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先生になるための13のポイント~ストアカ関西・先生交流会~

11月29日、billage OSAKAにてストリートアカデミー株式会社主催の「先生&教えたい人、集まれ!【ストアカ公式】関西先生交流会」が開催されました。

このイベントは日本最大級のスキルシェアサービス・ストリートアカデミー、略して「ストアカ」にて講座を開いてる先生、そしてこれから先生になりたい人の交流会イベント。今関西で活躍中の先生をお招きしてのパネルディスカッションも行いました。

ストアカとは“道端の学校”
社会人向けの習い事、学ぶ場所があふれる中、入会費や通学のコミットメントに高いハードルがあります。しかし、「そもそも大人が学ぶには学校が必要か?いやそうじゃない!学びたい人が集まった場所こそが学校だ!」という考えからストアカは誕生。

現在では多くの先生、ユーザーが登録をしており、ストアカ関西が始動してから約1年半、1年前から比較するとユーザー数が2倍に増加。地域の企業とも協力をして「地域の学び場」として先生たちの活躍の場も広げていきました。

メディアにも取り上げられ、今まさに盛り上がっているストアカ関西。今回は講座を成功させるためのヒントをため込んで来年の幕開けをワクワクするようなものにしていきます。


アイスブレーク~共通点探しゲーム~

グループになって始まったこのイベント。まずはグループ同士の自己紹介と親睦を深めるため、グループメンバーの共通点を3つ探すゲームを行いました。

すごく和やかな雰囲気です!

和食好き、ビジネス書をよく読む、トマトソースのパスタが好き!など…。意外な共通点がたくさん見つかりました。


それでは、ストアカにて活躍している先生を招いてのパネルディスカッションを開始します。今回登壇いただいたのはこちらの方々。


関西AWARDノミネート 先生


メディアで話題!ママ先生 橋本先生


関西AWARD生徒満足度賞受賞 藤田先生


ストアカAWARD最多講座開催賞 瀧内先生


以上の4名の方々に登壇いただきました!

今回パネルディスカッションで話されたコンテンツはこちら。

①講座を作るうえで大切にしていること
 1>強みと強みを組み合わせる
 2>映画2本分の感動を与える
 3>一人ひとりに合わせた講座をする
 4>みんなでつくる講座にする

②講座の設計の仕方について
 1>ニーズに合わせて講座を作る
 2>ターゲットは誰なのかがわかるタイトルにする
 3>お得感を出す

③講座ページ、教室ページの作り方について
 1>使用する写真にこだわる
 2>動画で自己紹介と講座内容を伝える
 3>受講者の作品を掲載する

④集客について
 1>新しい人を必ずリピーターにする

 2>たくさん講座を開催する
 3>しっかりとした受講内容を作りこむ


①‐1>強みと強みを組み合わせる

まずは橋本先生に、先生になったきっかけを通じてたくさんある同じような講座の中から選ばれるためにはどうすればいいか?という話を伺いました。

橋本先生
「私はヨガの講座をしているのですが、ヨガを始めたきっかけは自分が肩こりと腰痛で悩んでいて、ホットヨガを仕事場の同僚に勧められたことでした。そこからヨガにはまり、勉強をして資格を取得。せっかく資格を取得したので、先生になろうと思い、ストアカの利用を開始しました。
しかし、ヨガの先生は日本中にたくさんいます。自分の強みは何だろう…。と考えたとき、『英語だ!』と思いました。海外の大学に通っていたので、その経験を生かして英語でヨガを教える、という講座を開きました。」

自分の強みを生かすだけではなく、強みと強みを組み合わせて魅力的な講座を開く。とても素敵な例ですね。


①‐2>映画2本分の感動を与える

次に教えるうえで大切なことは何か、という質問で、先生に価格と講座の満足度についてお話を伺いました。

森先生
「講座の価格設定を3,000円から設定しているのですが、これは映画2本分の価値なんです。つまり、自分の講座を受けることで、映画2本分の感動を与えないと意味がありません。なので、自分の講座が映画2本分の満足度があるか、というところをすごく気にしています。」

満足度、というものは生徒からの反応でしか得られませんが、「映画2本分の価格」という、具体的な数字で満足度を図ることはとても分かりやすい軸になりますね!


①‐3>一人ひとりに合わせた講座をする

森先生は 1 対 多数 という形で講座を開いています。一方で藤田先生、瀧内先生は 1 対 1のマンツーマンで講座をしています。こういった点で大切にしている考え方は違ってくるのでしょうか。

藤田先生
「もともと会社員で、今はフリーランスでやっています。会社にいるときは会社のスキルしか身につかないと思ったので、社外のセミナーなどに参加していました。しかし、そういったセミナーは一方的に話すだけのもの。スキルの差は参加者によってバラバラなので、理解できている人ともう投げ出している人と様々でした。そういったセミナーに満足できず、自分がストアカで教えようと思った時にはマンツーマンでやろうと決めていました。
マンツーマンならばその人に応じたペースでできて、個々にカスタマイズしたレベルで臨機応変に教えられるので、そういったことを工夫しています。」

瀧内先生
「その人が何を求めているのか、ということを最初にヒアリングをします。どういうことを学びたいのか、ということを深く聞きます。ワードプレスの講座をしているのですが、きちんとヒアリングをしてから講座を始めると、全くワードプレスの話をしなかった、なんてこともありました。
何を知りたいのか、ということにフォーカスを当てるようにしています。」

マンツーマンでの講座は受講者のスキルのレベルや目的に合わせて教えることができ、また、本当に受講者が知りたいとを教えられる…。受講者それぞれの目的に合わせた講座の展開が大切なんですね。


①‐4>みんなでつくる講座にする

グループでヨガを教えている橋本先生。橋本先生が大切にしている 1 対 多数 の講座での考え方についてお話を伺いました。

橋本先生
「全員でつくりあげるクラス、というものを大切にしています。
というのも、ヨガというのはリラックスできる、という雰囲気が大切なので、個人のポーズだけではなくペアポーズ、グループでのポーズなどをわざとやっています。そうすることで、肌と肌がふれあい、一気に距離が縮まって、受講者同士の会話が生まれたり、『この人がいるからまた来たい』という声につながり、集客につながります。
なので、私が一方的に教えるのではなく、みんなで作る、ということをとても大切にしています。」

グループで学ぶとそこに参加した受講者同士がつながって「より深く学びたい」という想いにつながるんですね!ストアカではそういう受講者も多いようです。


グループ講座でもマンツーマン講座でも、どれだけ受講者が満足できるのか、ということを大切にすれば次につながるのですね。

それを踏まえて、次に講座をどのように組み立てていけばいいのか、ということをお話ししていただきました。


②‐1>ニーズに合わせて講座を作る

まずは藤田先生から。

藤田先生
「マンツーマンだからこそできることかもしれませんが、講座が終わった後に『次はどんな講座を受けたいですか?』と一人ひとりに聞きます。そうすると、複数人が受けたいという内容のものが出てくるので、その内容の講座を作って、受けたいといった人にお知らせをしています。
これが受講者のニーズを拾うというところにつながっていると思うのですが、こうやって講座の数を増やしていきました。」

ニーズを聞いて講座を作る。最初は教えたいことを講座として開いたとしても、そこから受講者の声を聞いて、スキルアップの選択肢を増やす、ということを組み立てているんですね。


②‐2>ターゲットは誰なのかがわかるタイトルにする

続いて森先生。タイトルに気を使っている、とのこと。

森先生
「ターゲットを初心者に設定しているので『初級』という言葉を入れたりしています。『<初級>3回でカメラの使い方がしっかり学べる講座inあべのハルカス』だったり…。
そうすることで『3回ある』『しっかり学べる』『初級なんだ』ということがタイトルからわかるようにして、どういったターゲット層にこの講座が設計されているのかがわかるようにしています。」

ストアカはタイトルに33文字使用できます。どういう人向けなのか、というターゲットをより深く、わかりやすく書くことによって受講者の心に刺さる度合いが変わってくるそうです。


②‐3>お得感を出す

続いては橋本先生。お得感を大切にする、とはいったいどういうことでしょうか。

橋本先生
「英語でベビーヨガのレッスンをしているのですが、他のベビーヨガとどのように差別化するか、ということを考えました。
1つ目は、ただベビーヨガをするのではなく、受講者が帰るときに『子育てに使える英語のプチフレーズ』というものをラミネートにして渡しています。持ち帰るものがあって英語の勉強ができる、ということです。
2つ目は、レッスン中にたくさん英語の歌を歌っています。そうすることで、帰ってからもYouTubeで一緒に歌えるんです。
そして3つ目は、出産後のママたちのために、ロースイーツを食べる時間作っていることです。ヨガレッスンの後に30分間のお茶の時間を作って、子育ての悩みなどを話してもらう時間を作ります。そうすると、ママ同士が仲良くなり、また、『あの人が来るから…』と思ってもらい、継続してレッスンに来てもらえる、という設計をしています。」

お土産やサプライズ感たっぷりの橋本先生のレッスン。持ち帰るものがあると家に帰ってからも「またあの講座に行きたいな…。」と考える時間ができるので効果的ですね。


次にストアカの教室ページと講座ページを作る上で大切にしていることを伺いました。

講座ページとは
 
…一つ一つの講座ごとに作られたページ。
教室ページとは
 …先生がどのような講座をしているのか総合的に表現するページ。


③‐1>使用する写真にこだわる

橋本先生の講座ページは写真がとても魅力的!何か気を付けていることはあるのでしょうか?

橋本先生
「写真が命!だと思っています。その写真を見て『この先生の講座に行きたい!』『この講座でこんな風になれるんだな。』ということをビジュアライズして見てもらえる写真をたくさん選びます。そこにプラスして、自分のプロフィール写真も大切ですね。この先生にみてもらえたらよさそうだな、というアイキャッチングな写真と、カバー写真でママの自分をアピールしています。」

講座のページの写真はとても大切。初めての受講者の不安を取り除くのに写真はとても効果的なので、こだわりの1枚を選びましょう!


③‐2>動画で自己紹介と講座内容を伝える

ストアカは写真のほかにYouTubeの動画も掲載が可能!それをうまく活用しているのが藤田先生です。

藤田先生
「今では動画は誰でも編集できます。テキストと静止画だけでは伝わらない部分を伝えるのが動画だと思います。映像を入れないほうが逆にもったいないと思いますね。スマートフォンでの撮影でもいいので、講座の様子を動画に収めて掲載してみるといいと思います。
講座の様子を撮影できない人は、自己紹介の動画も全然いいと思います。顔を出してカメラに向かって、自己紹介とどういったことを教えているのかということを笑顔で話すだけで、集客には十分つながると思います。」

先生がどういう人でどんな雰囲気なんだろう…。受講者はとても気なるところ。スマートフォン一台で動画撮影は可能なので、先生の魅力を伝えるためにも動画を活用してみてはいかがでしょうか。


③‐3>受講者の作品を掲載する

瀧内先生の講座ページにはどんなこだわりがあるのでしょうか。

瀧内先生
「私はホームページの作り方を教えている講座なので、受講者が作ったホームページをそのまま載せています。レベルの差はもちろんありますが、その人のレベルに合わせたものをあえて掲載しています。レベルがあまり高くない人に対しては、逆に『え、これ?』みたいなものを掲載することで、安心感を抱くようにしています。」

受講者のサイトの宣伝にもつながり、また、自分のレベル感に自信がない人でも「ここまでできるんだ!」というどこまで達成できるのかわかるのが素敵ですね。


最後に、先生たちが一番悩むポイント、「集客」についてお話を伺いました。


④‐1>新しい人を必ずリピーターにする

まずは橋本先生。

橋本先生
「新しく来た人を必ずリピーターにする、ということを心がけています。
まずは、申し込みがあったらお礼メールをすぐに送ります。次に講座の2日前にリマインドメールを送ります。楽しい雰囲気に気を付けて…。
そして当日なんですが、新しいところに来る時ってだれでも不安じゃないですか?なので、いつも来ている受講者と仲良くなってもらえる雰囲気を作るようにしています。終わった後はお礼メールと一緒にその日に受講者みんなで撮影した写真を、楽しかった雰囲気を忘れないように送ります。
新しい人ばかり追っていても大変なので、リピーターをどれだけ増やしていくか、ということを心がけています。」

いつも来てくれている受講者と新しい受講者との会話を促すために、受講者のことをよく把握しておくことも大切だそうです。


④‐2>たくさん講座を開催する

多くの講座を解説して、そして成立させている瀧内先生。そんな瀧内先生が心がけていることは何でしょうか。

瀧内先生
「たくさん講座をしている、ということですね。毎日空いてる時間は予約枠を入れるようにして、例えば『今日の夜いけるかな…』という人がいればすぐ行けるようにしています。ポイントとしては、できるだけ多く日程、時間、予約枠を入れるようにしています。前日埋まっていなくて、急に当日予約が入っても、対応しています。そういう点で安心してもらえているようです。」

すぐに対応できる、という点での安心感が集客につながっているのかもしれませんね。


④‐3>しっかりとした受講内容を作りこむ

ここで森先生にも話を伺いました。すぐに予約が埋まってしまう森先生。何か秘訣があるのでしょうか。

森先生
「僕の場合は、当たり前ですが、講座内容ですね。写真の技術をしっかり教える、という講座内容をしっかり作りこんでいます。
相手は子供ではなく大人です。大人に対してしっかり教える、ということは本質的に教えることが出来ないとダメかな、と思います。ストアカの受講者は本気で学ぼうという人が多いので、講座を開くならしっかり考える必要がありますね。」

自分自身もスキルアップしていくこと、学び続けることも大切です。



参加者からの質疑応答も交え、どういう人が受講生に多いの?価格設定ってどうやってるの?などについてディスカッションをしていきました。


ここからはすでに先生をしている人たち、そしてこれから先生になりたい人たちが一緒になって、ゲームや懇親会、そして「こんな講座があったらな…」というアイデア大会をしました。

とても楽しそうです!


最後に参加者で集合写真を撮影しました!

今回のイベントで、参加者の皆さんには先生としてどんどん羽ばたいていってほしいですね。




ストアカのホームページ



billage OSAKAはこれからもこのようなイベントを随時開催していきます!


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