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オッカケバイブル Vol.3〜なぜオッカケをするの?《前編》

この連載も3回目。「続くのかなぁ〜自分」とか思いながらスタートしましたが、好きなことについてなら意外と書けるものですね。GWですね。巣篭もりしてます。これまでやりたかったけどやれなかったことをできる機会だと思ってポジティブに網戸の掃除とかしちゃってます。生活感がすごいな、この字面(笑)

さて、今回からは前編・中編・後編に分けて、ある一つのテーマについて書いていこうと思います。

それは、

「人はなぜオッカケをするのか?」


とても興味深くないですか?(笑)
先日のVol.1、Vol.2とオッカケの存在や定義について書きましたが、オッカケの中にはモラルに反する行為もあり、もはや犯罪一歩手前なのではないか、とすら感じる場合もある。はたまた自分が好きなアイドルやアーティストに嫌われてしまう可能性すらある。そんなリスクを犯してまで、なぜオッカケをするのか。しかも自分の時間や体力、そしてお金もオッカケに費やしていく ー。

私はその理由は大きく分けて、3つだと思います。それを1つずつお話ししていきます。

■オッカケをする理由①:疑似恋愛

所謂「リア恋」「リアコ」「ガチ恋」と呼ばれるもの。

"本気(ガチ)"で"恋"している"オタク(ファン)"のこと。
アイドルを普通にファンの立場で応援するのではなく、恋愛対象として本気で好きになってしまった人を指す。
元来は、女性アイドルやタレントを好きな男性ファンの中で使用されている、いわゆる"ドルオタ用語"だが、今では男性アイドル・俳優などに対して女性ファンも使用することが増えた。
同異義語として"リアコ(リアルに恋してる)"もあるが、こちらは男性ファンではなく、女性ファンが使用することがほとんど。また、意味自体はほぼ同じ。


ファンが好きなアーティストやアイドルに対して、恋愛感情を抱くー。アイドルの熱愛が発覚すると、とても感情的になり、怒ったり悲しんだり泣いたりするファンの方、いらっしゃいますよね。そういう方々の中にはこの恋愛感情に近いものを持っている方もいるのではないかと思ったりしています。画面の中だろうが、惹かれてるから応援しているわけだし、完璧に振る舞うアーティストやアイドルを好きになるのは当然です。

では、なぜこの恋愛感情がオッカケに繋がるのか。
自分が魅力を感じる推しに対して恋愛感情を抱くことによって、テレビや雑誌などで目にするオフィシャルな姿だけでは、物足りなくなる。「趣味はなんだろう?」「好きなブランドはなんだろう?」そんなプロフィール的な興味関心に始まり、「いつもどこでご飯食べてるんだろう?」「どこで遊んでるんだろう?」「誰と遊んでるんだろう?」「どこに住んでるんだろう?」と、どんどんとプライベートへの関心が高まっていく。

現実で好きな人ができる時。あの人、優しいな、素敵だな、とか思った後、徐々に相手を知るためにアクションを起こす。ご飯を食べに行ったり、遊びに行ってみたり、そして友達としての感情から「この人とのこと好きだな」って思って、次に来るのが「この人とお付き合いしたいな」みたいな気持ち。お付き合いってなんだ?「この人にとって特別な存在になりたい」「この人とこれからの時間を一緒に過ごしたい」とかかな?人によって色々ありそうだけど。。改めて恋愛のプロセスを言語化すると、難しい(笑)でも相手の時間や気持ちを自分のものにしたい、所有したい、そんなところかと思います。

そしてこの感情をオッカケが推しに対して持った時、「推しを所有したい、自分のものにしたい」という願望から、自分だけしか知らない推しの姿を求め、オッカケをしてしまう可能性があるのです。

恋心ですね…。好きだから少しでも多くの時間を一緒に過ごしたいし、自分しか知らない姿を見たいし、なんなら推しと自分しか知らない思い出を作りたいし…。他のファンは知り得ない自分だけの推しを増やしたくなる…。
ちょっと怖いけど、擬似的な恋愛感情なんだと思います。

『ジャニーズおっかけマップ』には

「大好きなアイドルの側にいたくてたまらないファンは、タレントの行くとこ、帰るとこ、ずーっと離れたくないからおっかける、それがおっかけ」

とされています。(胸が痛くなるぅ〜)

ちなみに英語圏では「グルーピー」と呼ばれる人たちがいます。

グルーピーとは、もともと音楽バンドを意味する「グループ」から派生した言葉で、その相手と親密な関係(肉体関係、ときには精神的つながり)を望む女性(ときに男性)のことを指す。現在では「有名人の熱狂的ファン」という意味で使われることが多い。
「ファン」や「サポーター」ではなく、侮蔑的な表現としてあえて「グルーピー」という言葉が使われることもある。英語圏では「ミュージシャン、アーティストに会おうとする(追っかけをする)少女」と意味されている。


国を越えても同じような存在はいるんですね。。グルーピーは最初から彼女になることを目的にアーティストに寄っていくようです。
「好き」という気持ちは「怒り」と同じくらいエネルギーを持っている感情だと思うので、相手に手が届くかどうかなんて時にどうでもよくなっちゃうんだろうな。特に最近のアイドルやインフルエンサーとかはとても距離が近いから、よく分からなくなりそう。。

ただアイドルにハマったり、バンドマンにハマったり、何かにハマる人が推しに恋するのは、通過儀礼だと私は思っております。みんな一度はガチ恋を経験する、絶対に。そしてそこで色々学ぶんです。それでいいし、それがあるべき姿だと思います。私もかつて通過した!その話は次回話そうと思います!

ではー★皆さま良いGWを!



おけい

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