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従業員数の壁はどうやって超える?~従業員100人の壁を越えた4人の経営者たち~

10月22日(月)、billageOSAKAにて「従業員100人突破企業から考える〜 顧客に愛され、社員が集まる組織の本音」のイベントが開催されました。


今回イベントに登壇したのは、
河野 圭一さん (株式会社ワールド・ワン代表取締役)
廣瀬 秀毅さん(株式会社シニアスタイル代表取締役)
大知 昌幸(株式会社MJE代表取締役)
岡田 諭志さん(株式会社リード・イノベーション執行役員)

以上4名の方が従業員100名を突破した企業の経営者として、従業員増加に伴う組織上の問題や課題についてトークセッションを行いました。


50人の壁とは?

株式会社MJE代表取締役の大知は自社が30人を超え始めた頃、将来くる50人の壁についてある仮説をたてていました。それは「一人で統制が取れる最大値は35人である」というものです。

なぜ小学校の生徒数は1クラス30人なのか?それは担任と副担任と学級委員長、ガキ大将で運営する最大値が30人だからであり、それ以上増える場合は2クラス必要になる。また担任、副担任さらにクラス間を束ねる主任が必要になる。1組はいいのに、2組ではだめ~などというクラス間の問題が起こるため、全体を統制するために校則が必要となる。
これは会社で言う制度である。
50人の壁を乗り越えるには「リーダーの育成」と「制度構築」に手を打たないといけない。」


経営陣のビジョンを共有する場を設ける

兵庫県を中心に沖縄料理店や大衆居酒屋など計22店舗を構えるワールドワン代表取締役の河野さんは入社後の若い社員に経営陣のビジョンを懇親会などの場で行っているそうです。その中でも河野さんが一番大切にしていることは「挨拶すること」と「経営理念を浸透させる」ことだそうです。


社員だけではなくアルバイトもワールドワンはこういう会社だと認識させることで全体の士気をあげているようです。

訪問介護、居住介護支援事業所、定期巡回随時対応型訪問介護看護事業所を運営する株式会社シニアスタイルの代表取締役の広瀬さんは「経営理念」とともに「死に至るプロセス」を共有しあうそうです。シニアスタイルができたこと、できなかったことをミーティングの場で深く話し合い、従業員一人一人が利用者の事を真剣に想いながら働ける環境を作り上げています。

今回は経営理念の浸透や制度の構築、労働環境の改善など企業規模の拡大への多くのヒントが得れたのではないでしょうか。



ワールドワンさんのホームページ



billage OSAKAはこれからもこのようなイベントを随時開催していきます!


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