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店主として。20周年のショップの行き先を考える。

みなさま こんにちは。店主その他の日記、3本目になります。先日の「自己紹介・風」記事で書いたように、

「2足のわらじは履ける、ずっと履いて来たけれど・・3足は(若い頃ならばともかく)無理かもしれない」という、決してネガティブではない冷静な判断、分析から、「ショップまたはサロン仕事、どちらかを閉じるかも?」という件。

少しずつその意識を持って、整理し始めています。とは言え、どちらも単独で存在している訳ではなく、関連しあって連動させて運営して来たので、完全に辞める、ということは難しいかもしれない。例えばショップでは、これから創作活動をしていこうと(三足目のわらじ)いう事と関連して、15年前に集中的に執筆していた作品を、手作り製本で販売中、

ほか、サロン&スクールとして運営してきたアルガンザのテキスト類も販売中、そしてアルガンザの独自の世界観を反映した「エナジャイズ」という石のシリーズも、ショップでは重要な位置を占めている。

逆に、この15年のヒーラー仕事の賜物として、構築されていったアルガンザの世界観が、ショップにも深く浸透、反映されている。切り離し難い。

けれども。変えていかなくては、次のステップには進めないという確信もある。ショップのブログには、確定した事しか書けないのでしばしこの場所で、そんな「わらじ」の進捗を綴っていきたいと思います。ショップのトップページにこの noteへのバナーを大きく貼っているので、お客様の目に触れるという意味では同じかもしれないけド・・

そうは言っても、「ショップブログ」にはやはり正式に決定した時点で、お知らせを出して行きたい。

先述のとおり、切り離すことは中々、難しい。だからどちらかをプツっと閉じてしまうのではなく、時間を掛けて整理して、新たな体制が全体でうまく回るよう、準備していく必要がある。この先に新しくやろうとしていることは実は「創作活動(執筆)」だけではなく、それを軸にしたひとつのユニットで、幾つかの分野が含まれるのです(「三足」どころではないのかも)。

アルガンザのほうは既に、数年前から「整理」期間に入っていて、後進の方々(卒業生ヒーラーたち)を応援しながら、アルガンザで生まれた多くのもの(情報、ワークメソッド)を整理しているこの数年。だから、

ヒーラー仕事のほうは、そのまま整理作業を続けていく。これだけでもだいぶ全体の中でフェイドアウトが可能で、結果としては、人々に伝授したワークメソッド、後進の方々の存在、まとめた書籍・テキスト群、ここで生まれた人々の輪・・という、アルガンザの活動の結晶たちが形として残り、私自身はその仕事をしないという時が近々来るのは、流れとして自然。というところまで来ている。

以後は、作家としての創作活動と何ら分ける必要なく、分野や対象が異なりながらも「自分が追求してきたこと」を創作活動に反映するという点では、同じ土台に載せることが出来そうに思っていて。

悩むのはショップのほう。来春20周年。お店である限り、営業中か、閉店か、どちらかを選ばなくてはいけない。中途半端は不可能で。

実は去年くらいまで、お店をもっと拡大して、いっそ実店舗も作って、運営をどなたかに任せて・・そこまで実現してから、わらじをうまくスライドさせて、創作活動に入ろうと考えていました。人にお店を任せられれば、自分は時間が出来るので。

なぜ心境が変化したかというと、物価高の影響から、やはり取り扱い商品のうち石以外は値上がりが顕著で、良心的な業者さんが多いので金額は少ないものの、お客様のこと、今後のことも考えて、やはりそれまでと同じ気持ちではいられなくなりました。一度上がったものは、その後、下がることはきっと無い?のだろうし、

生活の中で買い物の仕方や買う場所を工夫して我が家でも、この物価高(日本はまだマシと言われていますがこの先は分からないし)を機に、買い方、食べ方、そもそもの食生活やライフスタイルなどを見直そうという姿勢になっている。そんな中で、小規模な店舗で紹介、販売していくことの意味、を改めて考え始めて。

そうしたら、それが呼水のようになって、そもそもショップをやっていること・・石の販売も含めて・・二十年、立ち止まることなく続けて来たことを敢えて、根本から、続けるかどうかを考えてみようという気持ちに。それと「わらじ」テーマが時を同じくして実感され、先日書いた記事のような問いが自分の中で浮上、そしてもう定着し、あとは具体的にどうしていこうかという段階に入っています。

ひとまずは、仕入れ元での値上げが目立っている商品(オーガニック食品系、自然派コスメ系)と、値上げ金額は少ないものの、フェアトレード以外の雑貨類は、現在庫限りにしようかなと。

そして、色々な背景があり、うまく管理できない時期を経て気づけば400個という(up後の)在庫を蓄えてしまった「天然石」については、その石たちを(良い子たちばかりなので)お嫁に出す、買って頂くことにフォーカス。極力、新しい石たちの仕入れを控えています。

アクセサリー類は例外として、ビーズも在庫があるのでブレスを作るようにし。エナジャイズとともに、それらは細々と出していく。

アルガンザのテキストや書籍、エナジャイズも、販売する場所があったほうが良いと思うし、フェアトレードやオーガニックはやはり応援していきたい。そして、石に関してはまだやりたいと思っている事がある!・・ショップを完全に閉じることは難しい。あった方が良い。けれど(オフィスアルガンザ全体の中で)配置するポジションを変えたい、ここ数年間翻弄されてきた部分(時代的なショップ構築の概念)を出来れば乗り越えたい。

この先の展開はまだうまく言葉には出来ないけれど。自分の中のヴィジョンはしっかりとある。今まではどちらかと言うと、「その時できることをしよう」という感じで、走って来て。でもそれとは違うチャンネルで、動き出している。

これまで、起業20年の足跡を振り返りながら、同じように頑張っていくけれども、目的意識はちょっと違う。先に見えているヴィジョンに力を、エネルギーを与えていくために、今あるもの、積み重ねてきた仕事を手放したり、再編して取捨選択したり。そんな時期に入っています。

自営業、自由業ってほんと大変だけど(前記事からのリフレイン。そういうシリーズになりそう・笑)、すべて自分で決められる(チャレンジ&ギフトの体験)、という意味では遣り甲斐、そして学びはとてもとても大きい。おすすめです。

読んでいただき有難うございます。
画像はラクシュミ(豊穣の女神)。

Amari