子ども食堂など 寄付やボランティアについて考える

寄付やボランティアって難しい…

寄付やボランティアについて考えています。もっと言うと考えすぎてしまい動けなくなっています。以前から寄付やボランティアをもっと積極的に行いたいと言うことを考えていました。

もちろん今まで寄付やボランティアを全くしなかったわけではありません。例えば東日本大震災や、最近だとロシアウクライナ戦争です。大きな災害や事象が起きると積極的に寄付するようにしています。ただそういった単発の寄付ではなく、もっと日常的に行いたいということを今考えています。

私が寄付・ボランティアを行いたい理由は認知的不協和です、多分。

認知的不協和とは。
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。

Wikiより

世の中には苦しんでいる人・困っている人がいるなら手助けしなければならない。ということを頭でわかっていても、実際は何もできていないということからストレスを感じているんだと推察しています。

そんな自分のストレスを和らげるために寄付・ボランティアをやっていいのか?という考え方はありますが、私はいいと考えています。自分のためとは言え、それで誰かの役に立つんならWIN -WINじゃね?と言う結論に達しました。

寄付の最初の壁 どこの団体が信頼おけるのか?

最初の壁にぶつかっております。寄付したお金が本当に困っている人たちの役に立つのは一体どこでしょう?ググればたくさんの寄付先がネット上に出てきます。どこも最もらしいことが書いてあります。

しかし私はすでに純真無垢な子供ではありません。寄付したお金が有効に使われない可能性を考えてしまいます。もちろんネット上では信頼おける寄付団体の見分け方が書いてあります。サイトによっては名指しで信頼おける団体名という内容で記載されている団体もあります。悲しいかな、その書いてあることが間違いないという確証はどこにもありません。やはり最後は自分で判断するしかないです。

調べるにはある程度時間がかかりそうです。そしてどんなに時間をかけても所詮ネット情報です。100%確信を持つことは難しいでしょう。

子ども食堂という支援

私はどうせなら未来に投資したいです。なので子供にできる支援はないかと検討しました。真っ先に浮かんだのは“子ども食堂”です。

子ども食堂(こどもしょくどう、実施団体により異なる表記もある)は、子供やその保護者および地域住民に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団欒を提供するための日本の社会活動。2010年代頃よりテレビなどマスメディアで多く報じられたことで動きが活発化し、「孤食」の解決、子供と大人たちの繋がりや地域のコミュニティの連携の有効な手段として、日本各地で同様の運動が急増している。

Wikiより

今は全国に約7000カ所あるそうです。すごい勢いで増えていますね。

子ども食堂に課題あり

ただこの子ども食堂、いくつか課題を抱えています。その中で私が一番課題だと感じたのは、「本当に来てほしい子ども食堂を必要としている子どもに来てもらうことが難しい」という課題です。

本当に困っている子どもたちのもとに、情報が届いていなかったり、食堂まで行く手段を持っていなかったり。また子ども食堂に実際に来た子供はとくに困っている状況ではなかったり。

本当に困っている人を支援するというのはとても難しいことなのだとあらためて認識しています。

本当に困っている子供はどこにいるのか?

困っている子供というのは貧困世帯の子供であるという仮定をしました。子供の貧困率(内閣府が出しているデータより)を調べると2015年度で13.9%となっています。子供の約7人に1人は貧困です。感覚的にいかがでしょうか。私は思ったより多いなと感じました。35人のクラスだったらその中の5人は貧困世帯という割合です。

内閣府まとめ資料より

参考情報です。貧困家庭の子どもの世帯の約50%が片親(大人が1人)です。つまりシングルマザー世帯は貧困化率が著しく高いという現実を突きつけています。

内閣府まとめ資料より

子供を貧困から救うにはどうしたらいいのか?

私は支援が必要な困っている子供とは“貧困世帯の子供”であるという仮定で考えを進めています。したがって、『どうやったら、子供を貧困から救ってあげることができるのか?』を考えています。手段は下記2通りあると考えています。

  1. 親の収入を増やす

  2. 貧困世帯の家庭では子育て禁止にする

1については単純です。お金がなくて困っているんだからお金を増やそうということです。それは収入を上げるのか、それとも補助金を出すのか、など。やり方はいくつかあると思います。

2については賛否があると思います。経済的に問題があるのであれば子育てできる権利無しと判断し、子供を他のところで引き取るような法律にするということです。引き取り先は養護施設だったり、里親だったり、いくつかあると思います。こちらについては人道的にどうなんだ、子供の幸せにとってはどうなんだ、色々と考えることがありそうですね。今の日本では難しそうだ。

まとめ 継続して寄付・ボランティアについて考えます

本日の検討はここまで。結論を出すことが出来ませんでした。今後も継続して考えます。

現状の子ども食堂のやり方(誰でも来てねというやり方)で困っている子を効果的に支援するのは難しそう、というのは今回感じました。貧困世帯がどこにいるかをリサーチした上で、貧困世帯の親・子供に来てもらえるように直接情報を提供することが必要ではないかと。現状はプライバシーの問題等があるのでそこまで踏み込むのが難しいでしょう。

とりあえず継続して検討する項目は下記の2点です。

  • 擁護施設への寄付を検討

  • 養護施設以外も何かないかリサーチ

貧困世帯の子供を個人で見つけるのは難しいですが、養護施設であれば私も検討が可能かと。また、現在は多種多様な寄付・ボランティアの方法があると思うので並行して広く探してみます。

正解がない社会問題を考えるのは難しい…
ではでは。

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