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資産形成は、いつからはじめるべきか?

なるべく早く若いうちから、定期的にお金を貯めよう。


結論としては「なるべく早く若いうちから定期的にお金を貯めよう」ということになります。

何の捻りもない、つまらない結論だと思われるでしょうが。

「もう若くもないんだよな〜」と思っている人たちは、過去の私と同じです。

私も40歳目前ではじめました。すぐにでもはじめましょう。


理想は若いうちから、ある程度節約に努め、一定額をコツコツと貯めていくことです。


資産形成に裏ワザはありません。


多額の遺産を継ぐとか、お金持ちと結婚するとか、特別な事情が起こらない限り少しずつ定期的に貯めていくだけです。


そして、できるだけ若いうちから長期間続ければ、都度の負担も少なく、トータルでも高い効果が得られます。




例えば、老後資金として60歳までに2000万円貯めることを想定して見ましょう。

ケース1


仮に40歳からはじめたとすると積立期間は20年間となり、全額10年定期預金(年利0.3%)で貯蓄した場合、月々8.1万円の積立金が必要になります。

なお金利は、2024年7月28日時点での国内メガバンクの金利を参考にしています。

ケース1 グラフ出典 S B I証券

ケース2


一方、仮に25歳からはじめたとすると積立期間は35年間となり、全額10年定期預金(年利0.3%)で貯蓄した場合、月々4.6万円の積立金で済みます。


またトータルの積立元本も12万円安く済みます。

ケース2 グラフ出典 S B I証券

ケース3


さらに25歳から全世界株式インデックスFで、35年間積立投資したと仮定すると、月々1.8万円の積立金で済みます。

またトータルの積立元本もたった756万円となり、ケース2の同じ35年で積立貯金した場合より△1176万円も安く済みます。

ケース3 グラフ出典 S B I証券

ケース4


さらに40歳から全世界株式インデックスFで、20年間積立投資したと仮定すると、月々4.9万円の積立金で済みます。

またトータルの積立元本もたった1176万円となり、ケース1の同じ20年で積立貯金した場合より△768万円も安く済みます。

ケース4 グラフ出典 S B I証券

全世株式インデックスFの期待リターン


なお年間期待リターン5%の妥当性に関し、代表として全世界株式インデックの1つである「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)」の過去の実績を見てみましょう。


ACWIの過去の平均利回り(円換算)を見ると6〜7%程度リターンが出ております。


また直近の利回りでも米ドル・円換算ともに、10年以上の長期投資では平均8%以上リターンが出ております。


過去の実績が未来の利回りを保障するわけではありませんが、期待リターン5%は充分に可能性のある値といえるでしょう。

ACWI平均利回り 20年・30年投資した場合  (出典)
MSCI ACWI直近の利回り(米ドル)        出典 マイインデックス
MSCI ACWI直近の利回り(円換算)        出典 マイインデックス

まとめ


ケース1

  • 積立期間は20年間

  • 全額10年定期預金(年利0.3%)

  • 月々8.1万円の積立金

  • 積立元本は1944万円


ケース2

  • 積立期間は35年間

  • 全額10年定期預金(年利0.3%)

  • 月々4.6万円の積立金

  • 積立元本は1932万円

  • ケース1と比べ、月々3.5万円、トータルの積立元本は12万円安くなる。


ケース3

  • 積立期間は35年間

  • 全世界株式インデックスF(平均利回り5%)

  • 月々1.8万円の積立金

  • 積立元本は756万円

  • ケース2と比べ、月々2.8万円、トータルの積立元本は1176万円安くなる。


ケース4

  • 積立期間は20年間

  • 全世界株式インデックスF(平均利回り5%)

  • 月々4.9万円の積立金

  • 積立元本は1176万円

  • ケース3より効率は落ちるが、同じ20年のケース1と比べ、月々3.2万円、トータルの積立元本は768万円安くなる。




以上、見てきたように、なるべく早く若いうちから定期的にお金を貯めていけば、都度の負担も少なく、トータルでも高い効果が得られ、資産形成が楽にできるようになります。


またその上で資産運用も行えばば、さらに資産形成のペースは加速します。


資産形成を考えるなら預貯金だけでなく、ぜひ投資も検討して欲しいところです。


私が本気で資産形成について取り組みはじめたのは、40歳近くになってからでした。

一定のリスクを受け入れれば、まだ時間がある年齢でもあります。

ただモデルケースの通り効率は落ちます。


皆さんには、もっと早くからはじめて欲しいと思います。


なお注意点として、実際のAWCIは以下のように短期的には上下動しながら、長期的には上がっていくというものです。


積立シュミレーションのようにキレイな右肩上がりとはなりません。


短期的には元本割れする場合もあります。


長期投資でコツコツ投資を続けていくことが重要です。

MSCI ACWI直近20年の推移(米ドル)        出典 マイインデックス
MSCI ACWI直近20年の推移(円換算)        出典 マイインデックス



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