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《 こどもの投資体験ゲームれぽ #2 》 小中学生、参戦。

小学4年生と中学3年生、参戦。

前回につづき、今回は念願の親子イベントを開催!参加したのは小学4年生と中学3年生。学校の授業や、ともだちとの会話内容も随分と異なる2人。この学年差はすごく興味深いです。ここにおとなも加わることで、様々な年齢による小さな社会が自然と生まれます。この環境で全員が「おもしろい!」というものができたら、どんなに素敵なんだろう。そんな思いで開発していることもあったので、ぼくたちにとっては注目のイベントでした。

親子で参加


今回の参加者。

家族1:40代男性・40代女性・中学3年生(計3名)
家族2:40代男性・小学4年生(計2名)

計5名

こどもに「けいざい」を
どう伝えるか?

「経済(けいざい)」という解釈をまだ知らないこどもが「おもしろい!」になるには、どのようなことばで表現し、ゲームを理解してもらうか?「学ぶ」より「あそぶ」が基本で、開催前にいろいろ考えてたのですが、任天堂スイッチやポケモンカードがわかればいけるというなんとなくの心地でしたので、えーいという思いでスタート。


いざ、スタート!

前回同様、ゲームのやり方と解説から。まずは、ここがちゃんと伝わるように。経済にとっての「GDP」「経済力」といったことばを使わずにどのようにゲームの内容を伝えるか?それぞれの国の魅力を理解してもらうための工夫は、ファシリテーターとしての役割でもありました。いざスタートしてみると、想定していたよりもスムーズな進行で、ほっとしました。



ゲームが進むほど、
ぐんぐん理解していく感動!

こどもは、やはり理解のスピードがすごいです!経済を知らなくても、ことばを理解していなくてもゲームが進むほどに、ぐんぐん理解していき、あっという間におとなに溶け込んで、ちゃんと発表し意見をいう姿に。これには思わず感動してしまいました。

意外な結果に…!

今回の参加者では、こどもの方が「現金」をしっかり持ちながら慎重に分散するという行動ぶりでした。親御さんの方が「ブラジル」「インド」のようなリスク資産に分散する展開に。もちろん、こどもにとって最初はよくわからなかったので「現金」という判断もありましたが、後半にかけてしっかり分散しつつも、着実に「現金」を持つ展開がみれたのは、とても意外な結果でした。


小学4年生のシート。後半にかけて分散を考えていく様子がみれます


おとな・こどもの
境界線がなくなる。

一番の感動は、おとなとこどもの境界線がなくなったことです。お父さんが「アメリカ」や「インド」といった外国に分散しようが、こどもは自分の考えで「現金」の選択をし、「なぜ、そうしたの?」といった家族の会話が双方に自然な形で生まれていました。これは、すごくいい場面でした。本当にすごいです。これぞゲームの醍醐味を感じた瞬間でした。


宝もの。

終了後、感想をききました。特にこどもの声は宝もの。「おもしろかった」「楽しかった」とその場では言ってもらえたのですが、こどもなりに気を使ったのかと思っていました。ところが、それは違いました。家に帰った後、寝るまで親子でゲームの会話をしていたという感想が翌日届きました。これには驚きと嬉しさでいっぱいに。本当にやってよかった!と改めて思いました。ひきつづき、順次開催をしていきます。


制作・プロデュース

発起人・制作:つかP
ファシリテーター・制作:おだ


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