。
ぶっちゃけスキルなんて添え物みたいなもの。
(といいつつ、そのスキルもおいおいお伝えしますけども・・・)

先ずは自分が聴くことに耐えられる状態かどうか?

相手の話を聴くって
どうしても相手のことを思って
相手に意識が向いてしまう。
だから
自分がどんな体調で、どんな感情でなんか考えない。
聴くことで疲れて、時にはダメージを受けちゃうのは自分なのに。

ということで
リーダーとして話を聴くために大切なことの一つ目。

その1

「体調と感情をベストにするためにちゃんと準備をする」


さて
あなたの今日の体調はベストですか?

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