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#0025 【日本酒】釧路の地酒「福司」@経堂「つきや酒店」

昨日は町田での仕事帰りに経堂で途中下車をして、東京で唯一、釧路の地酒「福司」を取り扱っている「つきや酒店」さんを訪問しました。

釧路で唯一の酒蔵である「福司酒造」さんのお酒は、子供のころから知っているお酒で、大人になってからは帰省のたびに釧路の魚料理と一緒に楽しんでいました。

直近では10月3日にお邪魔した「炉端とワインK」さんで純米酒をいただいたのが最後です(写真を撮り忘れていた💦)

「炉端とワインK」さんは、世界三大夕日である釧路の夕日をゆっくり眺めながら、釧路発祥の炉ばたに洋を取り入れた全く新しい炉ばた料理と選りすぐりのワインを楽しめる最高のお店です!
わざわざ飛行機に乗って、ここを目的地にしても良いお店なので、旅行先を検討している方は是非、釧路に!そしてワインKさんへ!

ということで、釧路を代表する福司さんのお酒をより多くの人に知ってもらいたい(日本酒好きに勧めたら100%の確率で「マジで美味しい!」との感想をもらいます)ので、記憶が新鮮なうちに店主にレクチャーいただいたことや私の感想をまとめたいと思います!日本酒好きの方、是非一度お試しください!(2886文字)


⚫︎釧路で唯一の酒蔵

福司酒造さんは、知る人ぞ知る釧路で唯一の酒蔵です。大自然が生み出した摩周の伏流水を使い、地元釧路の食にぴったりの、釧路の人に愛されたお酒です!

⚫︎セカンドブランド「五色彩雲」(Goshiki no Kumo)

そんな福司酒造さんが、7月にセカンドブランド「五色彩雲」をたちあげました!

▼キャッチコピー
仕込んでいるのは、100年先を想う地酒。

▼ブランド名
『五色彩雲 Goshiki no Kumo』
幸運を招く酒を造りたいという想いで命名された福司の精神を受け継ぎ、吉兆の証とされる「五色の彩雲」から付けた名前です。
仕込んでいるのは、100年先を想う地酒。
飲む人、造る人、そして地域にとっても、新たな希望となるような取り組みにご期待ください。

▼デザインコンセプト:クラシック × モダン
昔ながらの製法(クラシック)を取り入れ、 若手が醸したお酒(モダン)をデザインやパッケージングで体現。 日本酒の王道感を残しつつ、現代風に見えるデザインに。
釧路の街を象徴する「夕日」や「湾岸」「霧」など、港まち釧路の景観に映えるように設計された色を使用することで、自社の根源としている「地酒」を表現しています。

PR TIMES「仕込んでいるのは、100年先を思う地酒。北海道釧路市の酒蔵「福司」がセカンドブランド「五色彩雲(Goshiki no Kumo)」を発表。7月12日(水)販売開始」(2023年7月5日)より

SNSなどで存じ上げていたものの、10月に開催した「勝手に釧路関係案内所」の機会で福司の梁瀬さんから熱い熱いプレゼンを受け、なんとか手に入れたいと思っていました!

Nusamai(山廃純米酒)とMashu(山廃純米酒)を熱くプレゼンする梁瀬さん!
渋谷側の面々
黄色い946Tシャツが私
釧路側の面々

五色彩雲ブランドは3種類あります。
簡単に特徴と感想を。

1.Nusamai(緋色[ひいろ]ラベル)

  • 甘辛度:やや辛口

  • アルコール度数:15度

  • 日本酒度:+2

  • 酸度:1.7

  • 使用米:北海道産吟風米

  • 精米歩合:60%

感想:優しくて夕日のイメージにぴったり。山廃仕込みという文字面から受ける重厚感とのギャップが良い感じ。あまり日本酒を飲まない人でも、きっと飲みやすいのでは。絶対、刺身や焼き魚に合うし、チーズとか生ハムにも合う気がしました!

つきや酒店さんでは、在庫あと2本!
角打ちで試飲できます

2. Mashu(縹色(はなだいろ)ラベル)

  • 甘辛度:やや甘口 

  • アルコール度数:15度

  • 日本酒度:+2

  • 酸度:2.0

  • 使用米:北海道産山田錦 

  • 精米歩合:60%

感想:世界で2番目の透明度を誇る摩周の名の通り透き通った水のように飲みやすい!めちゃくちゃ清い水を飲んでいる気持ちになりました!魚料理はもちろんですが、和洋問わずに合わせられると思います!

つきや酒店さん在庫切れ💦
近日入荷予定
角打ちで試飲できます

3. Ashiri(金色ラベル)

  • 甘辛度:やや甘口

  • アルコール度数:14度

  • 日本酒度:+4

  • 使用米:吟風

  • 精米歩合:60%

残念ながら、こちらは在庫切れで角打ちでも試飲できずでした。お聞きすると白ワインのような味わいで、こちらも和洋問わず合う感じだそうです。飲みたかったー!

知識と経験がたりず、うまく日本酒について語れないので、物足りない方は、つきや酒店さんのインスタをチェックしてみてください!

⚫︎次の100年を見据えて

福司さんの五色彩雲は、次の100年を見据えてのプロジェクトだそうです。

最近は海外で日本酒が高く評価されていると聞きます。ワインのように土地土地で味わいが違ったり、多様性がある点が受けているのかもしれません。長い伝統を継承しつつ、時代の変化とともに革新をしていきながら進化していく日本酒。マジでかっこいいです。

私も令和に元号が変わった時は、令和は俺たちの世代が作る!と気合を入れていましたので、再度その意気込みを奮い立たせつつ、新しい釧路を作っていきたいと気持ちを新たにしたのでした。

⚫︎山廃仕込みについて教わりました

「山卸廃止酛仕込み(やまおろしはいしもとじこみ)」というのが本当の呼び方で、「山卸」という工程を廃止してつくった→山卸廃止→山廃。この「山廃酛」を用いて仕込むことを「山廃仕込み」と言うそうです(梁瀬さん談)

お酒造りは開放状態で行われ、雑菌が入り込む可能性があるため、「酸性に弱い」という雑菌の特性を利用し、清酒酵母には大量の乳酸を含ませて酸性化させるそうです。

これを人工的に行うのが速醸酛(そくじょうもと)で、自然の乳酸菌の力で酸性にする方法が「生酛(きもと)」や「山廃酛(やまはいもと)」だそうです。

生酛造りの「酛すり(山卸・やまおろし)」を山廃造りでは省略していますが、山卸は米麹と蒸米をすり合わせて糖化させる工程ですが、ここでの作業は大変な作業なのだとか。

また、生酛も山廃も、速醸酛と違って大量生産には向かず、気温や湿度によってダメになるリスクが高いのだそうです。ですが、釧路の冷涼な気候は清酒酵母にとって、とても良好な気候だそうで、リスクが低位で且つ安定した味わいのお酒を製造することができるのだとか。

大自然がもたらす水と冷涼な気候が生んだ福司のお酒。まさに大地の恵みです。こうした背景を知りながら、釧路の海の幸、山の幸とともに福司を楽しむのも一興ではないでしょうか。

私は五色彩雲のnusamaiとオリジナルブランドの純米酒を購入し、年末年始にゆっくり楽しみたいと思います。

ぜひ、皆さんも釧路の食材とともに福司のお酒を楽しんでください!美味しいですよー!

⚫︎五色彩雲 取り扱い店

五色彩雲の取り扱い店は、公式noteで確認できます!近所の酒屋さんにも置いてもらいたいから、試飲させようかな。

⚫︎福司オンライン販売

福司さんのオリジナルブランドではオンライン販売もありますので是非お買い求めください!

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