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猫の話

うちに来てやっと1年半になるキジネコは女の子。
日々の頼りにしていた14歳のオスネコが家出してしまって以来、我が家はすっかり女所帯になった。

オスネコの気概

猫であっても、オスには、見回りとか、不審者の感知とか、俺が矢面に立つぜ!という気概があって、私と娘はオスネコを頼りにして暮らしてきた。ご飯時には、彼もちゃぶ台について、お父さんのように私たちのご飯を見守っていた。

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娘がチビ猫を連れてきた時には憤慨して「俺の余生をどうしてくれるんだ」とでもいうように、娘に文句を言っていたが、彼はこの小さなメスネコを受け入れてちゃんと躾け、ご近所周りにも連れていき、それが俺の役回りだな!と言わんばかりに、1年間育ててくれた。

頼りにしていた彼がいなくなってしまって、我が家はすっかり女世帯になった。

メスネコの気概

オスのいない集団では、なんとなく性別感がなくなっていく。ジェンダーフリーで、個性が出てくるという感じなのか。家では私も娘もメスネコも、ぼさっとザクっとしている。
1歳を過ぎたメスネコは、上手くなった狩りに夢中になり、夜な夜なねずみをとってくるようになった。朝には野鳥を捕ってくる事もある。そしてそれらを、一つ残さずに綺麗に平らげる。

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目が覚めたら台所がこんな日もある。

それでも、ご近所さんの見分け、侵入者の見張り、お留守番など、ここはアタシに任せておいて!という自信が感じられるようになってきた。

スマホ世代の猫らしく、カメラを構えるとフレームインするようになった。

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場と役目

自らの置かれた場を愛して、いただいた役目を果たして、マイペースに日々を目一杯楽しむ。
オスもメスも、人も猫も、同じ。
生きてるってそういうことだよね!

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猫から学ぶことは多い。

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