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【冬休み目前企画】 年末年始におうち時間を充実させる漫画紹介!! Part3

冬休みに備えて!

今回で第三弾です。過去の第一弾、第二弾は下記リンクよりご確認ください。

では行ってみましょう!

クセが強いけど面白い漫画部門 傑作7選(全部完結済み)

サンクチュアリ

劇画の巨匠『池上遼一』先生の作品です。全12巻で完結しています。主人公は2人です。幼い頃にカンボジアで一緒に地獄を見た2人は、表と裏の両面から日本を作り直すことを誓った。1人は政治家、1人はヤクザとなり日本を変えるべく、まさに命懸けで世の中を変革に挑む物語。時代設定はやや古く、スマホや携帯電話は出てきません。出てくるのはひたすらに強い信念と熱い気持ちといった泥臭い想い。現実にもこんな人たちが出てきてほしい!とついつい思ってしまいます。読み始めると止まらない。政治とヤクザは切っては切れないんですね。

花男

こちらは松本大洋先生による漫画です。全3巻。主人公は超超野球バカ(巨人バカ)の中年オヤジ、その名も花男。花男には息子=茂雄がいます。花男とその息子の関係を描いた物語。茂雄は普段は母親と二人暮らしなのですが、夏休みの間だけ父親と暮らすという所から物語は始まります。花男はいまだにプロ野球、しかも巨人の選手となることを夢見ています。そんな父親を完全否定する茂雄。花男の持ち前のポジティブシンキングにより2人の関係性が少しずつ変わっていく様を描いています。初めて見るのに少しノスタルジックな気持ちになるとても不思議で心地よい作品です。松本大洋先生による独特の世界観も出ています。松本先生だと『ピンポン』の方が有名ですが私はこちらも同じくらい名作だと思っています。この機会にぜひ!

スプリガン

こちらも完結しています。全8巻です。日本を代表するSF漫画です。SFはあまり得意なジャンルではないのですが、スプリガンはめちゃめちゃ面白いです。超古代文明などが悪意ある国家や組織に悪用されないように保護する民間組織「アーカム」。若干高校生ながらその「アーカム」で工作員を務めるのが本作の主人公です。スピーディで派手なアクションシーン、見事に考え抜かれた古代文明等の設定、そしてそれを取り巻く人間模様。まるでスペクタル超大作映画のようです!とくにSFとか興味ない人に見てほしいです、SFへの印象がガラリと変わります。間違いなく逸品です!

お茶にごす。

『今日から俺は!!』で有名な西森先生の作品です。全11巻、完結しています。デビルと恐れられる主人公の物語。本人はグレている自覚はないが、その恐ろしい風貌と圧倒的な喧嘩の強さから中学の頃から有名。高校入学を機に生まれ変わりを決意。縁あって茶道部ライフをスタートさせます。茶道部の部長は主人公の理想像であるかのような女性。その部長に対して尊敬と恋心(?)を抱き高校生活を邁進する様子が描かれます。基本はコメディです、西森節全開、ギャグキレッキレ!!絶対笑うんで読む時は周りに人がいないことを確認して読んでください!主人公と部長の関係も甘酸っぱくてたまんないっすね!自信を持ってオススメできる逸品です。

銀のアンカー

『ドラゴン桜』で有名な三田先生の作品です。全8巻です。ドラゴン桜では東大受験がテーマでした。本作『銀のアンカー』は大学生の就活をテーマに描いています。就活とは一体なんなのか、就活の心構えとは、就活を成功に導くためには、といった内容がいつもの三田先生ワールドで描かれています。物語としても面白く、そして内容もめちゃめちゃタメになります!自分が就活のときに読みたかった〜。また目線は就活ですが、社会や企業の考え方も多々出てきます。社会人にとってもその内容は興味深く有益なこと間違いなしです。就活生だけでなく全社会人にオススメできる作品です、是非!

RIN

新井英樹先生によるボクシング漫画です。全4巻、完結しています。ボクシングの才能、練習量、ともに世界トップレベルのボクサーが主人公。この主人公、ボクサーとしてはほぼパーフェクトな領域に入ってるが人間としてはやや難あり。ボクシング強い奴以外は全くもって興味なし。元ヤクザから世界チャンピオンになった立石をTV番組の収録中に殴り失神させてしまったことで、立石との因縁が始まり、その因縁を描いたのが本作です。ボクシングの練習や試合を通して、登場人物たちの様々な想いや生い立ちを生々しく描いています。才能の塊である主人公と凡才立石の対比も心にきます。この作品を読まずに人生を終わらせることは勿体無いです、強くオススメする逸品です!*実は本作は『SUGAR 』(全8巻)からの続編に当たります。SUGARから読むことを強くオススメします!新井先生は一般受けは難しいですが間違いなく天才漫画家だと思っています。

南国少年パプワくん

主人公のシンタローが不思議な島に流れ着いたところから物語は始まります。全7巻です。基本はギャグ漫画です。ギャグ漫画ですが、島の住人パプワくんとシンタローとの絆を描いていく作品でもあります。ギャグとシリアスが7:3くらいでブレンドされています。作者は柴田亜美先生です。柴田先生はドラクエ4コマでも有名です。島に生息する生き物は全て島固有の不思議な生き物たちです。一例を上げると、二足歩行で網タイツを履いている魚が出てきます。書いてて自分でもわけわかりません。柴田先生ワールド全開、ギャグセンス爆発しています!先ほども書きましたがシンタローとパプワくんの友情物語も話の軸になっています。時には笑い、時には涙する、情緒あふれる作品となっています!子供向けギャグ漫画の枠と一緒に時代も越える名作です、是非!

まとめ 次回もやります!

いかがだったでしょうか?今回はあまり読まれてないのでは?という作品を意識して選びました。すべての作品が私の血肉となって、私という人間の構成要素となっています。自信持ってオススメできる作品しかありません。もしまだ読んでないなという作品が紛れておりましたら、この機会に手に取っていただければと。冬休みにコタツで漫画は最強です。

あと一回このシリーズをやろうと思います。
ではでは。

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