冬支度
あっという間に鎌倉では初霜が降り、植物たちも冬支度。
赤い実は赤さを増し、紅葉は真っ赤になった後に冷たい風に散っていく。
どこを眺めても、赤と緑の対比が美しくて、クリスマスカラーはこんな自然から生まれたのかなあと想像する。
地面に落ちてしまうとそれは土になっていくので、土になって困るところに落ちた落ち葉は雨が降る前に掃き集めていく。竹箒を寝かせて大地を撫でると、サクサクと軽やかな音を立てて、たくさんの落ち葉が集まる。
芝生の上、植え込みの中、落ち葉を掃いている時は「スサノオの髪の毛を梳かしている」と感じる。大地の植物は全て、初めにスサノオの髪の毛を投げたものなんですって。そんな神話は素敵だ。
目を上げると、寒そうな鈍色の空をバックに白い花が、こちらも赤と緑を従えて咲き誇っている。サザンカサザンカ咲いた道♪赤い蕾もかわいいなー。
後ろから、サザンカのうなじを拝見!お花、少し重そうだね。
花壇の奥は少し混み合っている。
絡まっている蔦類はいつもならどんどん刈ってしまうのだけれど、綺麗な野草は種の弾ける前までは、少し様子を見てしまう。
年末でこのお庭とのお付き合いもひと段落。
素敵な植物たちと出会えてよかった。
みんな元気にお正月を迎えてね!
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