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オトナのオッカケのムズカシさ

こんばんは。おけいです。

なんか寒かったり、あったかかったり、巷では怖いウイルスが流行ってて…困っちゃいますね。
21世紀にマスクが盗難される日が来るなんて思いもしなかったです。


さてさて。
今日は私のひとりごとみたいな投稿です。
「オトナのオッカケのムズカシさ」

なんとなく、大人になってからオッカケすることが難しいと感じることが多くなりました。
自由に使えるお金が増えて、行動の範囲も広がって、学生の頃と比べたら絶対に色んなことができるようになってるはずなのに、なぜこんなに難しいと感じるのか…。

その原因はオッカケコミュニティの人間関係なのではないかと、最近ふと思うのです。

オッカケは1人でもできますが、みんななぜか仲間を引き連れています。
その仲間と出会うのはコンサートやライブ会場、握手会、サイン会といった追っかけているアイドルなどが出演するイベントの会場はもちろん、SNSなどで友達になるということが多いと思います。
オッカケ仲間を作る理由は「1人でコンサートを見るより、みんなで見る方が楽しいから」「ファンをやっていて感じることを共有したいから」などなど。

でも一番大きい理由は色んなものをひっくるめて、「情報がほしいから」というものからスタートするのでは?と最近思うのです。
「自分が行かれなかったイベントの話を聞きたい」とか「イベントのチケットがどのくらい当たってるのか知りたい」とか。
自分が知りうる情報以外の情報を得るべく仲間を作っているのではないかな〜と。

学生の時ってオッカケコミュニティが学校のコミュニティより楽しかった記憶があるんです。
学校のコミュニティだと色々なしがらみがあって、人の目を気にせざるを得ない場合も多くて。
でもコンサートやイベントという非日常の中で共通の興味・関心で結ばれ、同じ体験を共有し、共感し合うオッカケコミュニティは自分の居場所であり、同志の集まりみたいだったんですよね。
オッカケって自分の生活のコアになりうるもので、四六時中そのことを考えていて、ある種恋愛より濃いもの。
その四六時中考えている内容を共有できるオッカケ仲間は人生においてかけがえのない存在のように感じる。
私はジャニーズを追っかけてた時、ヴィジュアル系を追っかけてた時、K-POPを追っかけてた時、それぞれにそんな仲間やコミュニティを作っていました。

ただこのコミュニティって良くも悪くも関係性が深くて濃いので疲弊するんですよね。
カーストがあるし、自分のポジションを守るための闘いがあるというか。
大人になると、そのコミュニティに所属することがしんどくなってしまったんですよね。

学生の時って平日は学校があるから土日だけオッカケの活動をする、とかアルバイトで稼いだお金だけがリソースだとか、何かしらの制限があって。
その中でなんとかやりくりして、オッカケをしていました。
同年代のオッカケ仲間とだけ付き合っていれば、仲間同士に大きな差がつかず、同じ立ち位置でオッカケができる。
だから仲間意識が強くなり、共感で結ばれる力が強くなる。

でも社会人になるとその制限が取っ払われるんですよね。
オッカケに使える時間は、いかに休みやすい職場であるかで変わるし、オッカケに使えるお金は、どこに勤めているかとか職種によって変わる。
オッカケに使えるお金の範囲も、置かれている環境やある一定大人として確立した価値観によって変わる。
大人になると、知恵を身につけるから、同じ体験を共有し、共感しているはずなのに、何処かに隠し事をしていたり、共感の線引きをしていたり。
大人になると、純粋な気持ちだけではオッカケができないと感じます。

個人の差が色んな面で現れる。
時間の使い方、お金の使い方、オッカケに対する考え方、マウンティングの取り方、人生の価値観。
そんな障壁のせいで、純粋な共感が失われているような気がします。

好きなものを好き、と言う。
そんな当たり前なことに対して、なんとなく気が引ける。
これってすごく悲しくて、寂しいなって思う。

好きなものの個人消費だけができればいいんですが、今のアイドルの仕組みって色んなところで仲間との連携や情報共有が必要になるんですよね。
例えばチケットを取ることが難しいため、何人かの名義で協力して取らないといけないとか、グッズがランダムでしか購入できないため、交換しないといけないとか。
こういう仕組みがある以上、オッカケコミュニティの中で自分の立ち位置がないとオッカケしづらいし、生きにくい感じがすごくします。
逆に言うと、そのためだけの関係性になってしまっているコミュニティもあるだろうし。
希薄化してるんだろうなー、なんて日々感じます。

私はオッカケをしていて、時間の制約があるのが何よりもつらい。
有休もなかなか取れないから、平日の現場には100%行かれないこと。
そして日々も9:00〜22:00で働いているので、情報を追いかけらないこと。
えらいことです。
現場に行かれなくて、情報を持っていないとなると、なかなかオッカケコミュニティにも所属しづらく…。(私と仲良くするメリットってなんだろう?と考えてしまうが故に。)
色んなものを寂しく一人で追っかけています。。

かつて大学の卒論でこのオッカケコミュニティについて書いたことがありますので、また今度そのことについては記事にできたら、なんて思うのでした。

コロナが収まって、皆さんが色んな現場に行かれるようになることを願っています。


おけい

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