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note更新に関するご報告

 情報発信の場を得たいと思い、noteを始めてから早くも一年が経過した。光陰矢の如しという言葉の通り、この一年間は瞬く間に過ぎて行った気がしている。

 noteでは生命科学のエッセイ(オーバーディスカッション的な内容も多分に含まれているが)を中心に、万年筆や詩、パソコンに関する記事を投稿してきた。時には大変興味深いコメントや暖かいコメントをくださる方もいらっしゃり、この場で改めてクリエイターの皆様には感謝申し上げたい。

 家庭のことでは愛猫ルナが亡くなると同時に、子猫二匹を新たに迎え入れることになった。写真のように二人でくっついて寝ている様子や、先住猫のネロと一緒に遊んでいる様子を見ていると、癒されるものである。尤も、悪戯ばかりしていて一寸大変なのだが……。

 また、大学では本格的に研究活動を始め、ここ最近は研究材料としているクダウミヒドラで非常に面白い現象を見付けた。以前の記事を読んでくださった方は双頭ヒドラのことを思い浮かべられるかもしれないが、それとは別のものであり、個人的にはヒドロ花の再生以上に面白い現象だと思っている。と言うのも、今回見付けた現象はクダウミヒドラがクラゲ世代を持たないことと通じそうな気がしているからである。研究室の教授ともディスカッションを行い、最近はこの現象を追究する実験を繰り返している。ここ一週間程度は毎日のように新しいことが分かり、研究活動が今まで以上に楽しいものになっている。--

 他にもこの一年の間に様々なことがあったのだが、また別な機会にお話をすることにして、今回の本題に入ろう。それは、noteの更新頻度に関するものである。今までは週に一回を目安に記事を更新してきていたが、先述したように最近は研究の方にかける時間が長くなってきているし、また院進のための勉強にも時間を割くようにしている。そのため、思うように記事を書く時間をとれないのが現状である。特に、生命科学のエッセイは文献調査にも時間がかかり、中々筆が進みにくい状態になっている。しかし、やはり書くことは個人的に非常に充実した活動の一つであるため、忙しいからと言ってnoteを止める気はない。これからも面白い話題で記事を書きたいと思っている。

 そこで、記事を楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ないのだが、記事の更新頻度を変えることにする。具体的には、週に一本程度で投稿していたものを月に一本程度にする予定である。勿論、余裕がある場合は、月に二、三本投稿するかもしれない。何れにせよ、今までよりも少ない投稿数にする予定である。ただし、noteにはつぶやきや写真投稿もあるため、週に一回は必ずつぶやき、或いは写真投稿をすることにしたい

 と言うわけで、これからもどうぞよろしくお願いします。


Post Scriptum

 本記事で述べた内容と関連する投稿記事を掲載します。興味のある方は、是非一読ください。

①刺胞動物についての魅力を多様性という観点から語るとともに、私の研究内容も紹介しています。二ヶ月前の投稿ですので、研究内容については若干古いというか、ここには書かれていないことも新たに分かったりしています。何れ研究内容に関しては、別な記事で情報更新をしたいと思います。クラゲの世界を楽しみませんか?

②トカゲの尻尾切りとは何か、ということを端緒に動物の再生現象について説明しています。また、再生医療についても軽く触れています。10000字を越え、生物学特有の遺伝子名などもそれなりに出てくるので、お時間のある時に読んでみてください。きっと、動物たちの凄さに驚かれると思います。

③私の広義な研究テーマである発生生物学について述べるとともに、発生生物学と系統発生との関連性について掘り下げています。動物がどのようにして進化して行ったのかを考えるのは、非常に面白いものです。再生現象について説明した記事よりは軽い内容ですので、気軽に一読ください。

④再生現象に興味を持った切っ掛けをエッセイとしてまとめたものです。遺伝子がどうしたこうしたといった話は一切書いていないので、他の3つに比べればかなり読み易いかと思います。隙間時間に気軽にお読みください。

⑤愛猫ルナの死についてのエッセイです。死と生について思うがままに綴っています。古来より考えられてきた死と生は、永遠に答えの出ないものだと思うと同時に、どう生きるか、どう死ぬのかを常に考えなければならないなと思います。

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