見出し画像

多様な受け止め方に対応するビジネス対話~欺かす、争わず、誠心誠意向き合う力 第7章 相手に合わせて聴く②

割引あり

これまでとこれから

 前稿は、本書のまとめとして、ビジネス対話の場を整えるという視点で、これまでのスキルを深堀りしました。
 本稿では、対話における相手の立場、あるいは立ち位置について述べていきます。これは、相手が上司であるとか、お客様であるとか、異性であるとかということではありません。ある種の“タイプ”です。
 しかし、これは相手を決めつけたり、ましてやバイアスを持って対話に臨んだりすることでは、もちろんありません。したがって、本稿の内容は、これまでのスキルを総動員して理解していただきたいと思います。

本稿と全体像

 それでは、本稿の全体像をお示しします。
  第1章      安心・安全な場の提供(公開済み)」
   すべては『安心・安全な場』から始まる 第1章①
   組織に潜むコミュニケーション断絶の陰 第1章②
  第2章      対話とは何か(公開済み)
   新たな発見に向かう 第2章①
   感情を大切にする  第2章②
  第3章      言葉を超えて(公開済み)
   ビジネス対話に臨む態勢 第3章①
   相手理解の第一歩となるビジネス対話 第3章②
  第4章      視覚から聴く(公開済み)
   相手視点のビジネス対話  第4章①
   観て、観られるビジネス対話  第4章②
  第5章      話すことで聴く(公開済み)
   対話をコントロールする言葉  第5章①
   理解を深める言葉  第5章②
  第6章     訊くことで聴く(公開済み)
   相手の話したいことを探るビジネス対話 第6章①
   相互理解に向かう 第6章②
  第7章      相手に合わせて聴く
   共感性から生まれる相互理解 第7章①
   ・多様な受け止め方
  第8章      対話論(近日公開)
 本章からご参加の方は、できれば本章の読了後、第1章から順に読み返していただければ、より理解が深まるものと考えますので、是非、公開済の章もよろしくお願いします。
 それでは、以下、有料となりますが、続けて読み進めていただければ幸いです。

ここから先は

8,519字

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?