中高数学の成績が2だった私がオーストラリアの数学の授業で英雄視された
オーストラリアで学校の先生です。
先生になる前は、ハイスクール(中高一貫)で、授業に入り込で、生徒の支援をする、サポートスタッフをしていました。
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勤めていた学校の方針は、我々の仕事は特定の生徒の支援ではなく、全ての生徒をサポートするように!でした。
英語(つまり国語)、数学、理科、社会(地理や歴史に別れている)など、さまざまな授業を経験しました。
なかでも、このnoteの題名である「中高数学の成績2だった私がオーストラリアの数学の授業で英雄視された」についてつづっていきますね。
私の数学はヒドイもので、九九が終わったころなので、小2以降はつまづいた思い出しかない!
さすがに四則計算、通分、分数や小数点の計算、面積の計算、簡単な因数分解などは問題なしですが・・・。
高校生になったら、もうお手上げで、テスト前に友達につきっきりで教えてもらっても欠点。
そんな私が英雄って!?
オーストラリアの算数・数学のカリキュラムは日本よりずっと易しいんですよ。
7年生(日本の中1)からは、Scientific Calculator が必須アイテム。
関数計算もできるこれ。ちなみにiPhoneの計算機を横に向けると出てきます。
九九もチャートを見てやってるし、筆算も小学校の先生によっては教えないのか、その辺がちょっと・・・
ヒドイ時なんか、グーグルで「3かける12は何?」って聞いている子が1人や2人じゃない!
私のnoteを継続して読んでくださっている方がいれば、ちょっと補足!
この学校は私が先生をしていた荒れていたところではなく、その前に働いていた地域ナンバーワンの学力と落ち着きのところ。
そんなこんなで、7年生(中1)の授業での私は大忙しでした。
数学2の私でも通分は一瞬でできるし、面積の計算も暗算でできるので、その早さに目を丸くする生徒。
そこから、英雄視されるようになったんですよ。
日本ではあんな落ちこぼれた私でしたが、まさかこんなところで人の役に立つとは、思っていませんでした。
国によってカリキュラムが違うので、簡単に「良い」「悪い」の観点では何も話せません。
でも・・・
ある程度のレベルまでの数学を計算機なしでできるのは、頭の訓練/体操に必要だとオーストラリアの子たちを見ていて思うんですよね。
高校時代の現国の先生がこんなことを言っていました。
「自分は、高専を出て、大学に進んで、結果的に国語の教師になった。理系の高専と国語の教師は関係ないような気もするけれど、そんなこともない。頭のいろんな部分を使うのはいいこと。」
西川先生のことを思い出しながら、いつも数学のお手伝いをしていた私でした。
この学校は、手厚い方で、今回お話ししたのがスタンダードクラス。数学に苦手意識があれば、サポートクラスに移ることも可能!詳しくは↓も読んでくださいね。
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